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知らないとヤバい⁉ちくしょう~転職だとちっちゃいプライドが転職期間を延ばす3つのポイント


転職市場は年代別に戦い方がある

転職市場といっても、最近では40才前後のミドル層まで含まれるケースが多い。
業績が伸びている会社は増員をすると、新規ポストができる。
そこへ内部昇進をすることができえれば、ミドル層の転職市場には手を突っ込まない。

失われた20年と言われる時代に、新卒採用と教育研修のツケがまわってきた。
社会とは学校ではないので自分達で上を目指すか、専門家を目指すか、
それともレールから外れてしまうかの3択を常にやっていたからである。

そうすると、管理職が残業で日付が変わるまで帰れない。
部下は上司が帰るまで帰れないという日本企業の悪しき風習がそこにうまれる。
都内の夜景は残業を虐げられている人たちが頑張っているからきれいだという人もいた。

そこででてきたのが、ワークライフバランスという言葉である。
仕事についてはメリハリを付けましょうというものである。
しかしその通りにうまくいないことが多い。

名目上は残業時間が短いですよ。ワークライフバランスをうたっているが、
実情はその分、無収入で外で仕事をしていたり、こっそり土日祝日に出勤をして補っている。
理想と現実は乖離しているものであることを認識して欲しい。

求人票の言葉には注意をしなければいけない

転職活動あるあるでもあるのですが、ちょっとみてみましょう。

1つ目は年収表記の部分について。
大抵の会社は年収表記で書いています。
そこには裏がありますから注意をしてください。

残業代実績支給とか残業代別途支給という言葉がない場合は、
その中に含まれているケースが多くあります。
そうすると現状の年収より下がってしまうケースもあるので、要注意。
残業40時間込み、60時間込みなど書いていない情報が
労働条件提示書に書かれて出てくるケースが非常に多くある。

2つ目は完全週休2日制、週休2日制との違いについてと年間休日について。
完全週休2日制については、土日が必ずおやすみということを示している。
週休2日制については、1日は固定休であり、週6日出勤の可能性もある。
代休、振休制度があるかどうかもチェックをしておこう。

職種によっては土日に出勤をすることもあるだろう。
そうした時に代休、振休があるかどうかを確認しておかないといけない。

年間休日は、次のように計算される。
年間は52週で計算をするため、52×2=104日と計算される。
夏休み、年末年始などを含めて、115日〜120日前後ある会社が多い。
祝日も15日前後あるため、119日+3日(夏休み)+5日(年末年始)だとすると127日が年間休日になる。
休日は120日以上がひとつのラインである。
多少年収が高くなるのであれば、年間休日が少ないところへの転職もいいでしょう。

3つ目が想定年収にだまされないように。
想定年収は会社で勤務をして信用貯金があって、評価された金額。
世間で言われている金額より上だの下だのいっていては転職をしないことをすすめる。
スキルアップで転職という人が多いけど、信用ゼロからなので年収のDOWN提示は否めない。

その辺は面接前に戦略を立たておかないと損をするから気をつけよう。
年収を多めにいうと、値踏みされてしまい高い年収であれば不採用になる可能性が高くなる。
年収を同等レベルでいうと、年収が下がってしまうケースがほとんどである。

逆によく考えて欲しいポイントとして上げているのが、
今の年収になるまで何年かかかるかである。
営業職などの場合はインセンティブがある会社が多いから、そこで逆転することも可能。
BackOffice系の人たちは、現状維持での転職以外、損をする可能性が高くなる。

3年で同額またはちょっと増額であれば、転職をすすめているが、
それ以外については、転職をススメない。
投資家がよくいう減価償却分も含めて計算をすることになる。

3年辛抱すれば、独立という目も出てくるし、それなりに戦うことができる。
その指針として3年と言い続けている理由はここにある。

年代別の戦い方で最高の転職を目指そうよ

25歳ぐらいまでの第二新卒枠については、ポテンシャル採用になるため、
経験値がなくても、専門性がなくても、受ければ内定をもらえる会社が多い。
育て直せばいいわけであり、3年間での減価償却を考える経営者が多くいるから。

30歳ぐらいまでの若手枠については、伸びしろがあり、専門性が問われるケースがある。
1人前として仕事をすることができるようになって、戦力化できる人材。
社畜になるぶら下がり社員はお断りであるが、やる気、前向きさで採用するケースもある。
専門性が問われてくるので、自分のキャリアをしっかりと考える必要があるのはこの時期である。

35歳ぐらいまでの中堅枠については、専門性とマネージメント力をみられている。
社会人10年戦士ともなると、専門性の知識、経験が問われることがほとんどである。
マネージメントの経験を問われるケースがほとんどである。
30〜35才になる頃から、徐々に書類選考率通過率が下がり始める頃である。
年収が高くなる時期であり、採用に慎重になる企業が増えるからである。
細かい要件定義をしており、80%以上合致しない限り採用というケースは少ない。

最近増えているのが40才前後のミドル枠である。
ココはマネージメントの経験者であり、それなりの専門性と実績を持っている人たちが揃う。
転職市場にはなかなかいないラインである。
家族を持ち、マネージメントをしていることが多いから、仕事を途中で放棄することが出来ないからである。
年収も高くなり、採用も転職も慎重になる年齢であることは間違いない。

これは広告媒体やAgentがいっている建前論の部分ですから、本音の部分である人事採用担当者からの視点については何も知らない。
なぜなら、彼らは現場に対して寄り添うのではなく、自分の成績のために転職する人をうまく利用するからだ。

会社がキャリアを保証してくれない時代

面接でよく言われている言葉。
「あなたの頑張り次第で昇進、昇給は当たり前ですし、現年収を超えるのも、超えないのもあなたが会社に対して早く順応して活躍してくれるかどうかにかかっています。」

ここから見えてくることは、あなたの頑張り次第というめちゃくちゃ抽象的な言葉である。
社内政治、パワーバランスなどを鑑みて、イノベーションを起こすことができれば評価が上がりますし、逆にあなたの才能をつぶされてしまうリスクがありますよ。と言っている様なものです。

評価方法について具体的に話ができない、仮説思考で話ができない。
社内の評価については人事評価を見ればわかるのですが、抽象的な言葉が並んでいて、具体的な言葉が並んでいない。

そうすると評価する側、評価される側で大きく見解が異なっていくことになる。
わかりやすく言うと、都合よく拡大解釈をしてしまうのでコミュニケーションのミスマッチが起きてしまう。

また、よくあるのが前任者と後任者で評価内容や約束が反故にされてしまう。
前任者のばあいについては、有利に契約をしていた内容であったとしても、後任者については、ほかの人たちと同じ条件にしてもらうことが前提となることもある。

評価内容を拡大解釈されてしまったり、約束が反故にされてしまうということについては、転職を考える1つの理由になっている。

最近増えているのが人手不足からの人事異動も発令をされることが多くなっている。
会社はあなたのキャリアを守るよりも、今現状を打開するためには何をしたらいいのかを考えている。

35歳以上でチーム内からの戦力外通告を受けてしまうとやりたい仕事ではなく、だれでもできる仕事や若手がやる仕事をやらせるケースも増えている。
そうすると自然に代謝をしていくことになるから、会社としては何の痛手もなく、他人があなたの仕事を遂行していくことになる。

その年齢もどんどん下がっており、新卒3年を過ぎたら危機感をもって今の仕事をしてほしい。
45歳前後の人たちが働かないおっさん、妖精さんなどと揶揄されるのは、やりたいことを見失ってしまって、市場価値がないため、会社にぶら下がらなきゃいけなくなってしまう人が増えている。

自己評価は2~3割増し!

人のバイオリズムというのは不思議で、絶好調もあれば、絶不調もある。
ピークをどこにもっていくのかということが重要になるのですが、人の記憶って都合のいい事しか覚えていないんです。

実力がある、仕事ができる人って思って採用をしたとしても、意外に環境適応能力がないことで、ちょっと違うなぁ~ということになると、試用期間での雇止めになり、ミスマッチになってしまう。

これって、新卒も中途も関係なく、面接をしていると自己評価から3割減で採点をしていることについては、どの会社の人事も知らない。

ミスマッチが多い会社については、3割増しという現象について理解をしておらず、経験と勘と度胸で採用をしていたり、打算的な採用をしているケースが多いので、面接を通してその会社のクセが見えてくることになる。

分かりやすいたとえが、同期で居酒屋にいって、『うちの上司はなんで俺の評価がこんなに低いんだよ!』『数字をあげているのに、相応な評価じゃないんだよ!』という具合に、くだまき八兵衛状態になっています。

こういう不満を抱えたまま、転職活動をしてしまうと大変なことになるということは気づいていません。

なぜなら、自己評価の3割増しの状態で、仕事ができる、天才なんですという自信家が転職市場に出てきても、市場価値は自分の評価の3割減ということになる。

典型的な例として挙げられるのが、企業規模、企業ブランド(上場しているかどうか、業界NO1など)、年収水準、役職の4つのポイントが問題になります。

早いうちに修正をすることができなくなってしまうと、長期間転職活動をすることになってしまうので注意が必要です。

年収1000万円だった本部長が時給2000円のコールセンターの派遣社員になっていたりするパターンはこれが9割あたります。

この事態を下げるためには、いったん自分自身の内面としっかり向き合うことはもちろんですが、成功したこと、失敗したこと、トラウマになったことなど、冷静に分析をすることが必要です。

雑談をしながら思い出すことはもちろんですが、1人でモヤモヤしながらやるよりも、誰かに聞いてもらいながら冷静に分析をする必要があるので、気をつけてください。

勢いで辞めちゃ~もったいない!

ある日突然、「〇〇さん、ちょっと…」と呼び出されて会議室に行くと、「申し訳ないけど、人事異動になるよ!」ということでいきなり人事異動の告知がその場でおこなわれる。

異動先が決まっていればいいのですが、決まっていないと地獄です。

「〇〇さん、××さんと面談をしてくれるかな⁉」と人事異動が前提になって、受け入れ先を探すために、いろいろな部署の人たちと面談をする。
受け入れ先がないとなると、コールセンターや人が嫌がる仕事の部署へ異動させることになる。

「これだけやってきたのに何でこ~なるのっ!」と怒りが沸点に達してしまって、「ちくしょう~転職だ!」となるパターンです。

会社側から見ると若手の登用であったり、適性代謝など会社の成長を見据えての配置変更なのですが、言われた本人は自己評価が低すぎて赤点だったから望まない配置換えをしたと感じてしまうことがあります。

このパターンで多いのが、転職活動をする際に視野が狭くなってしまうことが多く、同業他社やライバル会社へ転職をしようと必死になってしまう傾向が強くあります。

恨み妬みからの転職については、ハイリスクハイリターンですから、数年後に活躍できるステージがあるのかどうか、長期的な視点で成長できる場所があるのかどうかをしっかりと見極めないとミスマッチになってしまう。

不満の裏返しで意思決定はしちゃいけない!

会社に対する不満、評価に対する不満から転職活動を始めてしまうと、そうなった原因の反対側が正解と思い込んでしまうので気をつけてください。

評価に不満があった人が、実力評価をする会社に転職をしたとしても、会社への貢献度、忠誠度、成長促進など、パーソナリティーの評価が低くなる傾向があります。

自己評価は他者評価の3割増しになるため、自分が輝いていた時代を思い出し、自分はすごいんだよ!って思い込んでいると、永遠に転職先を探すことになり、ジョブホッパーになってしまいます。

また、望まない配置転換などの場合については、同業他社やライバル会社へ転職をすることで自分が評価をしてもらえると感じますが、会社としては情報をもらえればそれでいいという考え方もあるので、会社にとって貴重な情報がもらえたら、理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームで追い込みますから、またすぐに転職をすることになります。

こうならないためには、退職理由についてはいったん切り離したうえで、自分自身としっかりと向き合うことが必要になります。

退職理由を切り離すことができない状態で転職活動をしてしまうと、視野が狭くなりますし、判断基準がブレまくることになるので気をつけてください。

自分が主体的に長くモチベーションを保てる状態になるにはどうしたらいいかをしっかり洗い出して、優先順位をつけましょう。

そうすることで意思決定の際にブレずに活躍できるイメージが出来上がり、転職先でも成功をされている人が多い。


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