キャリアの棚卸しの基本は自分自身の強みをしっかりと理解していること!?
日本人の9割が勘違いをしている!?
キャリアということばを聞いた時にイメージしますか?
自分がやってきたこと、やりたかったこと、できること?
会社名、規模?などいろいろなイメージがわいてきます。
人事の仕事で、採用や能力開発という仕事をしていると、トコトン考えさせられるのがこの人にとって最高のキャリアとはなんだろうと考えることが多くなりました。
2011年までは、年間60〜100人の転職を成功させるためには、企業の人事とタッグを組んでお仕事させて頂いた結果です。
幾度となく越権行為をしてしまったり、納得いくまでぶら下がり、説得する材料を頂いたり、年収交渉など、立場が逆になった今では一歩間違えれば厄介者として出禁になってもおかしくないことをやっていたといえるでしょう。
若気の至りと言ってしまえばそれまですが、無鉄砲に候補者のためになることはなにか、企業のためになることは何かを考えた上での行為だった。
2011年の東日本大震災以降については人事としてキャリアを積んできたわけですが、人材紹介、人材派遣会社の営業さんは、手の内が全部わかっている人事担当者として仕事がやりづらい人もいたことでしょう。
数字でロジカルに詰める、候補者がいないというのはどういうことですか?などとぶら下がり、根負けをする担当者もいた件ですから。
最近ではライフワークの一環として、転職の家庭教師として20代の若手ビジネスパーソンや新卒の学生と接する機会が以前より増えている。
意識が高い系の学生と思われたくないという思いから、猫をかぶる学生が増えているのが現状です。
嫌われることやレッテルを貼られることはマイナスになってしまうと考えているからです。
就職や転職先にTVコマーシャルをやっている企業や人気ランキングの上位に入ってくる会社にいきたいと考える人がいまだに後を絶えないのは古き昭和の世界の名残かも知れません。
例えば、お祈りメールを送った学生に対して、自社製品の詰め合わせを送る食料品メーカーであったり、TVコマーシャルでよく見かける企業については、誰もがメタ認知をしている企業であり、メジャー感があり、両親やパートナー、世間体からすると聞こえがいい会社であり、安定をしているという思い込みと先入観から選択をするケースも増えています。
新卒採用の時には一度お祈りメールを送られた企業に対して、社会人として経験を積んだ上で再度チャレンジする、「リベンジ転職」ということばもささやかれる様になりました。
毎年いろいろなマスメディアが、初任給が高い企業ベスト100、ボーナスが高い企業ベスト100、生涯年収が高い企業ベスト100などといってランキングをつけていますが、ランキングの常連の会社やグローバル展開をしている企業については、人気がいまだに強くなっています。
しかし、ここ数年ですがスタートアップ企業やベンチャー企業が上場会社へ経営権を売却してしたり、自ら上場をすることで成功を得ている人が増えてきています。
ビジネス系のソーシャルネットワークのウォンテッドリーがいい例です。
求人広告とソーシャルネットの間で採用活動をしているのが現状です。
認知をされることになり、いろいろな企業で導入されていくことになり、ソーシャルネットでつながっている友達の会社が採用情報を載せたり、応援をしたりするとメールが届いたりする。
上場にあたってはいろいろなことが囁かれましたが、無事に上場をしています。
またそれとともに、数億円単位の資金調達を成功させているため、ベンチャー企業やスタートアップ企業への就職、転職希望者が増えていることありますが、フリーランスになる選択や起業に関する相談を受けることも増える様になりました。
大手企業であっても、スタートアップ企業、ベンチャー企業にとっても、採用についてはシビアです。
新卒採用についてはいまだに母集団形成をして、数の論理で採用をしている企業が多く存在をしていますが、最近では中途採用並みに厳しい採用基準を設ける会社も増えています。
会社に対してどのように貢献をしてくれるのかということをシビアに判断をする企業が増えています。
メルカリの新卒初任給の一律支給の廃止もこれが原因かと推測されます。
採用をすることは投資であり、会社の資源であるから、能力差があると仮定した場合一律支給でいいのだろうか。
投資に見合うリターンがあるのであれば、一律にする必要はないということになります。
能力差を見るために内定者アルバイトをしてもらって、チームで評価をして初任給を設定する。
今までの考えではでてこなかったことであり、競争原理を働かせる事によって、自然と人材育成を促す要素があります。
憧れる会社で働きたいというのはわかりますが、情で判断をすると雇用のミスマッチに繋がる可能性が大きくなります。
憧れる会社、業界で働きたいというのは、志望動機としては脆弱です。
企業に期待をするのはやめて、自分の能力、強みは何かということを把握しておくことが就職、転職を成功させるコツでもあります。
主体性をもって転職活動をすることがポイント!
意外にも最近増えているのが、企業からしてもらうことに対してばっかり期待をしてしまうケースです。
はっきりいうと他力本願での転職をするということは、リスクが非常に大きいということを認識してほしいですね。
どんな案件を紹介してもらえるのか
オファー企業の年収レンジと提案ベースでの実例
福利厚生については整っているのか
入社後にどんな教育制度があるのか
ストップオプションはつくのかどうか
退職金はあるのかどうか
人材会社も企業人事もこういうことを気にする人というのはあまり採用したくないというのが実情です。
求人票に書かれていることやお話できることはお伝えをさせていただきますが、求人票の内容がすべて正しいとは限りません。
なぜなら、面接をしている時に即戦力として活躍ができる可能性があり、それを実証することができれば、年収の上限を越えることもよくあることです。
この条件を引き出すためには、面接の中で相手にプレゼンテーションをする必要があります。
つまり「私を採用したらここのコストをカットすることができます」、「このノウハウを利用して業務改善ができます」など、自分のスキルと企業が求めているスキルが合致する必要があるからです。
企業の経営者や人事としては、仕事ができない人については低賃金で働いてもらい、仕事ができる人については給与水準を見直して、前年度年収よりも高い年収を提示して、心地よく働いてもらいたいと考えています。
給与にかなうだけのスキルがあるということがプレゼンテーションできれば、年収もアップする可能性があるということです。
成功する人の特徴とは!?
転職をしても成功する人の特徴としては、企業側の視点に従って、適切に自分のスキルについてアピールをすることができることです。
しかし、そうは言っても、自分の強みがわからないとか、やりたい仕事がないという人も多いのです。
次の点に絞って、自己分析をすすめてみるのはどうでしょうか。
今までやってきた仕事についてピックアップをして、実績を記入してみる。
どういう点で自分が会社に貢献できるのか?客観的に見極めてアピールをしてみる。
1人でやっていても正しいかどうかはわかりませんので、人材紹介会社の登録時にコーディネーターに対して実験をしてみるというのも1つの方法ですし、利害関係のない第三者にやってみるというのも1つの手段です。
そうしてブラッシュアップをしていくことをオススメしています。
例えば営業職の場合。
大手企業に対して無形商材である◯◯を平均単価××万円で販売し、月平均◯◯円の売上。
部署内でもトップを争うことが多くありました。
この件については御社でも活躍できる汎用性のあるスキルだと自負しております。
というようにまとめるのがいいのですが、年度によって目標数値もがいますし、売上も変わってくきますので、○○万円〜○○万円、目標達成率○○%〜○○%というようにまとめてみましょう。
面接で話す際には単価がどれぐらい、平均成約件数がどれぐらいというように数字でより具体的に話ができるようになるといいでしょう。
自己PR力はこれから必要なスキルの1つ!
日本人は謙虚なあまり自己PRが苦手と言われています。
しかしこれからの時代さりげなく自己PRする力を身につけておくことが一層大事になります。
自己PRは準備や練習によって強化されます。自己PRのアドバイスもしております。
それは面接対策ということにとどまらず、ビジネスパーソンに必須のスキルだと考えているからです。
面接に受かることが目的ではなく、転職後に成功していただきたいため、必要に応じて、自己PRのアドバイスをしております。
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