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ハラスメントと言われない!?コミュニケーションの4つのポイント

若手にとって上司とのコミュニケーションが取れていない!?

いろいろな企業で最近問題になっているのが、コミュニケーションの取り方です。

最近ではちょっとした認識の違いでハラスメント案件になるようなコミュニケーションのとり方をする人がいるため、人事としてはハラハラすることもよくあります。

5月のゴールデンウイーク明けから新卒研修が終わって仮配属をされる期間がはじまります。
そして、7月以降には本配属をする企業が9割あります。


そこで社会人2年目、3年目の社員を集めて、教育係としての研修をする会社もあります。

そこで3×3マスの表を9つ用意して、マンダラーチャートを使いながら、
入社から現在までのことで、「自分のキャリア」についていろいろと書き出してもらいました。

成功体験、失敗体験、その時の考え方、上司の指導法、先輩の対応などいろいろと振り返ってもらいました。
そのエピソードからPDCAを回すことや1つ上の立場から仕事を見るということをやりました。

同期と一緒に集まるのは入社研修以来で、いろいろな話が飛び交っていた。
そして研修講師としては新卒ちゃんが少したくましく見えたのはほかでもない。

どうしようという不安が表情に出て、研修では自分が出来ないことにイライラした社員も、新人賞レースでトップ争いをするぐらいまで成長したことは非常に嬉しい事です。

研修終了後に自発的に集まった社員から、いろいろな感想を聞かせてもらうことができました。

「本当は不安で不安でしかたなかったけど、同期と一緒に話ができることによってまた自信を持つことができました」
「自分が悩んでいることが、同期と一緒だったことで解決方法が見つかりました」などと話をしてくれた。

つまり、同期となら本音で話をすることができるというヨコのつながりの重要性に気付いた瞬間でもありました。

上司や先輩社員には本音で話をすることができないという現状がそこにはあるのではないかと感じた。

同僚が何人いようとも同じ悩みを持っていることに気づかずに、ひとりで抱え込んでしまって、退職をすることも多くあるのではないかという危惧がそこにはあります。

この4つの違いを正確に理解すること

コーチング、カウンセリング、ティーチング、傾聴の違いをわかっていますか?

まず、先輩社員や管理職の人たちは、チームメンバーに対してちゃんと話を聞くことをやってください。と言いたいんです。

最近ではメールやソーシャルネットが発展しているため、メールやメッセージでホウレンソウをする人たちが多くなっていますが、

それだけではコミュニケーションをとっているといえないのが現状です。

また、先輩社員や管理職の人が新卒ちゃん達から相談を受けると、真剣に耳を傾けることはせずに、話を適当に流しながら、自分達の若い頃はなどと若干お説教じみたことをすることが多いため、本音で話そうとする新卒ちゃんが少なくなってしまったのではないかと考えられます。

まずは些細な事でも構いませんから、新卒ちゃん達とコミュニケーションを取りましょう。
ちょっとした一言で新卒ちゃん達も不安がとれていき、徐々にココロを開いてくれるでしょう。

例えば、「おはよう!昨日遅かったけど、大丈夫だったか?」とか、「朝早く来て感心するなー。」とかちょっとした事でも褒めてあげたり、心配をしてあげましょう。

私はマネージャーをやっている時には、15時から17時について週2日ほどスケジュールを明けていました。

ここは社内にいて会議室を確保しておいて、自分の部下が出入りしやすい様に何でも相談室という時間を設けていました。
なぜそういうふうにしたのかというと、狙いは2つありました。

1つ目はできるだけストレスや不安を取り除くことで、仕事に集中をしてほしいということ。

2つ目はどんなことで躓いているのか、どんなことで悩んでいるのかを把握することによって、人材育成のヒントとすることができるということ。

部下がどういうキャリアを考えているのか、そのためには何が足りないのかなどを把握しておくことで、社内調整をすることが事前にできるというメリットもそこにはあった。

そうすることによって、率先して動き出すメンバーもいたり、私がアポイントでいない時は、代わりに所属長がしっかりと相談をしていたりするがあったりして、チームの結束力と育成が順調に回り始めた。

若手の悩みについては限界がある

若手の悩みについては、把握するのには限界があると言い続けています。
経験を積んできた人たちにとっては、取るに足りないことだからです。

経験を積んでいるからこそ簡単にできてしまうことで新卒ちゃんたちが立ち止まっていることがあったり、悩んでいたりすることが非常に多いからです。

しかし、これをバカにしたり、じぶんの経験論を演説してはいけません。

自分が新人だった時代を思い出すと、今では簡単にできることでも当時は悩んでしまったり、当たり前のことでも不安になってしまったりすることがあったことを思い出してください。

研修が終わったあとのアンケートにはいろいろな意見が寄せられていました。
私はPDCAのdoだけを追ってきたから自分が成長をしていないということに気づきました。

一つの失敗で気持ちが大きく揺らいでしまったので、自分自身をコントロールすることができなかったことに気づきました。

まだまだ仕事に慣れていない、修羅場をくぐっていない新人ちゃん達にとっては、しんどい経験をしている途中なんです。

早く一人前になりたい、早く戦力として認めてもらいたいという気持ちで進んでいる状況なんです。

小さなミスでも、瞬間湯沸し器のように激怒されてしまうと萎縮してしまうんです。

そうすると、相談しにくいな。失敗する前にいろいろな相談をしたいけど、
また何か言われるんじゃないかとビクビクしています。

これに対して場数を踏んでいる先輩社員や管理職にとってはシンプルにアドバイスをすることができます。

しかし新人ちゃんの理解力には個人差があるので、中学生でもわかるレベルでアドバイスをすることも必要です。

専門用語や業界用語は当たり前に使ってはいけません。
勉強している新人ちゃんと何もしていない新人ちゃんでは響き方が違いますから。

知ってて当たり前、お前のために時間を割いているんだという上から目線はやめてください。

前に向かってチャレンジすることはいいことですが、Doだけでは血となり骨となることはなく、チェック、アクションをすることで後に、血となり骨となることになることができるんです。

普段から成長中であり、着実にステップアップしていることを伝えることがポイントです。
非難、無視ということは絶対にしないようにしましょう。

ここでは賞賛することによって、モチベーションをアップさせることで戦力化していくことを考えましょう。

部下の相談を真剣に聴いていますか??

絶対にやってはいけない対応の例を上げていきます。
日々の対応について見つめなおしてほしいことでもあります。

部下が挨拶をしている時に顔を合わせず、仕事をしながらやっていませんか。

眉間にしわを寄せていませんか?
電話を投げて切っていませんか?

相手の話をちゃんと聞いていますか?ということなんです。
1対1で話をすることも必要ですし、人前より会議室などで話をしたほうが良い場合など、いろいろな対応をする上でちゃんと考えてフォローをしてほしい。

部下のフォローの仕方は本当にシンプルなんです。
1:傾聴して話を聞くこと。
2:必ずフィードバックをすること
3:質問をすること
4:仕事の意味を伝えること
5:プロセスを評価すること

傾聴するということは部下の話をちゃんと聞いて、ちゃんと解決策を出してあげること。
何が正しくて、何が間違っているのかがわからない新人ちゃんの話はアタリマエのことですが、右から左へ受け流しながら話を聞いては意味がありません。

ですので、ちゃんと聴いていますよという姿勢を見せる必要があります。
そのためには何かをしながら聞くのではなく、ちゃんと時間を割いて丁寧に聴くことが必要なんです。

この姿勢があなたの評価にもつながります。
部下がこの人のしたで仕事をしたい、キャリアを積みたいということになれば、チームとしての爆発力はハンパないものになります。



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