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知らないとヤバい⁉サバイバル時代のキャリアの3つの作り方


過去は消せないもの。未来は自分が作るもの。

終身雇用、年功序列が崩壊しているにも関わらず、帰属意識を求める面接官は多いんです。
そのため転職回数が多い人については次のような質問をすることになります。
「転職回数が多いのが気になりますが、あなた自身ではどのように考えていますか?」
「あなたはなぜ、転職を繰り返してしまったのでしょうか?」などという質問をする。

ここではわざとストレスを与えることであなたの反応を見ているということを忘れないで下さい。
態度が顔に出やすい人というのは損をします。
腹が立つ事やムカつくことを言われてしまうと、表情が曇ってしまう。
これでは面接官の思い通りになってしまい、重箱の隅をつつく質問を繰り返す嫌がらせを受けます。
面接が終わった瞬間に、こんな会社に誰が入りたいかと思うかと思ってしまうこともあるでしょう。

ここで求められているのはオトナとしての対応力を持っているかどうかという点になります。
顔色一つ変えずに、ポーカーフェイスでちゃんと冷静に答えることが求められます。
怒ってしまったら今までのポイントをすべて失うことになりますから注意してください。

転職回数が多いことに対する質問についての意図としては、入社をしてくれたあと、数ヶ月や数年で辞められることについて心配があるからです。
採用コスト、教育コストなどを鑑みると3年以上勤めてもらいたいと考えているからです。

採用は投資という言い方をすることがよくあるのですが、投資をしたら回収をすることになります。
短期間で結果を残せる人であれば、回収期間は短くて済みますが、そうでない場合は時間がかかります。

退職理由や業務内容に一貫性がないことがわかると、何をやりたい人なのだろうかという疑問が湧いてきますし、人間関係が原因になることがあると、採用したらハレーションが起きるのではないかと推測をしてしまいます。

そういう疑問や推測をされてしまうと、大幅な減点となり不採用になる確率がグッと上がります。

過去については消せませんので、事実を認めることを忘れないようにしましょう。
そして冷静に将来の展望について話をすることがここでのポイントになります。

将来の糧になると思って前向きに答える

私もよく質問をしていることが「つまならい仕事をどのようにこなしますか?」という質問です。
これはコミュニケーション能力を確かめるためにも有益な質問なんです。
ここにトラップが仕掛けられていると考える人はあまりいないからです。

面接官はこの質問を通してあなたの仕事の価値観を聞きたいと考えています。
ここで「つまらない仕事」と聞いて、「つまらない仕事でも何でもやります」と即答した応募者は確実に不採用になる確率がドッカ~ンと上がってしまうだろう。

トラップが仕掛けられているといった理由がここにあります。
面接官はあなたがつまらない仕事という抽象的な言葉に対して、どういうイメージを持っているかを聞きたいんです。

つまらない仕事に対してどのように取り組んでいくのかということを質問していますから、
つまらない仕事のイメージとどのように取り組んでいくのかを明確に答えることができなければいけません。

例えば「お茶くみの仕事はつまらない仕事に入るかも知れませんが、
来客されたお客様の顔色をみたり、ちょっとした会話の中からいろいろと体調のことを考えて、ハーブティー、アロマ、漢方などで体調を整えてもらえるように努力をしてみます。」などと
前向きに貪欲にいろいろとやることについてアピールをしなければなりません。

この質問のもう一つのトラップはチームワークがあるかどうかを見ることができます。

上司や先輩が忙しい時にフォローに入ることができるのか、苦手な資料作りをしたりすることができるのかなど、いろいろなことを想定しながら回答をする必要があるので、事前にキャリアの棚卸しと自己分析をしておく必要があるんです。

本音と建前を使い分ける

中途採用の面接をしていると気づくことがあります。
退職する理由というのは必ず聞くことが常套手段になっている。
企業の人事と言うのは、ネガティブはイエローカードとして、話を盛る、ウソをつくという行為はレッドカードとする。

しかし、判別できないこともある。
そういう時は違う角度から質問をすることがよくある。
年齢を重ねている人というのはこれもかいくぐってしまう。
特にプレゼンがうまい人や人を巻き込んで仕事をしていたプロデューサータイプ。
そこはグレーゾーンであり、評価についても部分点をつけることがある。

なぜ、中途採用の面接で退職理由をポジティブにいうことや、我が事として前向きに退職理由を言わなければならないのだろうか。
それは逃げの転職をした人は活躍できないという先入観があるからだ。

一度逃げることを覚えてしまうと、また壁にぶつかると逃げてしまう。
そうすると転職を繰り返すジョブホッパーとして感じてしまう。

企業と従業員についてはトレードオフの関係がある。
正社員として雇用をするので、長時間労働、理不尽な異動、
会社のわがままを聞いてくれという主従関係が成立している。

「逃げ」の要素がない転職は存在しない

採用面接でポジティブな転職理由を言わなければいけないというのは、トレードオフの関係があることを暗黙の了解としている点がある。
日本企業はマルチタスクでゼネラリストを育成をしたがる。
特に10年以上の歴史を持っている企業に多く見える。

しかし、時代はスペシャリストを育成することが求められている。
3年に1回のジョブローテーションがあるのは、プロスキルを身につけるには10000時間で約3年かかるという先入観、思い込みからである。

これだけ時代の流れが早くなっているにもかかわらず、ゼネラリストを育成している時間はないというのが結論である。

それでも人事や面接官の考え方は三丁目の夕日のような高度経済成長期から何も変わっていない。

即戦力を求めているというのは、企業文化にマッチする人を探していますと言っているようなものであり、企業の文化にマッチをしなければ、どんなにいろいろなスキルを持っていたとしても採用をしない。

つまり、面接官の経験則から自分の部下にしやすいタイプ、従順なタイプを採用することが多い。

そうするとミスマッチが起きる理由というのは、面接の場でお互いが見抜けなかった場合です。

仕事のやり方や上司の考え方というのは仕事をしながら見ていくことが多いので、試用期間の3ヶ月、6ヶ月の間で判断をすることが必要になる。

上司と部下の関係になった途端に、豹変をする人もいる。
面接の場合はお客様扱いで、部下になった瞬間から自分の手足としてつかう上司もいる。
考え方や価値感に相違があるため、お互いの評価は最悪である。

こういう時の転職となると在職期間が短いため、企業人事もマイナスに評価をする。

そこで人間関係が原因であるということになるとジョブホッパーになる可能性が高いと判断をされる。

しかし、私から言わせてもらうと、人間関係で無理をすることはやめたほうがいい。

ココロを蝕み、カラダに異変がでてしまうことになり、その後の社会人生活にも影響が出てしまうから。

逃げの要素が全くない転職は存在しないことを面接官は暗黙の了解している。

もっと大きな仕事をしたい、キャリアアップしたいからというある意味で前向きな転職理由をいう人もいるが、今の会社で自分が考えているキャリアに合わせることができないから転職をしたいという本音もある。

会社の信用預金が溜まっていないから、自分がやりたい仕事につけないことを棚に上げていることも気づいている。

面接官はレッテルを貼りたがる

ブランクが空いているから即戦力にならないだろう。
転職回数が多いからストレス耐性がないひとだろう。
何か目標を見つけたら独立するんじゃないだろうか。
というように、重箱の隅をつつく様にいろいろなレッテルを貼りたがる。

面接官も応募者も若手、ミドル、ベテランでは対応も違う。
応募者については年齢を重ねるほどプレゼンテーション能力が高くなり、
ウソとはいいませんが、話を盛っても気づかないぐらいの話術を持っています。
応募者に合わせて面接官を合わせていかないとそういう細かい点を見ることができません。

昔から新卒採用で使われているのが、学歴フィルターというものです。
ネットでも有名になりましたが、日本郵便株式会社が東大卒であれば会社説明会がオープンになり、日東駒専レベルでは会社説明会がクローズになっているということがありましたね。

会社の採用方針として国公立大学のみ、早慶上智レベル、日東駒専レベルなどはっきりと言っている会社が多い。
ホームページに採用のページがありますから、そこに出身大学校が書いている企業は学歴フィルターがある可能性が高い。

理由は国公立大学、早慶上智レベルであれば、地頭力があるという思い込みと、ネームバリューを使えるからである。
知らない会社でも同じ大学の出身者がいると妙に親近感が湧くことになる。
そしてクチコミの宣伝になるからグーグル先生で上位表示に自然と切り替わることができる。

企業にとってのメリットが大きいことが注目をされる。
このようなことが中途採用でも暗黙の了解としてルール化されているものがある。

暗黙の了解でバッサリと斬りまくる

日本企業の採用には暗黙の了解というものがある。
それは転職回数である。
一般的に言われているのが、30歳で3回、35歳で5回が限度であるということ。

それ以上になる場合についてはWEBレジュメの段階で問答無用に不採用にする。

IT業界など一部の業界ではこの定説を崩し始めている企業が多くなってきているが、ほとんどの企業の採用担当者が暗黙の了解として認識をしていることである。

なぜ、そういう暗黙があるのかというと、
1企業3年以上いないと仕事を覚えられないという思い込みと先入観からである。

これは新卒で入ったことのある企業または次の企業で3年以上経験していないと難しいかも知れない。
社会人の基礎を学んでいなかったりすることもありますから。
採用基準は即戦力ということになるが面接で見抜けるだけのスキルを持った面接官はほとんどいない。
面接は相性が9割と言い続けている理由にもつながる。

採用基準も明確化しておらず、感覚で選んだ応募者について採用、不採用の理由をあとからつける。
時には理解し難い理由をつける時がある。
「今回求めているスキルよりオーバースペックですから」とか、
「今回求めているポジションのレベルよりはるかに上をいっていそうですから」など、
はっきり言って、面接をしていないのにもかかわらず、何を言っているんだということもよくある。
これについては採用担当者には決済権がないため、上司や採用部署の所属長がNGと言ったから、
無理矢理理由をつけたんだろうって考えることもよくあります。

決済権がない採用担当者ですが、採用責任は負わされてしまうのが日本企業です。
一刻も早くスカウト担当、プロとしての採用を育成することが急務ではないだろうか。
採用業務は経営者と人事がハイブリットで考えることですから、
決済権を与えることによって、自由な発想や枠をはみ出す力が発揮されるのではないだろうか。

どんな理由があるにしろ今の職場には自分で変えられない要因があるのであれば、転職をするという考えが出てくるのは自然の考えではないだろうか。

「冷飯を食わされるぐらいなら、即刻逃げるべき」

「逃げ」の転職者からも「逃げたおかげで今すごくいい環境で働いている」という声もある。

逆に周囲は逃げていったのに、自分だけが取り残される形になり、心のバランスや体調を崩した人もいる。

ブラック企業に就職して、ひどい環境で働いていても、本人がその異常性になかなか気づくことができない、と言うのはよくある話である。

そのため、「ブラック企業で働くことはキャリアのムダになる可能性が高い。」

「時間は有限であり、ある程度のところで損切りをすることも考えないといけない。」

「勇気ある撤退も戦略のうち」ではないだろうか。

しかし、現在の転職市場では逃げる転職理由については受け入れられないのが現実。

自分を守るために正しいことをしたとしても、世間の評価は冷たいということ。

これが覆せるのは圧倒的な実績を残していることである。
その実績経験から裏付けされるスキルについてプレゼンをできるのであれば、採用してもらえるチャンスが回ってくる可能性がある。

面接での立ち振舞が勝負を決める

転職の面接では正直に退職理由を伝えることはマイナスの評価になります。
面接担当官によっては一発レッドカードものである。

忍耐力がない、社会人としての適性に欠けるなという偏見な目で見られてしまいます。

最も、面接では退職理由を正直に話すことはないので、タテマエでつくった退職理由をいいましょう。

自分ができる事、これからしたいことを丁寧に話をしていくことが必要でしょう。

大事なのは長期的なキャリアを築くためにはどうしたらいいかを考えることです。

自分に合わない環境で仕事をするのは心のバランスやカラダのバランスを崩すことになり、元も子もないということにならないようにしないといけません。

やはり生き残るためにはどういう戦略を考えるかということに重きをおき、
逃げる転職をしてもいいというのが一番正しいと思うようになった。

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