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今さら聞けない!?サバイバルキャリア時代のキャリアの棚卸しのセブンルール

本音と建前を使い分ける

中途採用の面接をしていると気づくことがあります。
退職する理由というのは必ず聞くことが常套手段になっている。
企業の人事と言うのは、ネガティブはイエローカードとして、話を盛る、ウソをつくという行為はレッドカードとする。

しかし、判別できないこともある。
そういう時は違う角度から質問をすることがよくある。
年齢を重ねている人というのはこれもかいくぐってしまう。
特にプレゼンがうまい人や人を巻き込んで仕事をしていたプロデューサータイプ。
そこはグレーゾーンであり、評価についても部分点をつけることがある。

なぜ、中途採用の面接で退職理由をポジティブにいうことや、我が事として前向きに退職理由を言わなければならないのだろうか。
それは逃げの転職をした人は活躍できないという先入観があるからだ。

一度逃げることを覚えてしまうと、また壁にぶつかると逃げてしまう。
そうすると転職を繰り返すジョブホッパーとして感じてしまう。

企業と従業員についてはトレードオフの関係がある。
正社員として雇用をするので、長時間労働、理不尽な異動、
会社のわがままを聞いてくれという主従関係が成立している。

「逃げ」の要素がない転職は存在しない

採用面接でポジティブな転職理由を言わなければいけないというのは、トレードオフの関係があることを暗黙の了解としている点がある。
日本企業はマルチタスクでゼネラリストを育成をしたがる。
特に10年以上の歴史を持っている企業に多く見える。

しかし、時代はスペシャリストを育成することが求められている。
3年に1回のジョブローテーションがあるのは、プロスキルを身につけるには10000時間で約3年かかるという先入観、思い込みからである。

これだけ時代の流れが早くなっているにもかかわらず、ゼネラリストを育成している時間はないというのが結論である。

それでも人事や面接官の考え方は三丁目の夕日のような高度経済成長期から何も変わっていない。

即戦力を求めているというのは、企業文化にマッチする人を探していますと言っているようなものであり、企業の文化にマッチをしなければ、どんなにいろいろなスキルを持っていたとしても採用をしない。

つまり、面接官の経験則から自分の部下にしやすいタイプ、従順なタイプを採用することが多い。

そうするとミスマッチが起きる理由というのは、面接の場でお互いが見抜けなかった場合です。

仕事のやり方や上司の考え方というのは仕事をしながら見ていくことが多いので、試用期間の3ヶ月、6ヶ月の間で判断をすることが必要になる。

上司と部下の関係になった途端に、豹変をする人もいる。
面接の場合はお客様扱いで、部下になった瞬間から自分の手足としてつかう上司もいる。
考え方や価値感に相違があるため、お互いの評価は最悪である。

こういう時の転職となると在職期間が短いため、企業人事もマイナスに評価をする。

そこで人間関係が原因であるということになるとジョブホッパーになる可能性が高いと判断をされる。

しかし、私から言わせてもらうと、人間関係で無理をすることはやめたほうがいい。

ココロを蝕み、カラダに異変がでてしまうことになり、その後の社会人生活にも影響が出てしまうから。

逃げの要素が全くない転職は存在しないことを面接官は暗黙の了解している。

もっと大きな仕事をしたい、キャリアアップしたいからというある意味で前向きな転職理由をいう人もいるが、今の会社で自分が考えているキャリアに合わせることができないから転職をしたいという本音もある。

会社の信用預金が溜まっていないから、自分がやりたい仕事につけないことを棚に上げていることも気づいている。

どんな理由があるにしろ今の職場には自分で変えられない要因があるのであれば、転職をするという考えが出てくるのは自然の考えではないだろうか。

「冷飯を食わされるぐらいなら、即刻逃げるべき」

「逃げ」の転職者からも「逃げたおかげで今すごくいい環境で働いている」という声もある。

逆に周囲は逃げていったのに、自分だけが取り残される形になり、心のバランスや体調を崩した人もいる。

ブラック企業に就職して、ひどい環境で働いていても、本人がその異常性になかなか気づくことができない、と言うのはよくある話である。

そのため、「ブラック企業で働くことはキャリアのムダになる可能性が高い。」

「時間は有限であり、ある程度のところで損切りをすることも考えないといけない。」

「勇気ある撤退も戦略のうち」ではないだろうか。

しかし、現在の転職市場では逃げる転職理由については受け入れられないのが現実。

自分を守るために正しいことをしたとしても、世間の評価は冷たいということ。

これが覆せるのは圧倒的な実績を残していることである。
その実績経験から裏付けされるスキルについてプレゼンをできるのであれば、採用してもらえるチャンスが回ってくる可能性がある。

面接での立ち振舞が勝負を決める

転職の面接では正直に退職理由を伝えることはマイナスの評価になります。
面接担当官によっては一発レッドカードものである。

忍耐力がない、社会人としての適性に欠けるなという偏見な目で見られてしまいます。

最も、面接では退職理由を正直に話すことはないので、タテマエでつくった退職理由をいいましょう。

自分ができる事、これからしたいことを丁寧に話をしていくことが必要でしょう。

大事なのは長期的なキャリアを築くためにはどうしたらいいかを考えることです。

自分に合わない環境で仕事をするのは心のバランスやカラダのバランスを崩すことになり、元も子もないということにならないようにしないといけません。

やはり生き残るためにはどういう戦略を考えるかということに重きをおき、
逃げる転職をしてもいいというのが一番正しいと思うようになった。

3ヶ月に1度はキャリアドックをしてください

これは常に言い続けていることです。
なぜかというと「ちくしょう〜!転職だ!」って思い立ってから、転職活動をするよりも効果的だからです。

「心・技・体」が揃っていないときの転職はハイリスクローリターンだからです。

「仕事を辞めて新しい仕事をする」という気持ちになると、今の会社より条件が良ければいいということになり、どうしても目の前の環境しか見ていないため、中長期的なキャリアについてはしっかりと見ていないことが多くあります。

そうすると入社した後に「えっ!こんな会社はずじゃなかった!」とか、「前の会社のほうがよかったかも…」と後悔をしても、後の祭りですから。

面接でスキルが不足しているにも関わらず、話を盛って自分を大きく見せてしまったあまりに、入社後に潰れてしまう人も最近は増えています。

プレゼンテーション能力が高ければ、面接をクリアすることもでき、企業のハードルも高くなっています。
入社した後にパフォーマンスが発揮されないと、「やばい!高い買い物をしたかもしれない」と言われてしまうと、試用期間の延長、雇い止めになるケースも増えています。

特に大手企業でいろいろな実績を遺した人が中小企業やスタートアップ企業に転職をされると、何役もやらなければならないのに関わらず、大手企業の肩書にぶら下がってしまって、歩調がぶれてしまい戦力外通告をされるケースも最近増えています。

コロナショックになり、在宅勤務になっている方も多くなっていますから、体調管理、体内時計の管理をちゃんとしておかないと、出勤になった際に体内時計が狂ってしまい、寝不足、催眠負債が増えていくと、顔に出てしまうので、体調管理については常に気をつけておかないとなりません。

これからの時代はいつでもどこでも転職をする準備をして、タイミングを見た上で転職をするのが当たり前の時代になってきます。
そこで今回はキャリアの棚卸しについて簡単にお話をさせていただきます。

キャリアの棚卸しはこの3つを押さえろ!

キャリアの棚卸しというと、転職サイトの入力項目が思い浮かんでしまって何がなんだかモヤモヤしてしまうことがよくあると思います。
ここでいうキャリアの棚卸しとは、「仕事の経験を振り返ってみて、習得したスキルや原体験について言語化をすること」なんです。

転職活動をする際に「何がしたいのか」「何をやりたいのか」「どんなキャリアを進みたいのか」など未来から逆算して来る方法で考えてしまうため、モヤモヤしたまま、やみくもに時間だけが過ぎてしまって、「転職活動」=めんどくさいということになってしまいます。

だからこそ、最初にやってほしいのがキャリアの棚卸しなんです。
しかもこの3つにフォーカスをすることでフレームが出来上がり、それに付随する原体験を言語化することができれば、転職サイトの入力項目のような複雑なものでも簡単に記入することができちゃうんです。

キャリアの棚卸しで言語化してほしい3つのポイントは…
1:テクニカルスキル
2:ポータブルスキル
3:興味や関心

その1:テクニカルスキルを言語化してみよう

特定の業界や職種で必要とされる能力のことで、求人票に掲載されている「○○経験☓年以上」の○○に入るものを経験してきたことを思い出しながら書き出してきましょう。
(例)法人営業○年、個人営業○年、フロントエンドエンジニア○年、人事○年、宣伝広報○年、マーケティング○年、WEBデザイン○年…

今までに経験してきたことをすべて書き出してみましょう。
実務経験ゼロのものについては書かないように注意をしてください。
また、デザイン系の仕事の場合についてポートフォリオがあるとより説得力が増すので、WEBに公開できるもの、面接用に持参するものなど、権利関係に注意をしながら出せるようにしておくと便利です。

その2:テクニカルスキルからポータブルスキルを言語化してみよう

テクニカルスキルからポータブルスキルの順番で振り返ることが必要になります。

ポータブルスキルについては求人票に書かれておらず、特定の業種・職種・時代背景にとらわれない能力で仕事上得られたスキル。
経験上では言い切れないスキルのこと。
(例)営業力、マネージメント力、統率力、牽引力、交渉力、傾聴力など

テクニカルスキルについては、求人票に書かれてる「○○経験☓年」以上の○○に入る部分です。

ポータブルスキルについては具体的に「○○経験☓年以上の経験」では言い切れないスキルのこと。
(例)営業力、マネージメント力、統率力、牽引力、交渉力、傾聴力など

ポータブルスキルに関しては自分で自信が持てるかどうかが重要になるので、同期、先輩後輩、上司や取引先の商談相手などにインタビューしてみるとわかることです。

LinkedInにあるこのスキルについて推薦できる機能のように、あなたのスキルを推薦してくれそうな人に聞いてみるといいかもしれません。

その3:スキルと興味と関心のつながりを考える

興味や関心については、スキルや知識とは関係なく、根底にある価値観のことであり、「好き」「嫌い」「得意」「不得意」に分けて書き出してみましょう。
スキルとは一旦切り離して考えてください。
(例)人と関わる仕事が好き、細かい仕事が好き、企画することが好き…

ここで書き出したスキルと自分自身が興味を盛っていることや関心のつながりについて考えてみましょう。
つながりから今後伸ばしたいスキル、深めたいスキルが見えてくるかもしれません。

例えば、人と関わる仕事が好きだから、傾聴力を深めて問題解決力を身についけることでいろいろな職種のベースになるのではないだろうか?
または思考をすることが得意だから今後は言語化する力を身につけようなどと、今持っているスキルと関心、興味を持っていることをかけ合わせると、今の仕事について俯瞰的にみることができ、自分自身の中で新しい目標ができることがよくあります。

この3ステップを行うことで、ご自身は何ができるのか、何を大事にしているのかが明確になります。
これらを踏まえて、今後何がしたいのか考えてみましょう。

この3ステップを行うことで、ご自身は何ができるのか、何を大事にしているのかが明確になります。
これらを踏まえて、今後何がしたいのか考えてみましょう。

ここでできたことを職務経歴書や転職サイトの入力項目に反映をすることができれば初手としてはいいでしょう。
書類選考通過率、面接通過率などを見ながら、企業が求めている共通点を見つけることができるようになったら、どんどんリライトしていくことをオススメします。

職務経歴書に反映させるときは、希望する業種、職種にあわせて軸を決めましょう。
同業種、同職種への転職を希望する場合:軸はスキル
未経験の業種、職種への転職を希望する場合:軸は興味・関心

ぜひ、「年度末」「半年に1回」「3ヶ月に1回」「月に1回」などのように、定期的にキャリアの棚卸しの時間を設けることをおすすめします。

キャリアの棚卸しが終わったら、転職サイトに入力をしてみて、企業や人材ビジネス会社からのスカウトメールの件数が変わるかもしれません。

世の中は目まぐるしく変化していきます。
昨日まで必要だったスキルが今日は必要でなくなるということも起こりえます。

そこで、ご自身が何を大事にしているのか、何が好きなのかが重要になってきます。
例にあるとおり、単純なことで構いませんので、まとめてみましょう。

ぜひ、ご自身の職務経歴書を見直し、
キャリアの棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。

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