知らないとヤバい⁉ミドル、シニア世代の転職には戦略が必要になる3つの理由
想定しないといけないのが、最悪なシナリオ
45歳を過ぎるとリストラ、役職定年、配置転換による業務縮小や年収がダウンするケースが多くなります。
セカンドキャリアをどうするかという問題になりますが、正社員で残ろうとすれば、早期退職制度の優しい圧力がかかることになり、型にはめられて代謝をされる可能性が高くなる。
ポータブルスキルを持っていることはもちろんですが、会社や組織に貢献をしていることがわからないと、マイナス面が大きくなってくるので注意が必要。
やさしい圧力は〇〇さんが早期退職制度に応じたのに、××さんはなぜ早期退職制度に応じてくれないのか?ごねているのだろうか⁉などということになり、退職金の上乗せがなくなり、下手すると退職金を失ってしまうリスクもある。
退職金は年々減少をしているので、団塊の世代とそれ以外の世代ではかなり差があるというのが現実である。
シニア世代の転職者の9割が退職しているか、退職までの有給休暇を利用している人。
はっきり言うが心技体が揃っていない状況で転職をするのはリスクが高い。
在職をしていて転職先を決めてから、退職交渉をしてほしいというのが本音である。
家のローン、教育費、介護などいろいろな面でお金が必要になってくる世代であり、いざという時にはお金がないという事態にもつながりかねないからだ。
怪我や病気による入院もあるかもしれませんし、友人、知人との飲み会にも出席しにくくなるというのが現状です。
転職市場での転職できる確率は35歳、40歳、45歳、50歳で半分ずつ減少をしていくわけですから、転職活動を先にするということは、年齢を重ねるごとに重要なことになっていくでしょう。
特に35歳以降にとっては受難の時です。
書類選考で何度もお祈りメールが届くことになり、面接に進んだとしても若手との競り合いが発生してしまうと、ハードワークができて、年収の安い若手を採用したいというのが企業の本音である。
以前にもお話をしていますが、35歳以降の転職ということになると、会社や組織に貢献できるスキルを持っていることはもちろんですが、投資の減価償却が短期間で終わるというイメージができないと負けることになります。
若手と違うのは、ハードワークができない、年収が高い、使いづらいという点から敬遠されることが多いということは頭に入れておいてください。
生活費が無くなるという危険があり、家や自動車を売りに出してまでも足りなくなり、アルバイトをしている人も9割いるので注意が必要です。
転職活動をしながらアルバイトができないということになると、フリーランスになる人もいますが、無計画にフリーランスになると、点が線、線が面になるまで時間がかかるため、ウーバーイーツの配達員をやっているという人もいらっしゃいました。
最悪の場合になると、経済的なリスクから協議離婚をされた方やパートナーから離婚届を突き付けられた人もいらっしゃいました。
ネガティブがことを書き連ねてしまいましたが、最悪なシナリオを用意しておくと、そうならないためにはどうすればいいか、逆算ができるメリットがあります。
年収ダウンでも手に入れられるもの
転職して1年目というのはどうしても年収が下がる傾向がある。
それは、ボーナス係数がないというのが現状である。
ボーナス係数がかかってくるなら、転職先の評価期間を調べたうえで、ボーナス査定に合わせて転職をすることをオススメする。
しかし、転職というのは縁であるため、タイミングよく転職ができるとは限らないのが9割である。
内定をもらってから出構わないのですが、今の年収を超えるにはどれぐらいかかるか質問をしておく必要があるでしょう。
住宅ローンがあったり、教育費がかかったり、介護の問題が発生したりすると、お金のやりくりが大変になるので気をつけたいところです。
ボーナス係数が関わってくる2年目、3年目に逆転することができればいいのですが、地方への転勤であったり、週休3日などということになると、失業のワーキングシェアになってしまう。
平均的に上がるからといってあなたのライフプランに合うかどうかは全くわからない。
やりがいと報酬という問題は切っても切り離せないものではありますが、仕事や人生の価値というのは報酬だけではありません。
収入以外にもモノサシがあったら幸福度が上がっていくことになるでしょう。
やりがいを軸に転職活動
やりがいって求人票を見てもデータ化されておらず、可視化されていない部分である。
報酬、仕事内容、休日、勤務時間などというのはいろいろと言語化されて、求人票に書かれているので、読むと想像ガできることが多いのですが、やりがいというのはすごく定義が難しい。
洋服でいう着心地、車でいう乗り心地というのは、人それぞれあるように、仕事に対するやりがいについても人それぞれ違うものです。
ざっくりやりがいという言葉でくくられることが多いのですが、実は個人個人持っているものが違うという認識は必要になるでしょう。
例えば、顧客と向き合って信頼関係を構築しながら、問題解決をしていきたいと考えている人が、KPI重視で数とパフォーマンスが関わってくる企業に入ると、スピード感についていけずにすぐに辞めてしまうことになる。
ひとことで『やりがい』という言葉でくくられてしまうけど、いろいろな基準で分けてみると無限大になる。
仕事面での働き心地
1:誰にどんな価値を提供するのか
2:それはどのようなプロセスでおこなわれるのか
3:その仕事でできる付加価値とは
4:仕事の結果がもたらす結果とは
組織面での働き心地
1:どのような企業風土で働くのか
2:一緒に働く人とのコミュニケーションとは
3:関わる人たちの人数、個人戦?チーム戦?
4:評価基準や評価プロセスの定性的?
個人の力を最大限に発揮したいのか
チームの力を最大限に発揮したいのか
成長性を重視するのか
キャリアアップのために最短距離ですすみたいのか
いろいろな基準が存在しているわけですから、ご自身の中にある基準は何なのかということをしっかりと言語化しておくことが必要になります。
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