メモの魔力!理想のキャリアを目指す方法とは!?
はじめは1冊のノートから始まる!
昔の先輩から教わったことの1つです。
売上が3ヶ月間、会社の目標数値が伸び悩んだ時期がありました。
その際に先輩から「仕事について整理する時間を設けてみて、ノートに書き出してみたらどうだ」という一言でした。
仕事の場合、戦略的に先を読み、リスクを潰していくことが求められていた時期でもあるため、いろいろと頭のなかで詰将棋とチェスを同時にやっているような状況が続いていました。
その先輩がいうには、「頭のなかで考えても、大局観で判断をすることができないんだよ。数手先を読んでも、数十手先は読めないから。そうするとあっという間に追い込まれてしまう。それを防ぐ方法はノートに書き出すこと。」とドヤ顔で力説していました。
考えていることや悩んでいること、次の1手をどう読むのかというのをノートに書き出すことと同時に、なぜその判断をしたのかという客観的な事実をノートにまとめるようになりました。
人に見せるものではありませんし、字体やイラストなどが書かれているものです。
これって今になるとすごく重要なことだということに気づきました。
自分のキャリアを漠然として考えているのであれば、1つのやり方として考えてほしいですね。
今すぐできることで、スマホのメモ機能やアプリを使って記録を残すことも必要です。
これをやっておくと転職活動をする際に職務経歴書を書くときにもストーリーが出来上がり、強みがわかります。
職務経歴書を書く際に、数字で説明できる人というのはこういう記録を残しているからこそ説得のある数字になります。
視点は「自分」に集めること
就職や転職の相談にのっていると多いのが世間体の目を気にすることです。
特に親に心配をかけたくないとか、友人にどう見られるか心配ですということをいうのですが、それでは理想のキャリアに近づくことはできないでしょう。
なぜなら判断基準が他人の目になっており、自分をよく見せようとしているというのが事実です。
嫌われたくない、自分をよく見せたいというエゴであるのは事実ですし、嫌われる勇気がないから成長をしているかどうかわからないというのが多くなっています。
忙しいとか、そんなことをやっている時間がないというのであれば、通勤時間やスキマ時間など、1日5分ほど時間の使い方を変えるだけで、あなたのキャリア、転職活動が理想的な展開になるとしたらどうしますか?
TTPSということばがありますが、徹底的にパクって進化をさせることができれば、新しい自分に変わっていくことでしょう。
現状から脱却して『なりたい自分』になるためには、これまでとは違う時間の使い方をする必要があります。
今と同じ過ごし方をしていては、人生の流れは変わりません。
戦略的にモードチェンジしたいのであれば、方法は大きく分けて3つあります。
ノートや紙に書き出してみる
一つ目は、『自分の思いや悩みをノートや紙に書き出す』こと。
まずは、ここから始めてみるのがいいでしょう。
悩みを書き出すと、頭の中にある漠然とした思いが可視化されます。
すると思考がクリアになり、現状を冷静に分析できるようになるのです。
また、自分の内面と向き合うことで、物事を考えるときの基準や視点を、『世間』ではなく『自分』に向けられるようにもなります。
この時、SNSに書き出すことは絶対にしてはいけません。
最近の傾向として何でもSNSに書き込む人が増えていますが、SNSに書き込むことは他人の目を気にしていることになり、悲劇のヒーローやヒロインを演じているだけです。
今回の視点はあくまでも自分自身のフォーカスをするわけですから、メモ機能のアプリに書き溜めるぐらいにしておきましょう。
SNSを利用することによって、人に読まれることを意識して書き、他者からの評価を気にして生きている限り、モードチェンジはできません。
オフ時間を使って自分と向き合い、これまでとは違う生き方を決断するためには、視点を『世間』ではなく『自分』に定めることが大切です。
幸せって何だっけ〜何だっけ〜
これが分かる人は「あっ!あのCMですなぁ〜!」(笑)
年齢層がバレてしまいますが、自分にとっての幸せの基準やルールを設けることが重要なんです。
なぜ、私達が他人の目を気にするようになってきたのかということは、時代の流れもリンクしていることになります。
時代背景とその時置かれていた状況についてちょっと触れていきたいと思います。
時は1997年まで遡っていきましょう。
この年は大きな分水嶺になった年とも言える時代でした。
それまで続いてきたバブル経済の崩壊があり、失われた20年がスタートをすることになるのは誰も予想していませんでした。
「社員は悪くありません!」という号泣しながら記者会見をおこなった映像を見た人もいらっしゃるでしょう。
当時は倒産という2文字に1番縁が遠かった山一證券が倒産し、北海道拓殖銀行が経営破綻をしてしまったのが1997年です。
それまでは大手有名企業にいれば一生安泰、会社が定年まで面倒を見てくれるという終身雇用制度が崩壊した。
会社に忠誠心を誓い、長年勤めていれば給与が右肩上がりだった年功序列制度から、成果に応じて給与を支払う成果主義が導入された年でもあります。
それと同時に、40〜50代の働かないおっさんたちや粘土層を対象に早期退職制度やリストラがはじまったときでもあります。
1997年までの『成長社会』の特徴を一言で言えば、『みんな一緒』の社会。
良い学校に入り、良い会社に勤め、良い人と結婚して寿退社すれば、幸せになれる。
『幸せの形』がハッキリと決められていて、その『正解』を追い求めて努力さえすれば、経済的な豊かさや人生の満足を手に入れられる。多くの人がそう思い、それに疑いを持たなかった時代です。
「亭主元気で留守がいい」とか世相を風刺したCMが流行っていた頃です。
しかし、現代の『成熟社会』では、その『正解』と思われてきた常識が通用しません。
価値観の多様化が進み、『みんな一緒』の集団社会ではなく、『それぞれ一人一人』の個人社会に突入したからです。
『成熟社会』においては、『正解の幸せ』などありません。
『それぞれ一人一人』が自分の頭で考え、『独自の幸福論』を追求していかなければいけない時代です。
今の30代は、「みんな一緒の正解」に、「早く」「ちゃんと」到達できるような「いい子」に育つ教育を、家庭でも学校でも受けてきた人が多いのではないでしょうか。
そのため、どうしても視点が「世間」に向きがちで、自分と向き合うことに苦手意識を持つ人も多いように思います。
ただ、今の自分を変え、「なりたい私」を実現したいと思うなら、まずは一歩踏み出すことが大切です。
「立ち止まっていても、答えは出ません。
失敗したら、その都度『修正』すればいいのです。人生は長いのですから、『正解』にこだわることなく『修正』を繰り返して、『世間』ではなく『自分』が納得する答え、つまり『納得解』を導き出していきましょう。
ノートや紙に自分の思いや悩みを書くと、どれだけ自分が『世間』に縛られているのか。『早く・ちゃんと・いい子』でいようとするあまり、どれほど身動きが取れなくなっているのか。
自分を呪縛するものの正体が、少しずつ見えてくるようになります。
八方美人のままでは分からなかった『自分の持ち味』が見えてくるはずなので、まずは『自分時間』を利用して、書くことを習慣化することをオススメします。
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