知っている人がコッソリ実践している⁉副業・複業で成功する5つのポイント
「複業」という人たち
さて、ここまでの流れにとはまた異なったスタンスの人が登場します。
副業ではなく、複業だというタイプの人は、どの仕事から金銭的報酬の多くをもらい、どの仕事からはそれほどもらわないかといったことはあまり気にしません。
など、ごくごく自然に自分が仕事に求めることと、仕事や社会が自分に求めてくることを鑑みながら、新しい仕事を増やしたり、時間の流れとともにそれが必要なければ止める、といったことをするのが、このタイプの方々です。
自分の人生の目的や実現したい世界観に向けた活動は、金銭の大小はあっても、いずれすべて自分にとって本業となるものだと思います。
自分という資源を目的に沿って多重利用することで、個人の中に強みの多様性が生まれていくイメージです。
事業活動はシンプルに捉えると「問題」の「解決」だと考えています。
ですので、本業か副業か、仕事か趣味かの区分けをせず、小さい活動からでも自分の強み、関心を活かした取り組みをすることで、問題の本質の理解や解決の発想が広がっていきます。
対応に追われていく企業
このように、個人のさまざまな「副業(複業含む)」に対する捉え方を聞いていくと、
など、人によって「副業」の活かし方、捉え方は一様でないことが分かります。
であれば、組織側は、こうした副業に対する捉え方、取り組み方を本人に委ね、情報漏えいや職権の悪用などをクリアした上であれば、自由に「副業」に取り組めるようにするのがあるべき姿なのではないか、とも考えられます。
実際に、サイボウズ、リクルート、ロート製薬を始めとした大企業でも、公式に副業を認めることを制度に織り込む動きが活発化しています。
政府も、「働き方改革」の中で、企業が就業規則を定める際に参考にする厚生労働省の「モデル就業規則」から副業・兼業禁止規定をなくし、「原則禁止」から「原則容認」に転換するという姿勢を打ち出しています。
そのため、制度として「副業」への捉え方を織り込む本業企業側にとっては、自社の働き方をどうするのか、大いに試される局面が訪れていると言えます。
ある「副業」を容認している企業人事は、赤裸々に内情を話してくれました。
コンセプト上、副業を容認してるのですが、本業に対する時間や熱意が下がっていて、毎日定時に帰り、副業してる人が1人出てきました。
手伝っていたベンチャーに転職すると言い出す人も出てます。
本業に集中したいと思える環境を作りきれていないというわれわれの反省とともに、集中力が分散するということはあるな、と正直思いました。
本来は、組織側として「本業」の価値が高まるように副業への取り組みを推奨したものの、実際には、副業のほうが本業よりもさまざまな側面で魅力的に感じ、本業への集中が落ちる。
そして、最終的には社員が退職してしまう。
これは副業を容認する組織側からすると、「副業をしていたとしても社員が自社に留まりたいという魅力ある環境を作らなければならない」ということを突きつけられるとともに、「社員を失うリスク」についても考えなくてはならないことを意味します。
移るべき組織へ入ることが必要な時代
企業側からすれば「脅威」ともなりうる副業経由の転職ですが、これは個人からすれば、これからの時代にあるべきパターンなのかもしれません。
ある女性は、自分個人としては一つのことに集中しなくなるという観点で、「副業否定派」と言いながらも次のような指摘をしていました。
私は副業経験があります(正確に言うと、個人事業主として複数の仕事を同時並行)。
個人事業主としての経験から感じるのは、 自分自身の志向/特性を確かめるために一時期は副業をしていてもよいと思いますが、それを見極めた後はいずれ本業に絞るのがよいということです。
「本業から別の本業へのシフトを何回か続ける」というのは、これからの潮流になる気がします。
こうした「本業」を何回かシフトしていくというスタンスについては、ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン教授も、その著書『ワーク・シフト』『ライフ・シフト』の中で次のような指摘を行っています。
未来の世界では、専門分野の脱皮を遂げる重要性が高まっていくだろう。(中略)第一は、新しいチャンスが目の前に現れたとき、未知の世界にいきなり飛び込むのではなく、新しい世界を理解するために実験をすること。
そして、これらの書籍でリンダ氏が「フリ―エージェント」と呼ぶ人びとが自分の状況に応じて新しい仕事へとシフトを続けていくことが、結果的に社会全体の活力を高め、変化に対応することにつながるのかもしれません。
これからの時代の変化、そして自分自身の仕事の変化を見据え、今一度「副業」について考えてみてはいかがでしょうか?
アグリゲーターというプロジェクト参加型の働き方
これからの時代はアグリゲーターというプロジェクト参加型の働き方が主流になるだろう。
それはごく一部の才能があり、努力をしている人たちであり、その道のプロとして生きていくと覚悟が決められた人たちである。
個人の名刺とプロジェクトに参加をしている企業の名刺を持っているケースもある。
最近ではエージェントの中にも、オンサイトリクルーターという職種が認知されるようになった。
言い換えると、中途採用専門の採用代行である。
エージェントと企業の人事がタッグを組んで、より良い採用活動をしましょうということである。
採用コンサルタントとは違うことを理解してほしい。
採用コンサルタントの場合は、コンサルタントの会社名でスカウトメールや
社外の人たちと打ち合わせなどをするパートナーシップになる。
オンサイトリクルーターはエージェント会社の名刺、企業の人事の名刺の2枚を持っており、
使い分けて仕事をすることが多くある。
オンサイトリクルーターの役割は採用活動の効率化を名目に、採用目標や選考過程の数値などにもコミットメントをしたうえで、企業の人事では届かないところに手が届くフォロー体制で採用代行をすることある。
しかし、プロエージェントといわれるエース級の人たちがいなくなった現在、これが本当に成功しているかどうかは、企業によって全く違うのが現状である。
人事出身のエージェントであれば、ポイントを押さえることができる可能性があるが、社外の人を使って採用活動をおこなうということはハレーションが起きやすい。
人事部の存在意義を問われてしまうし、採用活動を委託するということは、
人事部の死活問題にもつながってしまうことがあるからである。
採用に関しての能力がありませんということを公に言っているようなものである。
エージェントが拝金主義に変わってしまったため、プロエージェントと言える人たちが激減した。
エージェント本来の役割であるライフパートナーになれる人は、全滅したと言っても過言ではない。
プラットホームがしっかりと出来上がり、エージェントを通さずに、直接委託できるようなシステムができればいいのだが。
人事は個人情報を取り扱ったりするため、外注しにくい部分でもある。
情報漏洩対策をしっかりとしていたとしても、エージェントが内部に入るということは情報を盗まれる可能性がある。
そのリスクはゼロではないということは肝に命じておかないといけない。
そのリスクを超えられるものがあった時にはじめて成立をすることではないだろうか。
日本企業は守りの姿勢というか後ろ体重になることが多いので、そう簡単にできるものではないというのが事実である。
色々できている副業のプラットフォーム
最近ではいろいろな副業に関するプラットフォームができているが、いずれのプラットフォームにも、自己責任ということが書かれている。
基本的には商品開発やマーケティングがほとんどである。
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
アイデアだしに協力をしてもらったり、テストマーケティング的なものが多い。
そうすると報酬が発生をしないから、会社員でも気軽に参加をできるというメリットがある。
月1〜2回の会議であれば、定時で仕事を終わらせることができれば、そういう会合に参加ができるようなシステムになっているのが特徴です。
会社にとってもメリットになるし、参加した者にとっても貴重な体験となる。
双方がWin-Winの関係になるようにしているのが特徴であり、ベンチャー企業やIT企業を中心に展開しているのが現実である。
小さなことからコツコツと
こういう企画会議や商品開発会議に参加をしていくうちに、
いろいろな人と出会うことができるだろう。
そうするとスキルのタグ付けをしてくれる人がいるかもしれない。
まさしく戦略的な人脈を形成することができる可能性がある。
自分がやっている仕事のタグとプチスキルのタグを手に入れることができれば、それを掛け算することによって、希少価値のある人材に変化をすることができるから。
キャリアアップしたい、理想に近づくには手段がいろいろな方法があるわけであり、最短距離で走れるようになるにはそれなりの経験がないとできない技である。
最初のうちは質より量を取ることで、本質を見抜く技術を身につけよう。
いろいろな人に知ってもらうことがチャンス拡大につながっていく。
誰を知っているのかということは問題ではない。
あなたがこういう仕事をしたいと話をした時に、推薦状を買いてくれる人がどれだけいるかということがポイントである。
この仕事といえば、あなただという認識を持ってもらうことが必要なんです。
有名人に知られることはありません。自分が目標とするステージの人に知ってもらうことです。
戦略的に人脈を作ることができれば、あなたの一生の財産になるのは間違いありません。
いきなり大きなことをしたいと考えたり、成功をしたいと考える人も多くいますが、小さいことをコツコツと積み重ねることによって成功体験をたくさん積むことをオススメします。
そして、この仕事といえばあなたといわれるぐらいまでトコトンやることです。
短期的な視点に経つと結果が出ないからといって直ぐにやめてしまう人が多くいますが、中長期的な視点から考えるとどういう人が必要になって、こういう人たちと仕事をしたいと考えれば、そこから逆算をすることは簡単にできるのが特徴です。
インターネットが普及していることとソーシャルネットが普及していることで、以前より簡単に情報を手に入れることができるのと、参加することも簡単になりました。
LinkedIn、facebookのコミュニティーやTwitterからの情報で参加をすることも可能です。
異業種交流会に参加をして名刺を交換しても、その後話しができるのは10%以下です。
たいていの場合は、名刺交換をしてそれでおしまいになります。
フットワーク軽く、動ける人というのは、ほんの一握りの人なんです。
自分のライフワーク、ライスワークを楽しく面白くするのは、自分自身の脚本力と演出力も必要になります。
そこにいろいろな人を巻き込めるようなスキルを身につけましょう。
そういうことが出来る人は、キャリアの突然死をすることがない。
いざという時に何の力もない、何もできないという無念さを感じるのは、
自分自身の中でちゃんとした軸を持って行動をしてこなったことが原因です。
時間に流されてしまい、仕事に流されてしまい、気付いた時には自分が使えるスキルがないということにはじめて気づきます。
それからでは、キャリアアップもできませんし、目標も見失うことになります。