知らないとヤバイ!?これからはじぶんの看板で勝負する時代が来る!?3つの理由
ブランディングという魔力
ちょっと昔に流行った言葉。
「セルフブランディング」、「パーソナルブランディング」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。
それによって、ノマド、フリーランスという会社に所属しない働きかたが注目をされました。
それが2010年代に入ってからのことです。
企業としてもバブル経済が崩壊をした後、リストラを慣行して、団塊の世代が定年退職を迎え、完全実力主義、成果主義に限界を感じはじめた頃。
「セルフブランディング」、「パーソナルブランディング」ということばが
マスコミや雑誌などで多く取り上げられることになりました。
そこからパラレルキャリアであるとか、2枚目の名刺をもとうという動きが盛んになりました。
それに伴って、ワークライフバランスのことを気にする人が増えてきたような気がする。
極端に残業を嫌い、休日出勤を嫌い、その割には成績がいまいちという人も増えている。
個人的な話になるが、厳しいことをあえて提言する。
自分の道は自分で決めるわけであり、会社に依存している以上、会社へ貢献をしないかぎり、戦力外として解雇されても仕方がないことだと思う。
企業も労働、成果に対する対価を支払っているわけで、成果がでないものを雇っている余裕はないのだから。
何か特殊なスキルがあって、その人にかなわないというなら、例外であるとは思う。
社内ノマドを目指す時代に
これからは個人の看板で仕事をする時代がきている。
昔からよく言われているのが、社内でこの問題についてなら、この人に聞け!というぐらい、社内でも社外でも認められるスキルを身につけることだろう。
資格を取ることではない。
その道のエキスパート、右に出るものはいないというぐらいまでのレベルに達していないと全く意味がない。
話を一旦戻して、採用面接でよくある質問が、
「シフト休になっていますが、希望休で土日休みにしても良いんですか。」「残業はなるべく少ない方が良いのですが、御社では月どれぐらい残業をされますか?」など、ワークライフバランスやブラック企業ではないですか?という質問が多くなった。
立ち上げの経験や新規事業の経験がある私から言うと、ちょっと違うんじゃないのかな。と思うことがしばしば。
仕事ができないヤツと思われても仕方ない。
立ち上げや新規事業については少数精鋭でやることが多い。
自動的に1人の負担も、他の部署に比べて大きい。
立ち上げを成功させたい、新規事業を成功させたいという気持ちがあれば、それなりに試行錯誤していれば、就業時間が長くなることもある。
理由は期限にあわせてリリースしたり、売上を伸ばすのであれば、人が休んでいる時に行動をすることで、その差を埋めたり、自主的に動けることができないと、成功はしないから。
10年後の生存しているのは10%
私もいろいろな経営者を見てきましたが、起業して10年間会社が存続をしている確率は、8%台なんです。
ほとんどの企業が経営統合、買収、倒産になっているんです。
一般的には10%と言われていますが、それだけ厳しい状況なんです。
理由は競合他社が多いこと。
差別化ができないこと。
資金が投入できないこと。
採用がうまくいかないこと。
経営の基本となる、人、モノ、金、時間がうまく使えないからである。
そこで高付加価値人材が注目を浴びている。
プロデューサー、デレクターの役割もでき、経営者視点で仕事ができる人材のことである。
セルフスターターである程度の裁量権を預けておけば、ビジネスがある程度まで立ち上がることができる人材として、ここ数ヶ月で注目を浴びる存在になった。
しかし、マーケットにはそんなに存在しない。
また、高待遇を受けている、仕事が充実しているから、そう簡単に市場にはでてこないし、ヘッドハンティングでも難しいと言われるレベルの人材である。
高付加価値人材とは!?
なぜ、高付加価値人材が注目を集めたのだろうか。
理由は2つある。
1つ目の理由は業務の細分化が起こり、縦割り業務への移行がドンドンすすんでしまった。
商品開発からマーケティング、広報宣伝が見れる人がいない。
これを表現するのであれば、車の生産ラインがイメージしやすいかも知れない。
フレームをつくり、エンジンをつくり、タイヤを装着、塗装など行うため、セクションがバラバラ。
これではヒットすると思った商品もヒットはしない。
ここ数年で爆発的なヒットと言われるのがなかった理由でもある。
成功例で言えば、ゆるキャラのふなっしーだと思う。
商品戦略、マーケティング、宣伝、プロモーションまでしっかりと縦割りではなく、プロデューサーがしっかりと全体を把握されているから、
ここまでビックヒットになったのではないだろうか。
2つ目は完全実力主義、成果主義の崩壊。
バブル経済崩壊後、終身雇用、年功序列の廃止に伴い、個人の能力を評価するシステムへと変化していった。
しかしいまだに出世は新卒採用で残っている人から順番に昇進するシステムはなくならず、よほどのことがない限り出世の大名行列がいろいろな企業に存在している。
しかし、2000年代後半から超個人主義に頼ると、その後の人材育成ができていないことに、いろいろな企業が気付きはじめた。
そこで研修教育の復活がはじまる。
アウトソースをしているとノウハウが貯まらない、教育研修ができる人材の育成をかねて、教育研修の内製化をはかる企業も増えている。
3カ月ごとに棚卸しをする
社会人経験が3年以上ある方については、できれば、3ヶ月ごとに自分の仕事の棚卸しをしてほしい。
理由は2つあるんですが、1つ目の理由は転職をする時に、すぐに職務経歴書の整理ができる点。
2つ目の理由が、個人名で仕事をする際に、自分の武器は何なのかということが、すぐにわかることです。
どうやって棚卸しをしたらいいのかというと、まずは手帳やノート、パソコンへ今までやってきた仕事について、箇条書きでまとめてみましょう。
例えば、営業であれば、新規開拓月30件、既存の深耕営業が月10件
どんな取引先、取引規模など。
プレイングマネージャーであれば、部下のモチベーションをあげる方法とか、チームビルディングの方法とか思いつくままに書いてみましょう。
長年社会人を経験されている方であれば、棚卸しをした時に、思い出話や苦労話もでてきますから、それらもメモをしておきましょう。
その次にやってもらいたいことが、共通点のあぶり出しです。
モノごとには原因があって、結果があるわけですから、そこには色々な共通点があります。
共通点をピックアップできたら、次は自分自身のことについて考えましょう。
今から10年後、5年後、3年後、1年後、ご自身がどういうことをやっていたいのか、どんな仕事についていたいのか、どんなキャリアを目指したいのかなど、細かく書いてみましょう。
言い換えるのであれば、自分自身のための事業計画書をつくるんです。
目標から現在地への逆算をすることで、足りないスキルが判明して、それを身につけることが必要になってきます。
最後に、身につけなきゃいけないスキルややらなきゃいけないことがでてきたら、それをいつまでにやるというコミットメントをしましょう。
ノートに書く、Blogに書く、人に話す、手段は何でも良いんです。
人に話したり、Blogに書くことは効果があります。
見られているプレッシャーがあるため、やらなきゃいけないという気持ちで臨めますし、モチベーションがなかなか下がらない。
人にあう度に、あの件どうなったと言われるだけで、ちょっとした話題にもなりますから。
随時見直す必要はありますが、月次、クォーター毎、半年毎にはCheckしてみましょう。
突き詰めると、日次、週次もはいってきますが、最初のうちはクオーターごと、半年ごとのCheckをオススメします。
マジックワードの市場価値
市場価値を確かめてみませんか!?とSNSで書いている人材会社の営業さんを最近多く見かけるようになりました。
働きたかが多様化してきて、ライフワークバランスも多様化してきていますから、その人の幸福度がどこにあるかによって市場価値という言葉が変わってきます。
年収ということが市場価値であるということに注目をするのであれば、圧倒的な実力とスキルを持っていて、いろいろな会社でも使えるスキルを持っていることが証明されることになる。
スキルがはっきりとしている時はすごくわかりやすいのですが、スキルがはっきりしないものほど再現性がないと認められないことが多い。
問題解決能力がある、新規事業の推進力があるということを証明することはすごくわかりにくいし、再現性があるかどうかはその場ではすぐにわからない。
いろいろな会社を経て実績をまんべんなく残している人については、在籍期間や転職歴を気にする会社には合わない可能性が高い。
会社で学ぶものがなくなったり、実績を出して下り坂を下るのであれば、新しい環境でチャレンジしたいという気持ちを言語化する必要がある。
それなりのストーリーで語ることができなければ面接で落ちてしまう。
逆に出世をしなくてもいいから、現場にいたいという人であれば、副業、複業からはじめてもいいでしょう。
市場価値という言葉にはいろいろな意味合いが含まれているので注意してください。