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キャリア教育って何だろう!?

キャリア教育って何だろう!?

品川女子学院の28歳の授業がマスメディアで有名になったことがありましたね。

アベノミクスの目玉の一つである、女性の活用の一環で注目を集め始めたのですが、28歳というのは男性、女性問わずに、一番最初に訪れるターニングポイント。

大学を卒業して、社会人として5年目から6年目に差し掛かる時期です。
仕事も色々と覚えて、半人前から一人前扱いをされ始める時期なんです。

28歳で最初のターニングポイントになるのは、仕事を楽しんでキャリアを積むことができるのか、それとも、他社へ転職をして実力を試す時期なのか、
運命の分かれ道になることが多いんです。

私もそうでしたが、28歳の時は支店長として、人材ビジネス、新規事業の面白さにとりつかれ、色々な事業を立ち上げたり、アライアンスを組んで、
仕事をしていた時代でした。
今でもこの時の経験はすごく役に立っています。

28歳までがキャリアの基礎になる!?

新卒入社から28歳までの間に、キャリアの基礎を築く時期なのではないのでしょうか。

私も昔の会社の上司によく言われた言葉は、30までに勝負が決まるから、
どんなことにも興味を持って、アグレッシブにチャレンジしてよ。
そして、思いっきり失敗してみようよ。

あとから、あの時にチャレンジしておけばよかったと思っても、後の祭りで、ただの言い訳だから。
しゃにむに、しのごの言わずにどんなことでも手をつけるぐらいの覚悟がないと絶対にダメだぞ。
働かないおっちゃんとか、リストラの対象になってしまうからな。

その人はとある大手の人事を早期退職して、人材エージェント業界に入ってきた人で、口は悪いけど、面倒見のいいおっちゃんだった。
人が休んでいるときも働くぐらいの覚悟がないと、絶対に成功はしないし、出世もしない。

色々なことに興味を持って、自分にとってあっていること、楽しめることを見つけないといけない時期でもある。

就職活動前にインターンシップを経験する大学生が増えている。
企業も選考が後ろ倒しされ、選考期間の短縮がわかっているので、インターンシップを利用して、学生の青田買いをする可能性もある。

大学生が学業優先ということで、就職活動の時期が年々後ろ倒しになってきている。
今後は弊害があれば、元通りになるかもしれない。

そもそもキャリア教育が始まったのは!?

キャリア教育が始まったのはいつ頃からでしょう。
1999年にキャリア教育という言葉がで始めました。
2003年に政府主導の若者の自立を目的とした就労支援が始まります。
2004年になると教育行政におけるキャリア教育が本格化します。
2005年になると中学校での職場体験が最盛期になる。
2006年に大学でのキャリア支援、キャリア教育が本格化する。
2009年に緊急雇用対策で高卒、大卒の就労支援がはじまる。
2011年にキャリア教育・職業教育についての答申、
大学にキャリアガイダンスの義務化がはじまる。

就職塾や内定塾などというものが出てきているが、まずは大学のキャリアセンターに相談をしてみよう。

就職塾や内定塾については、お金を支払い利害関係が発生することになる。
大学のキャリアセンターは無料で、利害関係がないから、話を聞いてくれるし、第三者の立場からいろいろと教えてくれる。

昔のキャリアセンターとは変わっていますから。
学校にくる求人票を紹介するだけではなく、グループディスカッション、面接対策、エントリーシート対策をしてくれるところが増えています。
お金もかかりませんし、キャリアセンターの人が、自分の強みをしっかりと把握して、指導してくれるので、非常に有意義なものになります。

大学までのキャリア教育をファーストステージとすると、セカンドステージは仕事をしながら自分自身で微調整をしながらキャリア形成をしていくのか、時には大勝負になるかもしれませんが、思いっきり舵を切らなきゃいけない時もある。

自分自身がしっかりとした目標地を決めて、そこに対してどのようにアプローチをしていくのかが、キャリアの形成であると感じています。

私の場合は特にそうですが、実地訓練をして、この仕事があっているなという天職を見つけるまで、時間がかかったのもありますし、色々な人との出会いがあり、助けられた面もあります。

ありきたりな言葉かもしれませんけど、
学校では教えてくれない、親や親戚からでも教えてくれないことが、
社会に出て初めて体験をして、初めてキャリアの種が見つかる。

意識が高い系がうまれた理由!?

新卒学生の時に、自分自身の方向性を決めることはないと思う。
マーケティングを学んだので、
マーケティングをやりたいとか、
経営学を学んできたので、
経営に携わる仕事がしたいとか、
面接で答える学生さんが多くいますけど、
自分のチャンスを狭めてしまってもったいないと感じます。
キャリア教育の弊害ではないかと感じてしまうこともしばしば。

ちょっと脱線してしまいましたので、話を戻して。
キャリアの発達とはどういう意味なんでしょう。

2011年の中央教育審議会の答申では、
社会の中で自分の役割を果たしながら、
自分らいしい生き方を実現していく
過程をキャリア発達というとあります。

キャリア発達の概念は極めて広くなっている。
わかりやすく表現をすると、
キャリア教育とは、
人生を豊かに過ごすための準備教育だと思う。

キャリア教育は誤解されやすいので、
広い意味と狭い意味に分けてみると同時に、
キャリア教育は機能であると考えてみてみましょう。
実体(単位、特定の教科)があるわけではないので。

狭い意味でのキャリア教育とは、
自己理解、職業理解、職業体験、将来設計など、
生活に直結したもの。

広い意味でキャリア教育とは、
将来への準備につながる教育全体を示す。

これまでのキャリア教育とは、
狭い意味での教育だけを指していた。
狭い意味のキャリア教育においても、
ワークショップ型に偏ったところを取り上げて、
キャリア教育と言っていたのではないだろうか。

次回は、なぜキャリア教育が登場したのかをまとめてみましょう。

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