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知らないとヤバい⁉⁉キャリアは節目で見直しす3つのポイント

やりたいことがない!?

30代になり今の会社に残っていいのか、それとも転職をしたらいいのか悩んでいます。
今の会社に残っていてもやりたいことがないし、転職をして心機一転、やりたいことを見つければいいかという気持ちもあります。

転職市場でどれぐらいの価値があるかどうかわからないし、新しい会社でやりたいことが見つかる保証もありません。
一体、今後どういうキャリアを描いたらいいのかわかりません。

このような相談がつい最近ありました。

コロナショックの影響で在宅勤務になり、孤独になってしまったことやいつもそばにいて相談をする仲間、上司がネット越しになってしまったことで、急にチームに必要とされていないのではないかと考えるようになったそうです。

丁々発止のコミュニケーションが取れなくなってしまったことによって、不安が増大化してしまったということが背景にありました。

やりたいことがわからない人が9割

SNSを見ていると〇〇会社を卒業しましたというように、卒業エントリーといわれるブログであったり、〇月〇日をもって〇〇会社を退職させていただくことになりました。という挨拶がタイムラインに流れてくる。

コロナショックの大変な時によく転職をするよなぁ。
自分は転職をして新しい会社で一発でっかいことをやりたいなぁ。
今までの経験を活かして大手企業へ転職したいなぁ。などと、SNSを見ているうちに感じてきたのは間違いないでしょう。

はっきり言ってしまうと、やりたいことをやり始めたけれど、継続してやれている人は10%ぐらいということを考えると、90%はやりたいことがわからないまま、目の前の仕事をしていることがよくあります。

私はこういう人たちのことを青い鳥症候群とか、隣の芝生は青く見える症候群などといっています。

言い換えれば、自分軸で転職をすることを考えておらず、周りが転職をしているから、自分もこのチャンスを逃したら転職をできないと感じてしまって、『ちくしょう~転職だ!』という気持ちになってしまって、慌てて転職活動をしてしまうことになります。

結論を言ってしまうと、「そういう気持ちがあるのであれば、やめておいたほうがいいですよ!職歴が1つ増えるだけでなく、短期離職になってしまうとマイナス査定になってしまいますから。」とはっきり伝える。

転職は心技体が揃っていないとできないのと、あとは覚悟が決まってからやらないと、ずるずると長期戦になってしまうことになるからだ。

ホイホイついていったら仕事をもらった

コロナショック以降については、なかなか会食、飲み会などがあまりなくなってしまったけど、人からの誘いについてはホイホイとついていくことをお勧めします。

よほどスケジュール調整ができない時以外は、先輩や後輩から誘われたら、ホイホイとついていくことをする。

ホイホイとついていきながら、そこでいろいろな人と知り合いになるチャンスをもらう。
最近ではライン、SNSなんでも簡単に交換をすることができるようになった。
名刺交換をした後でも、フォローのメールを送ったりすることが容易にできるようになった。

顔を覚えてもらうために数回お会いして、その後は数年に1回ぐらいお会いする弱いつながりをどれだけ作れるか。

商売っ気を出さずにこの人と仕事がしたいかどうかをその場でジャッジすることで弱いつながりをつくることに徹するようにする。

弱いつながりから何度かコンタクトを取っていくうちに、この人と仕事をしたいと思っていただけたら、「あっ!今の会社から転職をしたいと考えているんですよ。いいところがあったら紹介してください」ということを言う。

「ちょうど今、そのポジションを採用しているみたいだから、人事に話を通しておくからね。」
「知り合いの会社で以前に似たポジションで採用をしていたから、確認して連絡をするからね。」などといってもらえる。

最近ではフェイスtoフェイスで話をするのはWEB上が主戦場になっているけど、食事をしながら、飲みながらということで腹を割って話すことができるから、推薦できる人ということになると話を通してもらえることが多くなっている。

人間関係がすべて

仕事をするうえで重要になるのが、縦横斜めの人間関係であり、こういう人たちと仕事をしていると成長できるとか楽しいと思えるかどうかである。
長続きする理由というのは、その環境が自分に合っているからというのが結論である。

例えば、殺伐とした職場でいろいろなところで怒鳴り散らす上司がいたり、電話をガチャ切りする社員がいたりする環境だと、この職場で長続きするかなぁっていう不安が先行してしまう。

営業会社でありがちなのが、ランキング下位についてはコールセンターのようなところへ人事異動させて、1日中テレアポをさせる。
法人なら休眠企業や取引停止になっている企業などをリストにして、片っ端から終日テレアポを取らせて、アポが切れないと怒鳴り散らすというのがある。
個人であれば、以前に資料請求をしてもらった人へ片っ端から電話をかけて、アポを取って商品を買わせるということをやっていく。

そうすると精神的に追い込まれていくことになり、単調な仕事ばかりになってしまうため、どんどん人が辞めていくことになる。
リストラや退職勧奨ということになると企業のイメージがわるくなりやすいけど、このやり方なら自主退職ということになるから、企業ブランドはそんなに傷がつかない。

逆にチームワークがよく、コミュニケーションも活発な会社であれば、相談しやすい環境をつくることができますし、チーム内の意見も活発化する。
いたるところで仕事をしながら、話をしていることが多く、その場で関係者を集めて会議をすることもしばしばある。

常に表情が明るく、和気あいあいとしている雰囲気がいたるところから伝わてくる。

見極めるポイントとしては、社員が生き生きしているかどうかである。
内定をもらってからでもいいのですが、職場見学をしてみるとよくわかります。

この人の下で仕事をすると成長する、この人たちと仕事をすることでこんなキャリアが描けるということを確信することができたら、内定を受諾して退職交渉へと移っていくことになる。

人事や経営陣が夢を語り、それをうのみにしてしまったことで、現実との差を知ってしまうと、「やられた~!こんな会社じゃないはずなのに~」ということから転職活動をしていくことになってしまう。

人の言葉を信用していいかどうかは、関係値によって決まるのもであり、関係値が低いのであれば疑うことを忘れないようにしてください。

理想のキャリアは偶然の産物!?

あれもしたい!これもしたい!と思う人も多く、SNSやブログで退職エントリーやキラキラした話を見てしまうとへこんでしまう人もいるでしょう。
理想のキャリアを目指して進むことがいい事のように見えますが、目の前にある仕事を疎かにしないようにしないといけません。

川の流れにのって川下りをしているイメージをしてみると、急流、激流エリアもあるが、流れがゆっくりしたところもある。
大きな岩の間を流れるところもあれば、見開きの景色のいい間を流れることもある。

理想のキャリアを手に入れられる人は1割いるか、いないかぐらいです。
才能×努力×時代の流れ×ロジック×ファクト×数字が揃っているときであり、いろいろな人に助けてもらったりしながらやってきた結果です。

その人たちはその川の流れの中で自分の目的地を見つけることができたため、そちらへ舵を切って一生懸命漕いでいった結果、そこで成功を収めることができた。

しかし9割の人は川を下りながらも、目的地を見つけられないまま、最後まで流されてしまうこともよくあることです。
目的地を見つけたとしても、家族のため、子供のため、世間体のためなどといいながら言い訳をして、せっかくのチャンスも見逃してしまったことによって流されていくことになります。

チャンスの神様は前髪しかないということをよく言われますが、一度逃したチャンスは次いつやってくるかわかりません。
それが来るまでに準備をしておくことが求められるわけですが、たいていの場合は準備不足であったり、全く準備をしていないこともよくあります。

いろいろなところにチャンスが潜んでいる時代です。
点が線になり、線が面になった時に初めて成功を収めたということが客観的に見て取れるようになるのではないでしょうか。

いろいろなところでいろいろな人に、「あれもしたい!」「これもしたい!」といい続けることはもちろんですが、SNSをうまく活用して発信していったりするのも1つの方法かもしれません。

キャリアは常に変化をするもの

こういう働き方がしたい。こういう仕事がしたいというところから始まるのが、就職活動です。

いろいろな仕事をしていくうちに、これが転職かな⁉という手ごたえのある仕事についていくことになります。

新卒でやっていたキャリア地図とその時のキャリア地図は全く違うものです。

初志貫徹のキャリア地図を持ち続けること自体、リスクが高くなってしまうことに注意をしてください。

20代のうちにバラエティーに富んだ経験をすることによって、30代のスペシャリストの時期に入ってからキャリアを選択することができるようになる。
40代からオリジナリティを発揮して、独自性を確立していくことになります。
50代になるとパーソナリティーを出すことによって、オンリーワン化していくことが求められるキャリアです。

そこでいろいろな経験を若いうちにしておくことはもちろんですが、自分自身のキャリアの方向性についても見直す時期があります。

節目でキャリアについて再検討をする

モヤキャリ相談室で最初にやってもらうことの1つです。
社会人歴が3年目、5年目、7年目、10年目、12年、15年、17年、20年…というように今までのキャリアについてどんな些細なことでも構いませんから、落とし込むようにしてもらっています。

例えば、入社3年目に人事異動が発生して、営業から経理へ異動になったとか、入社2年目に営業成績が年間トップになったとか、入社5年目に社長賞を受賞したなど、キャリアの分岐点になっていることや表彰されたことなどについて棚卸をしていただきます。

もう1つは年齢とライフイベントで考える節目です。
22歳、25歳、27歳、30歳、33歳、35歳、38歳、40歳…年齢ごとにどんな仕事をしてきたのか、これからどんな仕事をしていきたいのか、どんなキャリアを築きたいのかを年齢別に書いてもらいます。

ライフイベントも発生しますし、そこでキャリアの中断が発生をしたりすることもあるので、そこでどんなことをやってきたかなど、詳細に考えてもらうことにしています。

キャリアは常に変化をしており、ラフティングのように急激な流れから目的地を見つけることもありますし、海に出て大きな海原にでて気づくこともある。

老人と海ではないけれど、沖に出て気づく人はシニア起業などをしており、人生100年時代にはいつどこで何があるかわからないため、その環境に合わせられるかどうかが大きなポイントになるでしょう。

自分らしいキャリアを見つけるには⁉

モヤキャリ相談室では、ここまでやっていただいた後に、現実のキャリアと理想のキャリアの乖離を確認してもらうと同時に、その差を埋めるためには何をいつまでにどうするかということを具体的に落としていくことにしています。

理想のキャリアを手に入れるためには何をしなければいけないのかということに注目をして、いつまでにどうするかと具体的に落とし込むと同時に、その目標を達成するためには、どうするのか?と深堀をしていくことになります。

キャリアデザインに沿って職業人生を送っていると、どうしても自分のキャリアデザインと実際の自分の業務との間にズレを感じることが出てきます。

そこで当初の目標に固執しすぎてしまうと、キャリアの可能性が狭まり環境の変化に対応できなくなることもあります。

当初のキャリアに固執することなく、ピンチをチャンスと受け止めることができたら、仕事の幅が広がることはもちろんですが、新しい視点を手に入れることができるようになるでしょう。

自らのキャリアデザインに忠実に従おうとするあまり、想定と異なる業務や役割が与えられた場合に仕事へのモチベーションが保てなくなることがあります。

その結果、所属している組織へのロイヤリティも感じられなくなり、転職を繰り返し、元々想定していたキャリアデザインからもかけ離れてしまうということもあり得るでしょう。



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