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人材紹介会社を賢く利用する4つのポイント

人材紹介会社には2つのパターンがある

転職をしようとした時に、4つの方法に分類されるだろう。
1つ目はリクナビ、マイナビなど転職サイトから応募するパターン。
2つ目は特定の企業のホームページからアプローチするパターン。
3つ目はSNSや友人、知人を通じて応募をするパターン。
最後に、人材紹介会社を利用して応募するパターンがある。

ちくしょ〜う!転職だ!と思った瞬間に、1〜4の選択肢を単独で使うか、複数組み合わせて使うことによって、転職活動を短期間で効率的に終わらせようという思考が働いてしまう。

就職活動のように、休日に転職面接のはしごというわけにも行かず、WEB面接も対面の面接以上に気をつけないといけないことが多いため、なかなか一度に要領よくこなすことができない。

また、1〜3の方法で応募をしているとお祈りメールが大量に届くと自己分析が間違っているのではないか?セールスポイントがズレているのではないかという不安が出てきてしまう。

転職活動を早期決着させるためには、人材紹介会社を利用する人もいる。
情報を持っているし、案件もあるから紹介してもらった会社を片っ端から応募していくことになる。

そして、面倒な入社交渉や給与交渉をしてくれるというイメージがあるとは思いますが、実情はどうなんでしょう!?

9割の人材紹介会社は伝書鳩みたいな連絡係

人材紹介会社の9割は案件と人を結びつける役割をしているだけである。
なぜなら、給与交渉をする際にもオファーを作ったあとに交渉をするため、全く意味がありませんし、決裁者とのつながりがないため、交渉をしたとしても後の祭りということがよくあります。

事前に交渉をしているケースであったとしても、よくあるのが「面接を通してこのレンジに決まったので、給与交渉はできない」と人事に言われてしまうことがあります。

人事の責任者とつながっていたとしても、決裁者とのつながりがないため、交渉ができないこともよくありますし、たとえ決裁者につながっていたとしても、人事に聞いてくれと突き返されるだけです。

給与が決まるのは現場から「○○さんと☓☓さんの年収を教えて下さい。それから本人の希望給与額、年収額も再度教えて下さい」という話があります。

そこから、承諾するかどうかはわかりませんが、給与額が人事責任者と現場責任者、役員または社長の間で決まっていきます。
ここには人材紹介会社に支払うエージェントフィーについても計算されています。

基本的には入社月やタイミングによりますが、原則賞与なしまたは寸志なのですが、エージェントフィーのルールとして見込み年収で平均賞与支給額が加わってくるため、見込み年収と手取りの年収で大きく乖離することがよくあります。

オファーレターの場合、残業代込なのか、残業代が別なのか、採用費用の調整も含めて細かく計算をした上で出されているのです。
会社としてオファーレターを作成したあとに交渉をしてくるのはご法度です。
会社が決めたことを再度覆すことになると厳しいのが現状です。

人材紹介会社の動き方次第で、内定取り消しという事態を招いてしまうことにつながっていく。
現場と人事はこのオファーレターでNGなら、もう一度降り出しに戻ってもいいぐらい腹をくくっているのが現状です。

本当にど真ん中のストライクで、現場もほしい、人事もほしいという人であれば、給与交渉について慎重に進めていくのですが、そうでない場合は最初からやり直すというスタンスは今も昔も変わりません。

これが9割の人材紹介会社の営業やアドバイザーの動きになっている。

残りの1割の人材紹介会社の営業やアドバイザーは!?

残りの1割の人材紹介会社はちょっと違う。
案件にスキルマッチングをするのではなく、経営者の視点をもって決裁者と弱いつながりでつながっている。

人材紹介会社にいくと最初の関門が面談。
コロナショックによってWEB面談や電話面談が多くなってきましたが、基本的には対面でやる場合がほとんどでした。

対面でやる場合は相手の表情や口調、質問することによってマイクロジェスチャーが出てくるため、それを確認しながら、自分の仮説があっているかを検証していく。

電話の場合は音声のみになってしまうため、相手の表情や口調を想像しながら話を聞くことになるが、音のみで人を判断することはかなり難しいでしょう。
電話面談の場合については数を稼ぐためにやっている面談のケースが多くありますから注意をしてください。

コロナショックによってWEB面談が主流になってきましたが、WEB面談も映像が荒い場合やネット回線の状況によっては30秒ほどの遅延が発生するため、判断が難しくなっています。

そういうことをすべて判断をした上で、この会社なら合いそうだなぁと確信する事ができた場合、具体的な求人案件はないのですが、○○会社にオープンポジションという形で応募をしてみませんか?というオファーをすることがあります。

私もエージェント時代に、面談をしていて担当している会社の窓口や直属の上司などのイメージから、案件がないにもかかわらず推薦をすることがよくありました。

人材紹介会社では推し人材ということで、担当者が本人の了解を得た上で、履歴書、職務経歴書を実際に持ち込んで話しをするケースがよくあります。
パーソナリティについて十分理解をしているため、御社の社風、チームメンバーとの相性、直属の上司との相性などを鑑みて、推薦するパターンが実はあります。

企業側もそこまでいう人材であれば一度お会いしてからポジションをつくろうという形になることもよくあります。
戦略的に考えている経営者や役員の場合は、この人のスキルならこのポジションでこういうことを期待したいということで、ポジションを用意することができるからです。

とにかく会ってみて判断をする!?

最近多い相談が「私にあうエージェントを紹介してください」というものである。
答えからいうと自分で探してください。

なぜなら、私の価値観で転職活動をすることはリスキーだからです。
育ってきた環境も、経験してきた業界、会社も違うため、人の判断基準でターニングポイントになるかも知れない転職というものをやるということは、本当に危険だということです。

自分の判断基準があるわけですから、その基準を信じて判断をしてみることで自分の責任において転職をしたということになり、どんな理不尽なことや不条理なことがあったとしても自己責任ということになるからです。

「○○さんが紹介をしてくれたから」とか、「エージェントがいい会社であるといったから」などといっているうちは、他責にしている傾向が顕著に現れてしまうため、失敗する転職になることはほぼ確実です。

短期間で離職をしたり、ジョブホッパーになる可能性があるため、エンジニアなどはそれでもいいのですが、ホワイトカラーについてかなり厳しくなるのが現状です。

自分が興味のある分野に強い人材紹介会社や評価の高い人材紹介会社の案件に応募をして見てください。
面談で自分の転職活動について理解を示して、寄り添ってくれる人材紹介会社が3〜5社出てくるまで、会い続けましょう。

担当者の変更はできるの!?

たまにある話ですが、人事異動、退職に伴い担当者が変更されるケースが良くあります。
後任の担当者が前任者と同じことをしてくれるとは限りません。

もし、担当者との相性が悪い場合や前任者みたいに細かいケアができない場合などについては、担当者の変更をお願いすることをオススメします。
なぜなら、転職活動については大変神経をすり減らすことになり、イライラしながらおこなうことで、心技体のバランスが崩れてしまい、決断をする際に誤ってしまう確率が高くなってしまうからです。

転職という人生のターニングポイントにおいて相性が悪い担当者と神経のすり減らしあいをするのであれば、素直に担当者変更を依頼してください。

マイナスに働くことはありませんし、いっちゃいけないと思い込んでしまうと何も言えないまま、消耗戦に巻き込まれてしまいますから。


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