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コロナ禍から見えてきた!?新しい働き方

コロナ禍で変わった常識

通勤電車ではなく痛勤電車と言われるほどの乗車率500%以上の朝の通勤風景が、コロナ禍によってガラガラになったことは記憶に新しいところではないだろうか。

時期は花粉症と被る2〜3月にかけてはじまった日本でのコロナ禍であるが、咳き込んだり、くしゃみをしようとするなら、電車を止める人もいたり、その人を冷たい目で見る人も多かった。

そのため、マスクに花粉症であることを示すハンコを押していたビジメスパーソンやシニア世代もいた。

本来のシーズンであれば、花粉症が大変ですねという期間ではあると思いますが、今シーズンはコロナ禍の影響で人々の心に余裕が失くなっていたのは事実でしょう。

咳チケットということをいわれていた頃ですが、マスクをしていないとなんでしたいないんだろう!?と冷たい視線が痛い時代でもあります。
咳き込んだりするだけで、コロナじゃないの!?というすごく肩身が狭く辛い春でした。

緊急事態宣言が出ると、採用手法が変わり、働き方が変わった。
リモートワークが前提となり、採用もWEB面接が主流となった。
新卒採用についてはWEB説明会がほとんどんあり、合同説明会は7月まで未開催という異常事態になった。

街から人が消えてコロナショックが収束に向かうことを願っていた。
そこで新たに発生したのがリモートハラスメントであり、コミュニケーションの取り方などで、いい管理職、悪い管理職があぶり出された。

リモートワークでWEB会議システムをうまく利用して、2ショットトークに持ち込む輩がいたり、できるだけ情報を出したくないから限られたスペースで会議をしているにも関わらず、部屋全体を見せろとか、他の部屋を見たいなどという輩もいた。

管理職はコミュニケーションのとり方に苦労をしていたりするケースが多く、文字だけでは伝わらない、電話をしたり、会議システムを勤務時間中はONにしておけなどという人が多かった。

あぶり出されたコミュニケーション能力

コミュニケーション能力がないと言われてしまった管理職も多くいます。
文字、音声、映像を駆使してコミュニケーションが取れていないことが56%もあるというのが気になりました。

理由を聞いてみると、対面の場合はいつでもどこでも雑談みたいにしてコミュニケーションをとることが容易ではありますが、リモートワークになってしまうとそうはいかなかった。

ある程度、部下の自力に期待をするため任せておくことがいいのだが、日本の管理職の9割は人を管理したがる。
なぜなら、上司が必死こいて働いているのに、部下が遊んでいる、サボっていると感じるからである。
リモートワークで何をしているのかわからない、どうしていいかわからないから、管理をしたがる。

コミュニケーションのつもりがリモートハラスメントに発展するケースも多くある。
スケジュールを共有しているにも関わらず、WEBカメラで無作為に写真をとったりするシステムを使って部下の行動を監視したり、会議システムに入りっぱなしで仕事をしろなどという管理職が増えてしまいました。

リモートワークは権限をある程度認めた上で、お互いに信頼性と心理的な安全性を担保した上で成り立つわけですから、部下がサボっている、仕事をしていないなどと心配するなら、評価を下げればいい。

リモートワークは結果主義、完全実力主義だから、忠誠心ややらなくていい仕事までやってもらって評価を上げるという情に訴えるものは殆どありません。

プロスポーツ選手のように結果が残せなければ、年俸が下がったり、ゼロ契約ということもある時代になっているということと自覚してほしいですね。
部下を信頼してフォローしてあげれる管理職は小気味好いコミュニケーションのとり方、間合いのとり方がうまい。

ベッタリしすぎず、放任しっぱなしでもないから、相談したい時に部下が自然と連絡をしてくれるような関係性が日頃からできていますから。

好きとビジネスのバランス

ここ数年で多くなっているのが、好きなことを仕事にしようというキラキラビジネスパーソン。
しかし、彼らも水面下では非常に努力をされているケースが多く、話を聞くといろいろな失敗談をもっていたりするケースも多くあります。

一部の人には好きなことを仕事にすることは難しいと言われていますが、これからの時代、正社員でありながら2〜3つの複業をもっていてもおかしくない時代へと突入しています。

ただし、この働き方というのは覚悟がないとできないことであり、継続することができないものであるということをいっておきましょう。
今輝くインフルエンサーの人たちも地道な努力をしたり、高速で仮説思考を回して、現状をハックしてきたから今のポジションがあるわけです。

誰もがいきなりそのポジションを手に入れたとしたら、あっという間にどこかに泡のように消えていなくなってしまうでしょう。
俗に言う一発屋さんと同じ原理です。

全方位的に支持されているインフルエンサーと一部の人から支持されているインフルエンサーとの違いは、ビジネスの心と好きなことを仕事にしているという愛の割合バランスが超絶な割合になっていることが多くあります。

皆さんが毎日見ているであろう、SNSでも顕著に現れています。
タイムラインに出てくるいつものメンバー。
ビジネス臭が一気にすると、ミュートにしたり、フォロー解除をしたりしてなるだけ見なくなるように工夫しませんか?

この人、いつもビジネス広告だけの投稿をしているなぁ。と思われた瞬間、フォローが一気に千切れてしまうのは間違いありません。

順調にフォロワーが伸びている人は、何気ない普段の投稿やフォロワー分析をした上で、自分がターゲットにしている層に響くように、考えて投稿をしているけれど、わざとらしくなく、自然にやっている。

ビジネス臭がしないというか、愛とビシネスのバランスが超絶なところで成立しているから気づかないというのが現状だろう。

偏った人たちに支持されるインフルエンサーも、支持している層が自分のターゲットと一致していればいいけど、そうでなければ戦略を変えないと辛くなるだろう。

アップデートとしていかないと生き残れないサバイバル時代へ

昔はOKだったかもしれないが、今ではNGになってしまうことも多くなっています。
例えばハラスメント問題がいい例かもしれない。
2020年の6月1日からは大手企業を中心に、2022年4月1日からは通称パワハラ防止法がすべての企業が該当するようになります。

きっかけは何気ない一言から始まってしまうことが多くあります。
本人はコミュニケーションの一環としていたとしても、受取る側としてはハラスメントになることも多くあります。

多様性を認めながらもコンプライアンス遵守というのがキホンになってくるからです。

昔は上司が部下を自分の席の前に立たせて怒鳴りつけることがあったり、電話の受話器を叩きつけてガチャ切りしたり、胸ぐらを掴んだりすることもよく見受けられた光景ですが、現在やってしまったら、パワハラとなり、場合によっては刑事、民事訴訟に発展するかもしれません。

スマホに録音機能があるため、それが証拠となりパワハラとなるケースやその後の対応によっては、損害賠償請求など問題がいろいろ発生してくることになりかねません。

叱る時は冷静にわかりやすく、間違いを正して自分で改善できるように話をしながらやっていくことが求められます。
言葉遣い1つで大きく異る解釈をされてしまうので、言い方については十分配慮をしないといけません。

逆に褒める時は全員の前でしっかりといい点を褒めて、ナレッジの共有をしたりしながら、成功体験を積み上げて自信が持てるようにしていかないと行けない時代かもしれません。

ただし、自分が体験していること以外できないというのが人間の特徴です。
自分が体験をしたことがないことをやろうとするのであれば、それなりに失敗をくりかえして出来上がるまでに時間がかかるのは間違いありません。

小手先のテクニックでいろいろと応急処置的なことをやってきたからいいというわけでなく、時代とともに変化をしていく中で自分自身が過去の成功や実績に甘んじることなく、新しいことに挑戦していく時代なのです。

時代の流れに対して、コツコツとマイナーチェンジをしていきながらも、自分らしく生きるという時代へ移り変わりしている。
いくつになってもチャレンジ精神を持って、柔軟に変化をしていくことが求められる時代ですから、ちっちゃいプライドにぶら下がっているのではなく、臨機応変に変化をしていくことを拒否することがないようにしてほしい。

正社員でありながら複業をする人が増える

コロナショックで休業要請をされてしまったり、リモートワークになってしまったことによって、本業に対する不安があり、夏のボーナスも減額が見えているため、いろいろな複業へチャレンジをする人たちも増えてくるでしょう。

まず最初に確認をしなければならないのが就業規則を確認してください。
企業の9割は副業や複業を禁止しているケースが多くあります。
これから本業の給与が目減りしていく中で、今までの流れがあるので複業しながら、目減りした賃金を稼ぎ出す人も増えてくるでしょう。

会社に依存する時代は終わった!と言っている割には、就業規則で複業、副業を禁止している企業がまだまだ多いのが現状です。
就業規則に副業、複業禁止となっている場合は、無理に始められないので、人事に掛け合うか、転職することをオススメします。

もし転職先で複業が可能なのかどうか、緊急時にリモートワークが可能なのかをチェックするなら、面接での質問は避けたほうがいいでしょう。
複業をすることが前提、リモートワークが前提と受け入れられてしまうと、会社や組織に対して忠誠心がないとみなされてしまうことが多くあります。

今ではSNSやインターネットの掲示板、転職サイトの口コミなどをチェックしてみると分かる場合がよくあります。
とくに大きな流れの後には、そういう書き込みが増えていたりしますので、情報収集を怠らないようにしてください。

唯一質問をぶつけられるとしたら、オファーレターをもらう時に、質問をしてみるといいでしょう。
内定を獲得後に質問をするけど、内定の取り消しにはなりませんし、辞退された理由についても企業側も把握することができるので、最後の最後まで質問をしないようにしておくことが最善の策でしょう。

現在勤めている会社が複業を認めるかどうかについては、就業規則を見てもらうと副業に関する規定がかいてありますので、そちらを一読した後、人事に運用するルールについて細かく確認をしておくことが必要です。

なぜなら、住民税の確定通知が毎年6月に来るのですが、その際に会社が支給している給与以上になっている場合については、副業を疑われてしまい、利益を発生させている場合や会社の看板を使う場合など、細かくルール規定があるので、知りませんでしたという言い訳は通用しません。

就業規則違反で懲戒解雇処分になる場合もあるので、十分に注意をしてください。
税理士さん、弁護士さん、社労士さんなど専門家のバックアップがあればいいのですが、ない場合は会社のリソースをうまく利用して、雑談レベルからいろいろな情報を得ることも可能です。

合同会社を設立してから株式会社化していくことがいいかもしれません。
個人事業主としてやるのであれば、合同会社で登記したのち、業績がスムーズに上がって来たら、株式会社化するほうが細く長くビジネスを続けていくチャンスかもしれません。




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