●自分のメンタルブロックに気づいた話
先日、行きつけの理髪店へ、髪の毛をカットに行きました。
店主は私と同じ50代。
昔のテレビ番組の話になりました。
昔は時代劇がたくさんありました。
水戸黄門、銭形平次捕物控、大岡越前、座頭市、木枯し紋次郎・・・
「最近はまったく時代劇がなくなりましたね」
「ホントですね、再放送でも見なくなりました」
「昔はよく父親と一緒に見ていました」
「そうだね、時代劇はあまり女性は見ないからね」
そんな会話をしながら、当時父親の膝の上に乗って、テレビを見ていたことを懐かしく思い出しました。
「でも、時代劇ってみんな同じストーリーですね」
「悪代官が庶民をいじめて、最後にヒーローが現れて悪代官を征伐する」
「そうそう、勧善懲悪がハッキリしていて、わかりやすかったね」
そのとき、ふと頭の中に水戸黄門のフレーズが浮かびました。
♪人生楽ありゃ、苦もあるさ♫
「あっこれだ!!」
この時、自分のメンタルブロックに気付いたんです。
メンタルブロックは、『何か行動を起こそうとするときに思い浮かぶ、「できるわけがない」「失敗する」「こうしなければならない」といった否定的な思い込みや固定観念』のこと。また、それによって行動が抑制されてしまう状態(デジタル大辞泉)。
いわば、心の壁です。
私のメンタルブロックとは、
『人生楽をすると、あとで苦労しなければならない』
『だから、常に努力を続けていく必要がある』
私は、このようなメンタルブロック=思い込みがあったんですね。
そのため、良いことやラッキーなことが続くと、なんとなく不安になってくるんです。
【やばい、こんな良いことが続くと、後が大変だぞ】
メンタルブロックは、その存在に気付けば、後は手放すだけ。
そして、店を出て帰宅する途中、こんなことも思い浮かびました。
なぜ、いま時代劇が流行らないのか?
それは時代に合わないから。
昭和の価値観ともいえるような、苦労して幸せを掴む、そんな価値観や思想はもう古い。
楽しみながら幸せになる、成功する。
令和はそんな時代です。
私は、もっと軽やかに生きていこうと決めました。
決めればOK。
これでメンタルブロックを手放すことができました。
髪を切り、身も心も軽やかになりました。