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#38 志望動機のポイントは共通点と●●
こんにちは
自分らしいキャリア作りをサポートする
キャリアコンサルタントの笹井です。
本日のテーマは、」履歴書やES作りの悩みで多い「志望動機」について
以前「企業と自分の共通項」についてお伝えしたとき、「共通項だけでなく、●●をプラスする事が大切」という事をおつたえしました。
●●があると、「共通した考えを持っているし、活躍してくれそう」という印象ですが
●●が無いと、「共通している所がある人」で終わってしまうかもしれません。
友人に例えたら・・・趣味が同じだから全員親友でしょうか?
趣味が同じ=話が合うではないのです。趣味が同じでも、相手の事を配慮しない人であれば、話が成立しないし、趣味に対してのマウントの取り合いになったら、話をする気持ちにもなりません。
話は●●に戻ります。
企業との共通項があっても、その視点が「自分目線」のみの場合は、ただの独りよがりになってしまいます。
独りよがりあるあるとして多いのは、IT業界を選ぶ理由。
・PCを触るのが好き=エンジニアってずっとPC触っているんでしょ?
・安定した仕事が好き=IT業界はコロナ禍でも成長シェイている
・スキルを身に付けたい=研修制度が充実しているって説明会で言っていた
上記の3つの理由について、言っている本人は「自分と会う会社」「自分の希望との共通項が多い」と捉えています。
そして、「文系なのに、なぜIT業界を志望するの?」と聞かれて
「はい、IT業界は需要が高く成長(安定)しており、SEとしてスキルを身につけることができるからです!」
なんて答えたら、間違いなくアウトです。お祈りされます。
いくら共通項を自分なりに見つけても、●●が無いとNGなのです。
●●とは何か?
それは「貢献」です。他者目線、利他の目線とも言います。
テンプレワード「貴社に貢献します」という言葉だけは、おまけのようにつけている学生はたくさんいますが、思いがなければ貢献という言葉の意味を成しません。
働くことで、どんな人の役に立ちたい?
どのように役に立ちたい?
という視点や思いが必要なのです。
■社会の中でITはどのように人々の役に立っていると思うか?
■そんなふうに役に立っていることに対して自分はどう思うか?
■そもそも、どんな人たちの役に立ちたいと思うか?
■どんなふうに役に立つと、自分は嬉しいか?
上記の問いを考えるためには、業界研究が必要です。業界研究や企業研究をした上で、自分なりの答えを出してください。ただし、ここで注意するのは、正解を出すことに拘りすぎないこと。あくまでも「自分はどう思うか?」が大事。
そもそも、自分はどんなふうに人々の役に立ちたいか?と考えたときに、その方法論(手段)として業界や企業が存在します。自分の思いと共通項が多い業界や企業であれば、やりがいを持って働けるでしょう。
志望動機を探すとき、「なぜこの会社を良いと思ったか?」を掘り下げ、自分がどのように人に役に立ちたいか?+共通項との関連はあるか?と考えてみると、自ずと志望動機が書けるだけでなく「就職活動の軸」も見えてきます。
合言葉は一致(共通項)と貢献(利他目線)
ぜひ、この2点で企業を選んでみてください。