見出し画像

ネガティブ思考は必然なのです

CareerWeaveにお越しいただきありがとうございます。
「自分らしく」キャリアを重ねたい方のを応援する。
キャリアコンサルタントの笹井典子です。

前回の記事「嫌いの理由を考える」の中で、ネガティブな理由を掘り下げる方がやりやすいというお話をしました。

なぜネガティブな理由から掘り下げたほうがやりやすいかといえば・・・

世の中の言語を
ポジティブ=人の良いところを表すラベル
ネガティブ=人の悪いところを表すラベル
とに分けると
ポジティブな言語は4000語
ネガティブな言語は40000語
四千と四万!桁がちがう!💦

諸説ありますが、言語の比率は
ポジティブ7:ネガティブ3
という記事も見受けられます。

言語化するにあたって、自分の中の言葉のストックが
そもそもネガティブ寄りなのだから
ポジティブな意味を掘り下げて言語化するのは難しくて
ネガティブな言葉を掘り下げる方が楽なのです。

いずれにしても、人の基本的な思考はネガティブ寄りなわけですね。
これには理由があって、昔々人間が歩き始めた頃まで遡ります。
生きていくためには
敵から自分の身を守らなければいけません。
狩をして食糧を調達する必要もあります。

そんなんとき、超ポジティブ思考な人が
「世の中何とかなるさ」と
サバンナの真ん中を散歩していたら・・・
あっという間にライオンに食べられます。

今と違って(当たり前ですが)、太古の昔は危険がいっぱい
常に「安全に生活するには(危険を回避するために)どうすれば良いか」
ということを考え続けていたわけです。
脳内は多くのリスクを想定し、
必然的にネガティブな言語が増えていったというわけ。

だから、「ついネガティブに考えちゃう」という方は
「原始時代からネガティブなんだからしょうがない」と思ってみると
少し気がまぎれるかもしれません。

私は周りからは結構ポジティブな人だと思われています。
自分が意図的に物事を前向きに捉えるように意識しているし
それに伴って、意識してポジティブな発言をするようにしていますが
私は、基本的にネガティブな人間です。
ただ、ネガティブなことはあまりマイナスに捉えないようにもしています。

ネガティブ=暗くて、引きこもりで、世の中の闇を背負って生きているように思われがちですが(こーゆー発想が我ながらネガティブ💧)

ネガティブって、リスクヘッジ(危険回避)に必要な能力ですよね。
要は、程度の問題。ネガティブ度MAXを-100とするなら
マイナスに振り切りすぎると
→怖くて動けない、世の中全て悪いことが起こる、どうせ無理
となりますが
ネガティブ度-20くらいなら
→原始時代なら、草むらに隠れながら移動しないと敵が襲ってくるかもしれない。
→現在なら、明日は風が強い予報だから電車が遅れるかもしれない。待ち合わせの時間に遅れないように、いつもよりも早めに家を出よう
と、敵からの襲撃や遅刻を回避する行動を取れるのです。

みなさんも、日頃からリスクヘッジでネガティブ思考を活用していると思います。

世の中は、ポジティブバンザイ!前向き最高!という風潮がありますが
「私は根っからのポジティブマインド!」「超前向き人間」と言って
キラキラ・ポジティブオーラを出そうとしている人って
「ネガティブ=悪」「ネガティブな部分は0にしなければいけない」
という呪縛に囚われているように見えて
「なんか大変そうだなー」と「この人の本音はなんだろうなー」
などと考えてしまうのです。

もちろん、ポジティブであることは大切だし
人生をより良くするために前向きに考える思考は超大切!
実際に私も意識して前向きに考え、ポジティブな言葉を発しています。
だから、時には毒も吐きますし愚痴も言います。
本来の自分のネガティブな部分を認めて
ネガティブ度を調整するために前向きエッセンスを入れていくという感覚。
ある意味修行😅(成長という意味での修行で、苦行ではない)

大事なのは、ネガティブなところも含めて自分と認めること。
本来の自分を認めないと、正しい現状が見えないから
コントロールもできない。

偉そうなことを言っている私も、「エセポジティブ人間」として
空回って、逆に病んでいた時期がありましたから😅
(私の暗黒時代については、また別のお話で・・・)

自分を受け入れて、コントロールできるようになると楽になります。
まだ、受けとめきれずコントロールしきれていない部分もありますが💧
これもまた修行なり。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Have a great career_weave!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?