岡山県学生「終わらない就活問題」番外編 事務職という呪い
こんにちは。noriさんです。日が落ち、岡山市内もすっかり冷え込んできました。寒いのは苦手なので、毎年、今年も越冬ができるか否か心配しているところです。
私の投稿は、岡山県で就職活動をされる方を支援するなかで感じている、彼らの「終わらない就活」の原因を中心に書き綴っています。今日はシリーズの番外編ということで書きたいと思います。
前回はこちらの内容で書いてみました。良ければご覧ください。
テーマ
支援者の方々には通じるところがあるのではと思っていますし、当事者の方にもそういった経験があるかと思います。
答えありきで面接で臨んで、失敗していく子たち。面接上手ではなく、コミュニケーション上手を目指してもらいたいと常々思います。
さて、今回は「事務職という呪い」と題して書きます。
少し乱暴で非科学的な表現で恐縮ですが、「終わらない就活」を続ける岡山県学生は、この呪縛から抜けられません。
岡山県学生「終わらない就活問題」No.2でも書きましたが、SNSなどを通して、働くイメージ像が偏り、それ以外が見えにくくなっているのではないかと想像しています。
その中でも、とりわけ「終わらない就活」を続ける岡山県学生は、就活の中で「事務職」を希望します。希望があること自体良いことだと思いますが、事務職と言えば、求人社の数よりも求職者が上回る人気職です。ちなみに、10月28日に岡山労働局から発表のあった県内の最新求人倍率は、1.58倍(9月)でした。一方で、事務職の求人倍率は0.49倍です。一人に1件事務職の求人はありません。
事務職の魅力は?
誤解がないように申しますが、今回は事務職に就くことを否定するための内容ではありません。私自身も「事務職」という方々の存在には、これまでの仕事の中で散々お世話になりましたし、現在フリーランスで仕事をしていることからも、この「事務職」の存在に、改めて必要性を感じています。(一人ではなにもできません。。。)
ただ、若い方々がこの事務職を希望する理由は、
週休2日休みが取れる場合が多い
休日日数
残業時間
転勤頻度、場所
デスクワーク
といった要素が起因していると考えられます。これは私の想像ではなく、相談に乗っている中で聞く限りの理由です。
もっと総じて言えば、「自分にもできそう」といった意見が多いです。
一昔前は、女性が求める傾向があったかと思いますが、私あ感じる限り男性も希望している方が多いと思います。
探しても見つからない理想の事務職
先にも述べたように、求人倍率がかなり低いですから、見つかりにくいのはもちろんですが、いまいち事務職の定義も曖昧ですよね。デスクワークができたらいいのか?と言えばそうではありません。彼らは、コールセンターのようなデスクワークは敬遠します。なぜならクレーム対応や営業などのイメージを想起させるからです。
結論としては、彼らは事務職に就きたいというよりも、デスクワークで、決してプレッシャーのかからない仕事で、さらに土日祝がお休みで、県外などに異動が無い仕事が選びたいという希望があります。
採用側としては遠慮したいタイプですが、もちろん彼らもうまく包み隠して就活をしますので、入社後にモチベーションが低いことに気付く場合も少なくないようです。
はっきり言って、個人に都合の良い仕事はありません。幻想です。
社会に目を向けよう
「終わらない就活」を続ける岡山県学生に物申したいことは、社会に目を向けてみようということです。説教臭くて毎回嫌がられますが、就活を無事に、難なくクリアする学生は、社会人とのコミュニケーション経験もあり、様々な手段を通して社会に目を向けています。
スマホという、世界と繋がるツールがあるにも関わらず、見ているものは超・限定的です。お勧めは、社会人と対話をすることです。様々なセッションが世の中にはたくさんありますので、まずは、就活イベントの中でも対話ができるものを探してもらいたいです。
ご案内
結局最後は宣伝ですが、私は毎月2回程度、就活勉強会「RecRoots」を開いています。社会人(私もいます)との対話ができ、自身の就活の課題発見や就活や仕事に対する意識付けをしてもらえる会です。
良かったらまずはご参加ください。
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