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グループワークはどの役割を持っても活躍できる!チームワークと個の力
フリー面接トレーナーのnoriさんです。
面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ】
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。
学生にとっての就活は、社会人への入口であり、社会人への移行期間です。
そういう意味では、就活で行うアクションはどのような仕事においても、社会人として必要なアクションです。
例えば面接では、自分の考えを他者にわかりやすく伝える力でもありますし、その前にも自己分析や仕事研究を通して、何が良いのか、誰にとって良いのか等を考えるプロセスを身に付けられます。
今回は、社会人生活のなかでも、最も重要であろう、コミュニケーション能力を磨くことができるグループワークについてお話しします。
本日の【めんたいこ54】
グループワークと言えば、私がいる岡山県内の企業では、採用試験の中で導入する企業や自治体は少なくなっていると聞いています。
理由は主にふたつ。
ひとつめは、感染症対策により、集まって行うグループワークが控えられていること。
ふたつめは、これが深刻な理由だと思いますが、地方の中小企業には、グループワークができるほど、受験者が集まらないことが挙げられます。
では、何の対策も入らないのかというと、そういうわけではありません。
採用試験では実施しないものの、インターンシップでは、仕事の疑似体験として導入されるケースがありますので、ここで好印象を与えておくと、もちろん就活で有利に働くことは言うまでもありません。
そのため、他人事とは考えず、就活の必須事項として対策を考えましょう。
グループワークで評価を受けるには
評価を受けると言うと、誤解を招くかもしれません。なぜなら、その考えを深めすぎると独りよがりになりかねません。
グループワークはあくまでも、グループ全員で合格することを目指す必要があります。
よって、いかにチームワークを意識したアクションができるかが求められます。
そしてもう一つ。
合意形成がとれた形、つまり全員が納得した形で結論を出せるか。採用試験では、多くの場合、その過程を評価されることが多いと思います。
やはり、個人プレイによるパフォーマンスは得策ではなく、チームワークを重視した仕事においてはNGとして映ります
グループワーク内での役割
とは言っても、各々のコミュニケーションスキルは高いに越したことはありません。
そこで、チームワークを重視し、各々の役割を果たすための考え方を共有します。
採用試験におけるグループワークは、「役割」を決めるところから始まるのが通常です。
「はじめまして」の場面で、誰がどの役をこなすかで迷われるケースもあると思います。
どの役が回ってきても、その役割を最大限果たすことが、チームへの貢献ですし、評価を受けることができるグループワークになるでしょう。
しかし、司会等を行う際は、確かにスキルも必要ですのである程度自信がある方にやってもらう方が得策です。
今回はあくまで初心者向け、苦手な方向けに書いておりますので、誰でもできる方法をと話しします。
司会進行(リーダーポジション)
誰が行うのか一番の悩みどころです。
司会をした方が評価が良いなどの考えもあるかもしれませんが、もちろんやれば良いという問題ではないことは確かです。
もしあなたが、初めて司会を行う場合は、次の事に気をつけ実践してみましょう。
自分はあくまでもメンバーの意見聞き役
意見が出ない人に質問する(意見が出せる人は放っておいても話す)
意見をまとめることが苦手なら、「これで合ってる?」と確認する
書記
この役割を決める際に、「字が汚いから」といった理由で断る人がいましたが、そんなことは気にしなくて結構です。
それよりも、意見の中から要点を抜き出し記録していくことが望ましいです。もちろん、わかりやすく記述することができれば何よりですが、初心者や苦手な方は、しっかりと記録することに注力しましょう。
書記の役割が初めての場合でも、次のことを意識してみることで、チームへの貢献度は上がります。
書記は全体のフォロー役
ということです。全体のフォローというのは、グループワーク運営のサポートと言っても良いかもしれません。
書記の役割の特長である、記録は他のメンバーには無いものです。
その記録をうまく活用しすることで、全体の進行を大きくサポートできます。
例えば、話が行き詰ったり、意見がある程度出そろった場合、書記役から率先して、
「今、こういった意見がでいています。」
「この意見に偏っています。反対の意見も聞いてみたいです」
等と、その記録を全体に見せることで、メンバー全員が、今のグループ内の話の進捗を視覚的に確かめることができます。
話しだけでは、イメージにしくいですが、ノートに記録した文字を見ることで、メンバー全員が共通認識を持ってその後の意見まとめができ、不足する状態に気が付くことができます。
タイムキーパー
時間を管理するこの役割は、時計さえあれば比較的容易にできることからも、ある意味で人気な役割です。
ただし、これもやれば良いわけではありません。
タイムキーパーだからこそ、できることに目を向けてみましょう。
例えば、私なら、司会者役の人のサポートを行います。
司会者の人のサポートとは、司会者は全体を見なければならないことから、メンバー全員の様子や意見に全神経を意識を集中させています。
そこで、見落としがちになるのが”時間管理”です。
つい話過ぎることや、時間に余裕があるにも関わらず議論を止めてしまうこともあります。
そこで、あなたがタイムキーパーをする際は、司会者役の方のサポートに回ってみましょう。
「残り時間に余裕があるので、今の話を1分延長しませんか?」
「残り時間が1分しかありません。次の議題に移りませんか?」
など、司会者に時間情報を提供することで、司会者が判断しやすくなります。
よくある勘違いですが、タイムキーパーは残り時間をカウントダウンする役割ではありません。
役割無し
メンバーが多くなれば、上記3役に当てはまらない場合もあります。
評価には特に問題はないので、こういう時こそ、自由に意見を出し合ってみましょう。
また、意見が言いやすい立場であることからも、もし全体的に意見に偏りがある場合、あえて反対意見を述べてみることにチャレンジしてみましょう。
反対意見と聞くと、否定的なイメージがありますが、議論の展開が広がるといったメリットもありますので、意識して使いましょう。
例えば、
「今〇〇の意見が多いですが、◇◇の意見について考えてみませんか?」
「私も〇〇は大切だと思います。ですが、間違っているかもしれませんが、◇◇も大切ではないでしょうか。」
のように、反対意見は意見を広げる行為です。
もちろん、反対意見は言いにくいものです。
そのため、反対意見を出す場合は、クッション言葉、上記のように反対意見を言う前に「間違っているかもしれませんが」、「すみませんが」、「一つの考えなのですが」などと、間に言葉を入れて相手に不快なイメージを与えないように配慮してみましょう。
これも
コミュニケーション能力のひとつです。
最後に
グループワークやグループディスカッションを実際の仕事に置き換えると、会議やミーティングと言ってもよいと思います。
そう考えると、日常的に使うスキルです。
就活で行っているアクションは、結局仕事に繋がりますので、内定のその先にある仕事で活躍することを意識して取り組んでみましょう。
結局合格する人は、就活期間に成長する人です。
今回はここまで。それじゃあまた(@^^)/~~~
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