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自分のリアルを探す自己分析

フリー面接トレーナーのnoriさんです✨

面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。

今日も自己分析について話します。
自己分析は学生の就活に限らず、誰にでも考えてもらいたい内容です。
それでは一緒に自己理解を深めましょう。

今日の【めんたいこ51】

自己分析が目的になってはいけない

24卒の方が相談に来てくれるようになりました。
積極的に相談してくれて嬉しい限りですが、みなさんに共通して言いたいことは、
自己分析 = ワーク的な何かではないということです。
ワークの結果、答えが待っているわけでもなく、選択肢の中から自分の性格を選ぶわけでもありません。

就活のために、面接のために自己分析をやろうとすると、拙速な答えを求めて簡易的に済ませがちになっていませんか?

そんな簡易的な自己分析で済ませた方は、自身の成長を感じられず、本当はもっと話せることが見つかるはずなのに、不確かな自分のまま就活、面接に挑むことになります。

もちろん、受かればそれで良しであれば文句はありません。
しかし、余計なお世話かもしれませんが、みなさんのその後の仕事上での成長自己肯定感を感じながら生きること、さらにミスマッチを防ぐこのなど諸々考えると、簡易的に自己分析を済ませることはお勧めできません。

考える自己分析

まずは自己分析の目的を再度明確にしましょう。

  1. 就活のため(やれと言われたから)

  2. 面接で話すことを見つけるため

  3. ミスマッチを防ぐ(仕事適性を見つける)ため

  4. 自身の強みや弱み、特性を見つけるため

  5. 自身の成長に繋げるため

みなさん1ということはないと思いますが、4が目的になっていれば、自然と1、2、3も包括しています。また、4が目的になって初めて5のその後の成長のためにもなります。

1、2が目的になっていると、簡易的な自己分析を求めがちです。残念ながら簡易的に自己分析を済ませると、やる前とやった後の変化を感じられず、「やっぱりね」といった冷めた感じになります。

面倒ですが、時間をかけて考える自己分析を取り組みましょう。

性格は行動から考える

自己分析の代表的な分析内容として、みなさん長所・短所を言語化するのに活用されていると思います。
その際のやり方、進め方でひとつ気を付けたいことがあります。

それは、長所・短所のキーワードから選んで決めていませんか?ということです。

例えば、

明朗、積極的、活動的、温和、慎重、協調的、リーダーシップ、ポジティブ、・・・・・・

上記からあなたにあったものを選び、そのように感じるエピソードを書き出しましょう

このように、

キーワード選択 → 関連エピソード

の考え方は、確かに手をつけやすく、速いのですが、選択肢の中から、自分が既に知っているキーワードを選択しているだけなので、あえて自己分析として取り組まなくても、わかりきった答えの確認になってしまいます。

つまり、本当のあなたの良さを見つけられているわけではないということです。

では、どうするかと言うと、
エピソードから性格(長所・短所)を見つける必要があります。

エピソード(経験談) → キーワード抽出

前述のように、選択肢から自分にあったキーワードを選ぶ行為は、知っている言葉選びになりがちで、新しい側面は見つかりにくいです。

そもそも、性格は実態がない言語表現でしかありません。
人は何を見て、○○な性格と判断しているのかと言うと、その人の行動です。

行動を詳細に言うと、

・人との接し方
・物の取り扱い方
・事への取り組み方
・話し方や言葉の内容

ではないでしょうか。

誰とでも気軽に話しているからフレンドリーな性格であり講義は必ず一番前の席を確保していることから真面目な性格であると、なんとなく判断できます。

そのため、最初に考えるべきは、何をしてきたのか?自分を語るうえではずせない出来事など、経験談を語るところから始めてみましょう。

その経験談を客観的にみて、どんな行動をしていたのか?人との接し方は?取り組み方は?などから、自分の性格に名前をつけるように長所・短所を表現してみましょう。

第三者に聞いてもらいフィードバックをもらうのが良いですが、一人で行う場合は一度経験談を文章化すると客観的にとらえやすくなります。

着眼点を変えて考える

自己分析で行き詰まる方の多くは、自分を一元的にしか見られてないことがあります。

例えば、

サッカーを10年続けてきた。だから継続力がある!

とは、よく聞く話です。
少し意地悪く言うと、「好きだから続けられたのでは?」と質問すると、「はあ。確かに。でも、自分にはこれしか無いんです!」と嘆きの声が反ってきます。

このように、自分の良さを、これだけ!と限定的に捉えている方は少なくありません。
これを広げていくことで自分の良さを多面的に持つことができるようになるのが、本来の自己分析です。

そこで着眼点を変えてみましょう。
先程のサッカー歴10年の方ですと、

サッカー10年の中身
→プレイヤーとしての10年の経験
 ・挫折、困難、成功、成果
 ・日々の練習の取り組み
 ・試合での出来事

→いち部員としてのチーム内での役割経験
 ・人間関係(チームメイト)
 ・監督、コーチからの教え
 ・後輩への指導
 ・プレイ以外の役割(キャプテン等)

まず、プレイヤーとプレイヤー以外の活動に大別できて、そこからさらに細かい取り組みを見ていくことができます。

性格のところでもお伝えしましたが、行動からその人の性格や価値観などがわかります。

最後に

実際に自己分析に時間をかけるのは、効率的ではないとは思います。
すぐに答えがだせれば良し、面接で答えられたらそれで良しというのも間違いではないと思います。

ですが、この面倒なやり方を越えた先に、自分のリアル等身大の自分が見えてきます。

まさに、自己分析自体が目的ではなく、自分の活かし方や成長ポイントなど理解が深まった状態です。

それは、自己肯定感も高まった状態だとも言えます。

時間をかけるというと、やはりワーク的な作業を思い浮かべるかもしれませんが、日常的に「自分って?」と問いかけるクセ付けができるようことも大切です。

そのためには、まず自分自身に興味を持ち、些細なことでも出来たこと、頑張っていることを誉めてあげましょう。

そこが自己分析のスタートです。

今回はここまで。それじゃあまた(^o^)/~~

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