I-9)キャリアは柔軟に、しなやかに
社会人生活スタートしてから30余年も経過しているので、なんでもかんでも覚えているわけではありません。でも、不思議なことに、毎日忙しくしていても、ふとした瞬間にいろんなことが思い出されたり。でもそれがまた楽しく、今のコロナ禍で大変な時に自分を励ますことができる力になったりもしています。
ところで、前々回の記事で、横浜の社会保険労務士で、幸せ働き方講師の堀川眞也さんのことを書きました。私の職業人生の前半で出会った当時は技術屋さんでした。けれどもその後キャリアシフトし、今では人が幸せに仕事ができる関係を作ることにエネルギーを注いで活躍されています。私が20代前半に職場を同じくしている時には、エンジニアさんはずっとエンジニアをされるものかと思っていたのですが。モノからヒトへ、とフォーカスが変わっていかれた例ですね。
そんなわけで、最初に入った会社に最後まで勤め続けるとか、最初に従事した職業だけでキャリアを終えるわけではない、ということを伝えたく思い、もうお一人ご紹介したくなりました。同期として入社したこの方、塚田敦子さん。
入社したての頃は、私より二つ上の敦子さんのことをとても素敵なお姉さんみたいに思っていました。彼女は数年前からアロマセラピストとして独立開業されまして。私も会社員生活の後半には、施術を受けに彼女の自由が丘のセラピールームに足を運んで、ボロボロになった体調を整えに、幾度か通ったこともあります。特に顔ツボのマッサージが最高でした。あんなの、他で経験したことありませんでしたよ♫
私が勤め始めた1987年は、ちょうど男女雇用機会均等法が施行された年。
敦子さんも勤めて数年のうちに、本社のあるアメリカにしばらく駐在されたりして、かっこよかった!でもそんな彼女も長い月日ハードワークをした後、会社員生活にピリオドを打ち、今はサロンと同時に、ベトナム顔つぼセルフケア講師としても活躍されています。今では私とは、ビジネスをする上で情報交換したり、時には励まし合ったり、これまた、若い時の同期だったけれど今は全然違う関係性に発展、の別の事例です。
なので、
仕事や価値観、生き方って、自分の考え方の変化や環境変化などを受けながら、柔軟に対処しながら、変わっていく。
そんなこともある、ってことをちょっとお伝えしたくなりました。