仏INSEAD/EMC:卒業しました!!!【卒業直後レポート】
2年に渡る私のEMCの旅も終わり、先週シンガポール行われた卒業式に出席してきました!
EMCは、2023年現在、ヨーロッパキャンパス(フランスのフォンテンブロー)と、アジアキャンパス(シンガポール)の2カ所でそれぞれ教えられています。
私が学んだのはシンガポールのアジアキャンパスでしたので、卒業式もシンガポールで行われました。
EMCの紹介記事が始まってまだ2回目での卒業レポートですが笑、卒業式直後のフレッシュな気持ちを綴っておくのも大事かなと思い、順番は前後しますが、今回は「EMC卒業直後レポート」をお届けします。
今の気持ち。
非常に満たされています。
達成感と、充足感、そしてこれからの将来に対してワクワクしています。
私たちよりも前に卒業した先輩からは、卒業式後は“EMCロス”に陥っていて、寂しさや燃え尽き症候群気味だと聞いていたので、私もどよーんと暗い気持ちになるのかなと思っていたのですが、卒業式を終えて、日常生活に戻った今の私は、ワクワクする気持ちに満ちていて、なんだかこれからの将来が楽しみで仕方がないといった状況です。
卒業式に向かう機内では、直前に発表された修論の点数がさほど奮わなかったこともあり(EMC最後の壁、修論については別途、独立した記事で記載予定です)、消化不良というかモヤモヤした気持ちでいたというのが正直なところです。
クラスメイトのなかには、修論の内容をポッドキャストで配信して既に大きな反響を得ていたり、出版社と既につめている最中で近々出版予定であるというクラスメイトもいたりして、彼ら自身のEMCでの学びを、評価付きの完成形にして世の中に発信することができているクラスメイトを、私は眩しい気持ちでみていました。
そんな私にクラスメイトは、「クラスの平均点よりも上なんだし良かったじゃん!」「修論を自分の心底興味あるトピックにして楽しかったんでしょ?それでいいじゃん!」と色々と励ましてくれたのですが、「なんかなぁ…」という感じで、私はすねていたのでした。
しかし、シンガポールに着き、現地で直接、彼ら彼女らと話すうちに、私のモヤモヤは消化が進み、完全に気持ちが切り替わりました。
卒業式は土曜日。前日の金曜日朝8:30AMにチャンギ空港に着き、10:30AMにはもうクラスメイトの友達(シンガポーリアン女性)と会っていました。
カヤトーストとコピを楽しみながら、修論のこと、卒業式のこと、家族のこと、次の旅の予定のこと、卒業後の新しい挑戦のことetc、話は尽きません。
この友達に言われて嬉しかったのが、「あなたとはいつまでもエンドレスに話せるけど、この前あの子とランチ行ったら45分で終わったんだよ!笑」と言われたことです。このあと私たちはお店を替えてお昼過ぎまでお喋りを楽しみました。
私にとって、EMC最大の成果と収穫は、
「いつまでも話が尽きない友達を得たこと」「そんな友達が世界中にいること」、そして、彼らと意味のある深い関係性を築けたことで、「長年頂いていた英語コンプレックスに起因する、自分のグローバルプレゼンスの自信のなさがなくなったこと」
です。
私の英語は完璧じゃないけど、ここまでの話が尽きない関係性を築けているということは、これって私の英語は大丈夫ってことじゃない?とだんだん思えるようになったんです(この英語コンプレックスについては、EMC入学とも関係がありますし、実際にコンプレックス解消するために私がEMC中どのように行動してきたかも是非お伝えしたいので、別記事にしますね)。
<大人になって友達ができることの尊さ>
それだけの学費をつかって得た一番の成果が友達づくりかい!と言われてしまうかもしれません。もちろん、アカデミックな学びや、将来への新たな展望が開けたというのはあります。しかし、実感的な尊さとしては、友達になれたクラスメイトの存在が非常に大きいのです。
昨日も、私は未だ修論を出しておらず卒業を先延ばしにしたクラスメイト(ドイツ人男性)と電話をしていました。「私はあなたにとってどんなにムカつく友達になってもいいから、あなたをプッシュして修論を書かせる。それで卒業させるからね」と言うと、彼はすごく喜んでくれて、私も彼の力になれたのかなと嬉しくなりました。
自分が40代になって、ここまで近しい友達ができるとは思っていなかったのです。EMCの平均年齢が44歳であるというのは前回の記事でご紹介しましたが、まさに、私たちのクラスメイトも、皆その年齢ゾーンにおり、クラスメイト、友達として、お互いの日々の生活の中に強く存在し合っています。
クラスメイト全員が参加するグループチャットは、ほぼ毎日稼働しており、ここ最近の内容で言えば、卒業後に新たに始めるビジネスの進捗状況をお互いで報告し合ったり、この大学のこのプログラムが良さそうだよ、と次の学び先の情報交換をしたり、卒業式間近にあっては、何を着るか、ガウンのレンタルはしたか、シンガポールでどこのレストランが美味しいか、そんなビジネス・プライベートの堺のないやりとりをしています。
1対1でもWhatsAppでは常に誰かと会話していて、ボイスメッセージで「今自分は夕方の6時だけど、そっちは深夜寝てる頃かなー。近況は〇〇で△△で、そういえば今度□□する予定だよ」と5分近い録音メッセージが送られてくることもしばしばです。(いつも5分近く携帯に向かってメッセージを吹き込んでくれるこの友達を笑うことはできません、なぜなら私も同じことをしているからです笑)。
大人になると、新しく、親しい友達を作る機会は激減します。
私にとって、今まで共に成長してきた古くからの友達もかけがえのない存在ですが、新しい友達が広がる喜びもまた幸せに思うのです。
そんな友達ができたことは、私にとってEMC最大の成果です。
そして、私の卒業を喜んでくれる人がこんなにも多くいるのかと実感できたことも、卒業式を経て気づいた喜びでした。
卒業式はシンガポールで行われて、現地にいる友達も駆けつけてくれたのですが、日本や海外にいる友達がLIVE配信をみながらオンラインで参加してくれました。私の両親もLIVEで卒業式に参加してくれました。私のスピーチを聞いた両親が、「英語でなんて言ってるか分からなかったけど、“お父さん、お母さん、ありがとうございます”の日本語部分だけは聞こえたよ。卒業おめでとう。」と言ってくれたのは嬉しかったです。
友人たちからは、「大人になっても学び続けているのはすごいね」「学び続けるその気持ちをリスペクトするよ」「私もちゃんと学び直したくなった」と言ってもらえて、素直にその言葉が嬉しかったです。
さて。私がEMCに期待していたことは大きく2つ。
①次のパッションを見つけたい、②自分に自信を持ちたい、というものでした(これは別の記事で書きます)。
卒業してみて、この①②の両方を達成することができたという自負があります。
そして②の自分に自信をつけてくれたのは、他ならぬ、私のクラスメイトです。自分の悩みを吐露できて、それに対するフィードバックをくれる存在。そんな彼らとの関係にどっぷりと浸かったこの2年間。
2年かけて、私は変わることができました。
EMCのテーマである、Together, we transform!を、私は体現することができたのです。
もしINSEAD・EMCを既に検討されている方がいらっしゃったら、是非!とお伝えしたいですし、自分を変えたいと思っている方にも、INSEAD・EMCを是非!とおススメしたいです。
そんな「卒業直後レポート」でした!
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