グルテンフリー生活8年超!続く理由は「宝探しゲーム感覚が楽しい」から!
私はグルテンフリーを8年以上実践しています。
実践している理由は、重度のアレルギーがあるというわけではなく、「気持ち良いから」「自分に合ってる気がするから」という健康嗜好レベルなのですが、何より、「楽しいから」というのが一番大きいと思います。
今回は、私が楽しくグルテンフリー(グルフリ)生活を続けられている様子をお届けできたらと思います。
グルテンフリーを試してみようと思った理由は、お友達が、ジョコビッチ選手のあの本を読んでグルフリを始め、「調子が良い!」と言っていたのがきっかけでした。
最初は興味がなかったのですが、ある日、昼食にホワイトソースベースのドリアを食べた直後、午後イチのミーティングで、お客様がいる前で猛烈な睡魔に突如襲われたということがありました。「この突然の睡魔、あのホワイトソースが怪しい…」となぜか直感的に思い、先ほどのお友達の話を聞いた後だったこともあり、「そうだ、グルテンをやめてみよう」と思ったのがきっかけでした。
それまでの私は、大のパン好き。うどん好き。色々なパン屋さん巡りをして楽しんでいましたし、うどんもずいぶん食べ歩きました。
そんな私がストンとそれらを止めることができたのです。自分でもびっくりするほどの変わり身の速さでした。
なぜ、そんなにすぐ切り替えられたのか。その理由はまず、「頭の霧がすっきりと晴れた感覚」にあります。グルフリを始めて数日後、ある時突然、自分の頭に霧(Brain fog)がすっきり消え去った感覚を味わいました。もちろん、それまで自分の頭が曇っているという感覚はありませんでした。霧が晴れた感覚を味わうことによって、ようやく自分の頭の中が曇っていたことに気づいた、そんなイメージです。もう8年以上前のことなので、そのときの詳細な感覚までは覚えていませんが、「今までにないスッキリ感」に感動したことはハッキリ覚えています。それが、今まで8年以上グルフリ生活をしている私の原動力のようなものになっています。
それに加えて、グルフリ生活は宝探しのようで楽しいのです。「あ、これも食べてOK!」「あ、これも大丈夫!」この繰り返しが、私の生活のアクセントになっています。ちょっとの制限があることによって、それを攻略しようと、日常生活に少し工夫を加えるというゲーム感覚が、私にとってはまるで、宝探しゲームのようで楽しいのです。
正直なところ、グルテンフリー食品はいくらでもありますし、つなぎレベルで使われているグルテンは気にしていないので、何かを我慢してツライ、という感覚はあまりありません。また、ここ1、2年は、少しくらいグルテンを摂取しても、ハマらずにまた元のグルフリ生活に戻ることができると確信できるほど、自分のグルフリ生活に自信がついてきたので、ストイックに除去せずに、食べたいときは何でも食べるというようにしています。あくまでも、私にとっては宝探しゲーム感覚!です。
以下、私の大好きな食べ物を挙げながら、自分がどのようにグルフリ生活をしているかをご紹介します。
まずはパン!
グルフリ生活をするにしても、やはり、パンを食べる幸せは私にとっては大切です。ただ、グルフリのパンは結構選択肢がありますし、私は十分それで満足することができています。米粉パン、玄米パンも売っていますし、グルテンフリーのマフィンなどもありますね。ホットドッグ用のバンもあります。正直、あまり「諦めている感」は私の中ではありません。
ごはん
お米はそのままでグルフリなので、それまでの食生活をそのままでOKです。
うどん
大のうどん好きでしたが、あまり食べたくなくなりました。うどんの美味しさよりも、頭のスッキリ感に軍配があがっている状況です。でも香川にうどん観光しに行ったときは、気にせず食べて楽しみました。
おそば
そばは「十割そば」ならグルフリ食ですね。これも私には楽しいポイントで、お蕎麦屋さんを探すときは、「ここは十割そばかな?」という観点でお店選びをするのが楽しいのです。この制限があるおかげで、もしかしたら選ばなかったお店と出逢ったりもしてこの宝探し感覚が楽しいです。家庭用に、市販のおそばを買う際にも、十割そばを探す楽しみがあります。
フォー
私は大のベトナム料理好きですが、フォーは米麺なので、グルフリです。アジア料理は米麺(Rice noodle)があるので、何も諦めることなく楽しく食事ができます。
ベトナム料理
私は、ベトナム料理だと、バインセオが大好きなのですが、あの黄色のパリパリの生地は、米粉ベースらしいので、これも私はグルフリ食として認定して楽しんでいます。生春巻きもライスペーパーですし、お肉のBBQグリルもありますし、ベトナム料理は基本グルフリが楽しめます。
カレー
日本のカレールーは、小麦粉ベースなので私はグルフリ生活を始めたのをきっかけに食べなくなりました。ただ、家族はグルフリをしていないので、カレー大好きな娘のために作ってはいます。
カレーは、インドカレーのようなサラサラなカレーはグルフリ認定して楽しんでいます。それで私のカレー欲は満たされているのかもしれません。
あ。スープカレーも私の中ではグルフリです!
インド料理
ナンは昔は何枚も食べていましたが、グルフリ生活を機に止めました。でも、私はドーサとビリヤニが大好きなので、それらを食べることでナンには固執しなくなりました。ドーサは米と豆を発酵させた生地ということで、グルフリです。マサラドーサも、中身のおいもが美味しいですが、じゃがいももグルフリです。ビリヤニは、お米なので、もちろんグルフリです。
パッタイ
大好きなパッタイも、米麵ですのでOKです。
チャプチェ
大好きなチャプチェですが、これもさつまいもでん粉で作った春雨なので、私の中ではグルフリ食、OKです。
ビーフン、はるさめ
いずれも、米粉ベース、緑豆ベースなので、グルフリです。
ハンバーガー
これはゲーム感覚を一番楽しめるメニューかもしれません。お店に行って、グルテンフリーのオプションがあるとすごく嬉しくなります。グルテンフリーのバンに替えてくれるお店もあれば、パンの代わりにレタスやサラダに替えてくれるお店もあったりします。この代替オプションに出逢うのが、私にとってはゲーム感覚で楽しいところです。もちろん、何もオプションがないところもありますが、これもこれで、がっかり感を楽しむのも楽しいです。
タコス
タコスには、コーントルティーヤと、フラワートルティーヤがありますが、コーントルティーヤを選べば、こちらは「とうもろこし粉」が原料なので、グルフリですね。フラワートルティーヤは小麦粉ベースなので、グルフリではありません。
メキシカン料理
ナチョスチップスは、とうもろこし粉からできていますのでグルフリですね。ワカモレをトッピングしたり、お肉やお豆をいれてもいずれもグルフリですので、私にとってはメキシカンレストランは、十分そのまま楽しめます。
ファラフェル
大好きなファラフェルも、ひよこ豆ベースなので、グルフリです。
お寿司
グルフリです。
パスタ
これも、ハンバーガー同様に、ゲーム感覚を楽しめるメニューかもしれません。お店に行って、グルテンフリーパスタのオプションがあると「おっ、やるじゃん!」と嬉しくなります。でも、私はそこまでのパスタ好きというわけではないので、あまり固執はしていません。
市販のグルフリパスタも色々試しましたが、感動するほど美味しいパスタには出逢っていません。私に付き合わせて家族にグルフリパスタを出したところ大不評だったので、家庭の食卓では普通のパスタを出しています。
イタリアン
ピザにパスタだと、グルフリには不向きなジャンルかもしれません。ただ、お肉のグリルやアクアパッツァなど魚料理などのメインはグルフリが多いですし、リゾットはお米なのでグルフリですし、メニューを選べば充分楽しめます。ニョッキは、じゃがいもと小麦粉なので、基本グルフリではありません。
パンケーキ
休日の朝には、特別感が欲しくてパンケーキが食べたくなるのですが、これは、グルフリのパンケーキミックスがあるので、簡単に問題なく楽しめています。
<グルフリおやつ>
チョコレートもグルフリですし、アイスクリームもグルフリですし、和菓子は基本グルフリですね。私が大好きな苺大福、おはぎ、あんこ、あんみつ、などなどはグルフリです。芋・栗もグルフリですので、焼き芋、干し芋、芋羊羹、栗きんとんも栗羊羹も全く諦めなくてOKです(ただ、栗”蒸し”羊羹は、小麦が入っていますのでグルフリではありません)。そして、ポテトチップスもおせんべいもグルフリであることを忘れてはなりません!グルフリのマドレーヌも、グルフリのマフィンも美味しいものがあります。プリンもゼリーもOKですね。
ポップコーン
とうもろこしなのでグルフリです。キャラメルポップコーンもグルフリです。
クッキー、ビスケット
グルフリのもので美味しいものがたくさんあります。
ケーキ
たまにケーキが食べたくなります。そんなときは、グルフリのパンケーキミックスを使って自分で作るか、グルフリのアップルパイを食べることもあります。チーズケーキが無償に食べたいときは、自分勝手ルールで、一番下のクッキー生地以外はOKにしています。(といいつつ、ここまで食べたいような時は、普通に楽しむようにしています)
<グルフリを例外解禁するほど私が好きなもの>
=ということは、グルフリではないもの、ということです。
餃子
大好きなんです、餃子!こればかりは、グルフリ解禁ルールを個人的に適用しています。
グルテンフリーの餃子の皮も売っているのですが、自分では作るのはちょっと…。美味しいお店の餃子って本当に美味しいですから。(ちなみに、ラーメンは元々あまり好きではなかったので、グルフリ生活の支障にはなっていません。)
551の豚まん&シュウマイ
551、大好きです!最近は、豚まんよりもシュウマイ派です。シュウマイは豚まんよりも小麦を使っていないと勝手に思っていますが、実態はどうれあれ、グルフリはさておき、551は美味しいから例外解禁です!
たい焼き・大判焼
大好きなんです、たい焼き!特に、“天然物”のたい焼きは食べない理由がありません!“養殖”のたい焼きは…我慢できたり、できなかったりです。
アフタヌーンティー
なんたって楽しいですからね。例外例外!でも、ホテルのアフタヌーンティーだと、グルフリのリクエストができますが、アフタヌーンティーの主役はスコーンだと思っているので、グルフリにしてスコーンが食べられないくらいなら、喜んでスコーンを頂きます!
パネトーネ
ホリデーシーズンにかなり自分の中で盛り上がったパネトーネ。グルフリのパネトーネも出ていて色々試したのですが、美味しいと思うものには出逢えませんでした。パネトーネはホリデーシーズンの特別食として、例外解禁して楽しみました!
…と、ここまでお読み頂いて充分お分かりかと思いますが、グルフリをしたからと言って、瘦せるわけではありません!笑 正直、グルフリをしていると言うと、「ダイエット?」と聞かれるのですが、美味しいものを諦めるわけではないので、私のしているグルフリ生活は、ダイエット目的ではないのです。正直、全然辛くないし、楽しいからやっています。だからこそ8年以上続いているのだと思います。
<グルフリの盲点・ビール!>
ビール
ビールはグルテンが入っているみたいです。以前の私は乾杯の一杯目でビールを楽しんでいましたが、最初の一杯くらいで元々好きではなかったので、グルフリを始めて以来、ビールはスパッと辞めました。最初のうちは、その場の空気を読んだりして、乾杯の一杯だけビールにしたりしていましたが、だんだんと大人になって堂々とKYができるようになると、乾杯時も自分だけハイボールにしたり、スパークリングワインを頼むようになりました。ワインも日本酒もOKですし、お酒に関してもグルフリのせいで何か我慢しているという感覚にはなりませんでした。(ちなみに今は、アルコールは飲まなくなりました。これもいつか書きたいですが、アルコールを飲まなくなって、身体がラクなのです。)
<外食時のお店選び>
グルフリは自分1人で楽しむ分には困りませんが、誰かと外食する時などは配慮が必要だったりします。例えばお友達と「今度ゴハン行こうよ!お店どこにする?」となったとき、私が思う、一番簡単かつ波風が立たないと思う伝え方は、「イタリアンと、お好み焼き以外ならなんでもいいよ!」です笑
ただ、最近の私は、新しいお店はどんどん開拓したいので、制限は設けずに、どこでもOK!というスタンスにしています。
このような感じで、私は楽しくてグルフリをしています。当初の原動力だった、「頭のスッキリ感」は、もはやグルフリ生活が長く既にデフォルトになってしまっていて、その感動を日々味わうことはないので、楽しさだけが今の原動力です!
グルテンフリー生活に興味があっても躊躇されていた方や、我慢するのは嫌だなと思われていた方にとって、私のグルフリ生活が何かしらの参考になれば幸いです。
最後に。
グルテンフリーの効果については素人の私に真相は分かりませんし、あくまでも本件は個人の体験談です。皆さまに良いことなのかも、皆さまの身体に合っているかも分かりません。グルテンフリー生活をすることで、本来必要な栄養素が摂れないことがあるかもしれません。今回の記事は、私個人の話として、ご参考までに受け取って頂けたら幸いです♪