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目標設定のコツ!うまい親と下手な親の違いとは?

「うちの子、自分から目標を立てようとしない…」
「目標を決めても、結局続かない…」

そんな悩みを抱える親御さんは多いはず。実は、子どもが自ら目標を立て、達成できるかどうかは 親の関わり方 に大きく左右されます。

今回は、小学校教師歴20年のキャリーが「目標を立てるのがうまい親」と「下手な親」の違いを解説!子どものやる気を引き出し、目標達成へ導くコツをお伝えします。

「活字は苦手…」という方は、動画でわかりやすく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください👇
目標設定のコツ!うまい親と下手な親の違いとは? - YouTube

目標設定が下手な親の特徴

1. 目標を適当に決めさせる

目標を立てさせるタイミングが、「誕生日」や「お正月」などの節目だけになっていませんか?

:「1つ上のお兄ちゃんになったんだから、何か目標を言ってごらん!」

→ 突然のプレッシャーで、子どもは適当に「計算を頑張る!」などと言ってしまう。

このように「なんとなく言わされた目標」には、子ども自身の思いがこもっていないため、 やる気も続かず、達成もできない んです。

2. 目標を忘れた頃に急に責める

数週間や数ヶ月が経った頃に、ふと目標を思い出して…

「あの時、計算頑張るって言ってたよね?全然やってないじゃん!」

→ 子どもは「そんなこと言ったっけ?」と混乱し、「やる気がない」と怒られる。

このパターン、子どもにとって 目標を立てること自体が嫌な記憶 になってしまいます。

3. 目標未達成のときに否定する

目標が達成できなかったときに、

「ほら、やっぱり無理だったね」

「だから言ったでしょ?」

と責めてしまうと、子どもは「どうせ達成できないし、もう目標なんて立てたくない…」と思ってしまいます。

目標設定がうまい親の特徴

1. 目標を立てる過程を大切にする

子どもが目標を決めるときは、 親が一緒に考え、言葉を引き出すことが大切 です。

うまい親の会話例
✅ 「どうしてそれを頑張りたいの?」
✅ 「今、どこが苦手だと思う?」
✅ 「それを達成したら、どんな気持ちになるかな?」

こうして子ども自身が考えることで、 自分ごととして目標を設定できる ようになります。

2. 具体的な計画を立てる

「目標を立てる」だけでは不十分。

✅ いつまでに?
✅ どうやって?
✅ どんなペースで?

など、 具体的な計画を一緒に考える ことで、目標が「実現可能なもの」になります。

3. 達成までの過程を褒める

「目標が達成できたかどうか」よりも、「努力の過程」を褒めることが大切!

✅ 「毎日少しずつ頑張ってるね!」
✅ 「前よりできるようになってきたよ!」

これを繰り返すと、 子ども自身が「成長」を実感 できるようになります。

4. 目標未達成でも振り返りを大切にする

もし達成できなかった場合も、責めるのではなく、 「どうすれば次はうまくいくか?」を一緒に考える ことが重要。

✅ 「ここまではすごく頑張れたよね!」
✅ 「次はどこを変えたら、うまくいくと思う?」

こうしたやりとりを続けることで、子どもは「目標に向かって努力すること」をポジティブに捉えられるようになります。

目標は「生活」「学習」「挑戦」の3つに分ける!

目標を決めるとき、 3つの分野で考えるとバランスが取れる のでオススメ!

① 生活の目標(例)

・朝の支度を自分でやる

・寝る時間を守る

・家のお手伝いをする

② 学習の目標(例)

・毎日10分、漢字を練習する

・計算ドリルを1日1ページやる

・音読をする

③ 挑戦の目標(例)

・サッカーのリフティングを50回できるようにする

・ピアノで新しい曲を弾けるようにする

・なわとびの二重跳びをできるようにする

この3つの目標を設定し、親は アドバイザーとしてサポート するのが理想的な関わり方です。

まとめ:「うまい親」と「下手な親」の違い

❌ 下手な親

❌ 節目だけに目標を決めさせる
❌ 目標を忘れた頃に責める
❌ 達成できなかったら否定する

✅ うまい親

✅ 目標を立てる過程に寄り添う
✅ 具体的な計画を一緒に考える
✅ 達成までの努力をしっかり褒める
✅ 未達成でも振り返りを大切にする

この違いを意識するだけで、 子どもは「自分で目標を立て、達成する力」を育てることができる ようになります!

動画ではさらに詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください👇
目標設定のコツ!うまい親と下手な親の違いとは? - YouTube

親子で一緒に目標を考え、達成する喜びを味わいましょう!

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