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道を訊く
GoogleMapsに道を訊くと、目的地が出てきません。。。
そこで、
近くの役場か交番に行って訊こうと思い、向かいました。
昔から引っ込み思案で、どちらかというと、自称、人見知り。
でも、人に訊くのはそんなに苦じゃないのです。
仕事は営業。
飛び込み営業は全く怖くない💦
営業職に就いて一発目の飛び込み営業で、主力の商品(メーカー品)の悪口を言われ批判され、他社の商品がいかに優れているかプレゼンされました。。。
そんなこともあって、トラウマではなく、営業ってホントこんな感じなんだぁと妙に納得してしまったのを覚えています。
役場に着くなり、トイレに直行。
御手洗入口が引き戸💦
和式の引き戸ね💦
上部がカーテンレールみたいに吊ってある戸ではなく。。。
庁舎は比較的新しいんだけど、そこは日本式です💕
ドア・開き戸は人にぶつかるけど、狭い空間で引き戸ならそういうこともない。
入口の総合案内の女性に、写真を見せて、目的の場所を訊くと、そこらへんの建物名をガンガン申してきました。
(それが判ってたら、尋ねないよ・・・)
名称を言われて、チンプンカンプンな僕を見て、女性自身が持っているスマホで、ココと教えてくれました。
でも、先週、そこへ行く道路の途中が崩落して、通行止め。
復旧のめどが立っていないという。
目的地の集落は、街までの生活道路が無くなり孤立しているようなものということでした。
そこへ辿り着くには、
① 高速で隣県に行き、Uターンして近くのインターまでいくか。
(上りからだとICを降りられる。)
② 迂回して峠を越えるか。
(ほぼ片道車線で、すれ違いが難しい峠道だと)
②の道は、郵便の方が迂回に使っているそう。
なぜ、そこまで、その女性が詳しいか。
実は、その女性はその集落の方で、朝一①のルートで出勤したそうで。。。
そりゃ、周辺の名称がバンバン出てくるわけだ。
結局、僕は、9km近い恵那山トンネルを4回(往きで2回、帰りで2回)も通りたくないので、峠道を選びました。
同じ照明がつづく長いトンネルは頭がおかしくなるし、映画「バトル・ロワイヤル」を思い出してしまい、あまり好きじゃないのです。
ひと気のない道を行くのは嫌いじゃないんです。
学生のころ、北見の山道(外灯も無い砂利道)を夜中、一人、自転車で走ったこともあるし、なんしろ人が行かない道が好き。
国道から脇に入ると、まあまあ狭いけど、言われてイメージしたより広いなと。
周りに雪があり、よく見ると側溝が設けてあって、無理に対向車を避けると落ちるなと想像しながら車を走らせること、約40分。
ラッキーなことに、対向車0。
通行止めでなければ、10分もかからない距離をぐるりと大回りして辿り着いたのは、「信濃比叡 廣拯院(こうじょういん)」というところでした。
廣拯院は、マップ検索でヒットしました💦
こんなところがあるなんて知りませんでした。
先月、通行止めの前にすぐ近くを通っているのですが。。。
本堂には比叡山延暦寺から「不滅の法灯」が分灯されていて、その火で線香を焚くそうです。
昨年訪れた秋保温泉の佐勘は、高野山から「貧女の一灯」を受け継いでいるし、ここ半年で、最澄と空海に所縁のある火に巡り会えました。僕は前知識も全くなく意図していないのに、引き寄せられてしまいました。
前の会社にいなければ秋保温泉には行ってないし、今の会社に入らなければココに来ることもありませんでした。。。
ま、人生ってそんなもんなんでしょう。
今日の言葉。
「道はGoogleに訊くな、人に訊け」です。