離婚問題。それからー⑨
山本春野カウンセラーとの
初回対面カウンセリングのとき。
私が事前のカウンセリングシートに
「生きてる感覚が薄い。
そんなに積極的に生きていたいと思えない」
と書いていたことの話になった。
本当に昔から、ここに生きてる感覚が薄くて。
なんだか膜に包まれてるような。靄ってる感じ。
物語の中の登場人物のような。
現実味がない、っていうのかなぁ?
だから「生きたい」とか「何かやりたい」とか
その辺の欲求が希薄で。
そんなお話をしたら。
「子供の頃、好きだったものとか
なりたかったものって、覚えてる?」
こう問われた。
子供の頃、好きだったもの。
本、かな。
初めて読んだのが、【ドリトル先生物語】で
次が、【ナルニア国物語】。
この2つが最初、というのはとても覚えてる。
初めて徹夜するほどハマって読んだのは
【ハリーポッターと賢者の石】。
めちゃくちゃ面白くて、
寝てる場合じゃなかった(笑)
そして、「子供の頃、なりたかったもの」。
これは確か、【ナウシカ】って答えたんだ。
「なんでナウシカなの?ラピュタじゃなくて?」
なんでだったろう?
優しい?強い?きれい?
うん、これもあるけどなんか違う。
ふと思った。
「死がとても近い世界にいながら
それでも懸命に生きてる姿」かなと。
そうしたら春野さんは目を輝かせて
「めちゃくちゃ生きるチカラ強いじゃない!」
そう言ってくれた。
この時は「そうかなぁ?」って思ってたけど
今なら納得できる。
うん、私、めちゃくちゃ生きる力強い。
でも、今こうして私の中で消化できてるのも
この時春野さんが教えてくれたからなんだよね。
そしてアフターフォローでは
「ゆっくり進んでいこう。
そうしているうちに分厚い膜が、
気付いたら薄くなっているものだから」
こんな言葉をくださった。
この時は、本当に全然、そんな風になれると
思えなかったんだけどね。
だけど、そうなりたいと。
心からそう思った。
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