女子大生が怪異に立ち向かうホラー漫画をご紹介
興味を持っていただきありがとうございます。
今回は永椎晃平先生の『スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ』をご紹介します!
あらすじ
作者・永椎晃平先生
永椎先生は2011年に『マガジンSPECIAL』で掲載された読み切り『ぱんどら』でデビュー。その後『放課後ソードクラブ』で連載デビューを果たされました。
また、代表作の『星野、目をつぶって。』は可愛らしい表紙が目を引くのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
これまでは主に少年誌で活躍されていた永椎先生でしたが、現在は青年誌の『週刊ヤングマガジン』に移って『スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ』の連載をされています。
みどころ
本作はごく普通の女子大生 千嵐まひなが、襲いかかるさまざまな怪異に悪戦苦闘する様を描いたちょっとコミカルなホラー漫画です。
本作に登場する怪異には一風変わった特徴があります。俗に言う妖怪や都市伝説とは異なり、大学生の欲望を具現化した存在として描かれています。人生の夏休みとも言われる大学生活では、時間と体力を持て余した若者たちの欲望が渦巻いています。そんな欲望を体現した怪異は不気味でありながら生々しさがあります。人か怪異か、曖昧だからこそ一層恐ろしいです。
そんな不気味な怪異が登場する本作ですが、作品の雰囲気はあまり暗くありません。その要因となっているのが主人公の千嵐です。彼女は迫り来る怪異に対してなんの術も持ち合わせていません。戦うことも避けることもできないので、常に行き当たりばったりです。
勇敢に立ち向かうこともあれば、全力で逃げたり、恐怖を押し殺してやり過ごしたりします。泣きじゃくりながらお化けから逃げ回るなんてあまり主人公らしくはないですよね。そんな等身大な千嵐の必死な姿と豊かな表情が怪異たちの不気味さを打ち消してくれます。
そんな等身大の主人公が全力でキャンパスライフを楽しむ新感覚ホラー漫画をぜひご一読ください!
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