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自由律俳句46
黙っていても頭の中ではずっと喋っている
先日、フレッシュなグラッパと樽熟成したグラッパを飲み比べる機会があった。
フレッシュなものももちろん美味しいが、熟成したものは、角が取れて丸みのある味わいだと感じた。
人間にも同じことが言えるのかもしれない。
自分の中にしっかりとした質の良い樽を作り上げて、その中で穏やかに過ごし熟成していく。
そうして出来上がる人間は落ち着いていて、味わい深い。
黙って一人飲んでいるが、頭の中ではこんな感じでずっと喋っている。
私がサトラレであったなら、周りはさぞうるさいだろう。
たまには頭を空っぽに、何も考えずに過ごしたいものだが、なかなか難しいものだ。