見出し画像

私は「私」になりきれているか?

子供達も成長し、
寝室を分けた。

自分の寝具の上でぼーっとしながら天井を見つめていると、
白いはずの壁紙にモヤモヤと線が見えてくるような気がする。
そんな事を感じるのは、
私だけだろうか。

なんてことない日常の光景が、
メンタル状態によって若干の変化が起こるように感じる。

やはり恋愛体質なのだろう。
パートナーから連絡が来ないと、
やはり私なんてどうでもいいんだろうなと感じる。

基本的に自信なんてものはないのだ。
ただ生かされているだけ…
私である必要性を感じない。
何事においてもそう思う。

それが根元にして最大の問題点だと、
気づいている。
でも自身の感情をコントロールすることは
やはり下手くそで…
どうしていいかわからなくなる。

天井のモヤモヤは、
最初は一部なのだが次第に大きな渦巻のような形に変わる。
毛糸玉を無理やりにひっぱって、
気付いた時には絡まっていて、
そこが更に絡まって。

これは今の私のメンタルを表しているんだろうな…
ぐちゃぐちゃだな…

そのうち目が回りそうになって、
天井から目を背けるのだ。
無意識にスマホの画面に目を向けてしまう。

今日もゲームをするから…
そこで話をするから…
そう思っているのだろうな。

私の中にある、
彼の機嫌を損ねたくないという気持ちに反して、
ゲームセンスはなかなか上がって来てはくれないし。  
またイラつかせてしまうのではなかろうか。

この間せっかく夜に2人で会えたのに、
抱擁も納得のいくような質量ではなかった。

慣れたら当たり前と言われて、
気持ちを高く持ち続けている私はなんなのかと問いたくなったが…
言えなかったな。

求めるばかりで、
自分は何かをしているのだろうか。

私は「私」になれているだろうか?
誰かが求める「何か」に成り下がっているだけではないだろうか。

この気持ちはどう表せばいいのだろう。
伝えたいし、
わかってほしい。
でも…ただのエゴかもしれない。

あー、なんと無器用なんだ、私。

何の通知もないスマホの画面から、
再び天井に視線を戻す。

やはり白い。
あ、モヤついて来た。
この後のゲームで、
なんて伝えようかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?