自己紹介|トルコ・カッパドキアより
Merhaba, Arkadasilar/メルハバ アルカダシラー!
はじめまして、CAPPADOCIA TRIP です。
カッパドキアに来て12年、無期限の滞在許可証も出まして、
そろそろ本格的にカッパドキアに骨を埋めるのかも…と思ってます。
noteでは「はじめまして」ですが、
長年、カッパドキアで旅のお手伝いをさせていただいてます。
皆さんから頂いた疑問や質問への回答を、
もっと多くの方へご紹介しようと、
noteでもご紹介してまいります。
はじめに・・・これが、世界遺産カッパドキアの日常です。
朝日が登る頃、空には無数の気球…コレ、カッパドキアの日常です。
ほぼ毎日飛んでる気球ですが、最適な季節はあります。
トルコ・カッパドキア旅行を計画している皆さんへ
最高の思い出を作ってもらうべく、
カッパドキアの実情など、情報をご案内してゆきます。
ざっくりと、こんな話です😌
旅の準備と知識は多ければ多いほど、限られた時間を有効に使えます。
しっかり読んで準備しましょう♪
意外に知られていないけど・・・
トルコにも四季があります。
トルコと聞いて思い浮かべるのは
「暑い国」「砂漠」「イスラム教徒の国」・・・ですかね?
実際にはトルコにも四季があるし、
カッパドキアの冬は雪も降り極寒です。
イスラム教徒の国というのは正しい!99%がムスリムの国です。
さて、旅行の手配をしていて、よくいただく質問が…コレ。
ざっくりとした回答ですね…💦
でも、四季ごとの良さがあり、選ぶのが難しいです。
では、それぞれの季節の良い点・悪い点、見てゆきましょう!
<SPRING 春>
カッパドキアの春と秋は短く、1年を通じて暑いか寒いかの場所です。
冬が長く、4月までは雪が降ることもあります。
春がいつかと聞かれれば、4月の後半から、5月半ばくらいまで。
気温20度前後で、暑くもなく寒くもなく心地よい気温です。
この季節、カッパドキアのいたるところで、名もなき花が咲き乱れ、
散策には最高の季節ですよ!
一方、季節の変わり目でもあり雨が増えます。
数時間で止む雨ですが、
早朝に雨・風・雪が予想される時は、気球は飛びません。
気球が飛ぶかどうか?…難しい季節ではあります。
<SUMMER 夏>
カッパドキアの夏は、ほぼ毎日青空!
5月の終わりから10月はじめ頃までがカッパドキアの夏です。
この間数カ月、雨が降らないのが当たり前です。
ですから、気球はほぼ毎日のように飛べます!
日中の気温は最高40℃は普通ですから、日中の日除け対策はしっかりと!
気温はかなりの高さですけど、乾燥の大地ですからカラッとした暑さです。
朝晩は涼しいですし、日中も木陰は涼しく過ごしやすいです。
この季節は日の時間も長く、
日の出は5時半ころ、日没は8時半から9時くらい。
長い時間を観光に当てられるのも良い点ですかね。
この気候に馴染んだ地元民は、早朝から活動を始めます。
暑い時間帯はお昼寝タイム、涼しくなるとまた活動開始です。
夏の9時ころ、夕暮れ時に外でディナー&ビールなんて最高ですよ♪
<AUTUMN 秋>
春同様に、短いカッパドキアの秋。
10月始め頃までは夏日。でも10月後半は秋・冬の始まりです。
気温は暑すぎず・寒くもなく、
心地よいですが、雨が増え始める頃でもあります。
11月初旬は、早朝に濃い霧が出ることも多く、
気球フライトの催行は不安定、キャンセルが増え始める時期です。
秋の旅行の大きなメリットは、
10月後半から12月始めくらいまではフライトが安い!
ついでに、観光のピークシーズンを外したこの時期は、どこも空いている!
11月終わりから12月の始めには、例年初雪が降り、
極寒の冬(−25℃)が始まりますから、完全防寒でいらしてください。
<WINTER 冬>
カッパドキアの冬は極寒です。
それもそのはず、カッパドキアの標高は高いです。
ギョレメで海抜900メートル、
ウチヒサールは1300メートルと高地です。
10月の後半には気温が下がり始め、11月末・12月初めには初雪が降ります。
一番気温が下がるのは1月かな。
私がカッパドキアで経験した最低気温は-25℃。
ここまで下がると、呼吸ができず・・・速攻、家に入りました💦
でも、ここ数年は最低でも-10℃程度ですかね。
寒いところですけど、
雪が降ったあとは一面の銀世界!
気球から眺める白銀の世界も素晴らしいですよ。
雪は1週間程度降ったら、次の週は気温が上がり雪が溶ける…
そんなことの繰り返しですから、
数メートルも雪が積もるなんてことはありません。
でもね、冬だけの特権もあります!
気球が、午後飛ぶことがあるのは冬です。
熱気球のシステムゆえ、基本早朝だけなのだけど、
気温が低い冬は、早朝のフライトがキャンセルだったとしても、
午後に振替されて、夕暮れ時のフライトもあり得るかもしれません。
寒いけど、寒いからこその特権でもあります。
ピークシーズンは夏、混雑するのはバイラム時期。
世界中からカッパドキアを目指して観光客が訪れるは「夏」
イースター後の4月から、10月初めまでは
カッパドキアのピークシーズンです。
最近ではトルコの人々も観光で訪れるようになり、
混雑は更に加速しました。
大切なポイント!
トルコは車社会、どこに行くにも車で移動します。
トルコの人々が旅行するシーズンは、バイラム時期です。
※太陰暦で決まるバイラムは毎年日付が変わります
断食後のシェケル・バイラム/砂糖祭、クルバン・バイラム/犠牲祭では、田舎のカッパドキアで車の大渋滞が起きます。
通常20分程度の道のりも、渋滞で数時間だったり…💦
さらに、このバイラム時期はホテルはほぼ満室になります。
もちろん、気球の予約も同様です。
バイラムは避けるのがベストだけど、
どうしても当たってしまうならば、早めの予約と準備が大切ですよ!
季節ごとの最適な服装は?
四季を通じて、どの季節でも楽しめるカッパドキア。
さて、服装は?
気温40℃まで上がる夏:5月から10月初め頃は、夏の服装でOK!
ただし、カッパドキアの日差しは半端なく強いです。
日除け対策はしっかりしましょう!
ちなみに、私は夏でもフィールド観光に出る時は、
長袖長ズボンに、サングラス&帽子必携です。
付け加えると・・・サソリや毒蛇がいますから、足元は夏でもしっかりスニーカーやトレッキングシュースが良いです。
間違ってもサンダルでフィールドに出るのはやめましょう!
夏でも朝晩は涼しいので上着は必要です。
特に気球に乗るならば、上空はさらに気温が下がります。
真夏でも10℃以下になることもありますよ。
対して冬は?・・・極寒の雪山に行くつもりで準備しましょう!
完全防寒であることに加えて、カイロは活躍してくれます。
でもタイミングによっては、太陽がでて気温が上がることもあります。
脱ぎ着ができるのが最適ですね。
さいごに
カッパドキアは1年を通じて、観光客がたくさん訪れる場所です。
ピークシーズンは、イースター頃から10月、そしてクリスマス・年末頃、
とは言われますが、オフシーズンでも観光客が途切れることはないですし、オフシーズンにも良さがあります。
まずは、「そうだ、カッパドキア行こう!」と決めること。
スケジュールを決めたら、カッパドキアの下調べ。
知りたいこと、分からないこと、なんでも聞いてね。
皆さんにとって、素晴らしい旅となりますようにお手伝いしますよ。