日米の価格差: ハンバーガーが教えてくれたビジネスの視点
こんにちは、皆さん。先日、約7〜8年ぶりにアメリカを訪れる機会がありました。
これまで主に東南アジアやヨーロッパで仕事をしてきた私にとって、アメリカは観光やリラックスのための目的地でした。しかし、今回はビジネスの視点からアメリカを見て回り、いくつかの興味深い発見がありました。
ハンバーガーセット3000円
ロサンゼルスでの体験からひとつ取り上げてみます。そこで食べたハンバーガーセットの価格が3000円でした。現在の為替レートは1ドル150円近辺で推移しており、これが1ドル100円になったとしても、3000円のハンバーガーセットは2000円にしかなりません。
一方、日本ではランチとして牛丼や天丼を500から600円で食べることを考えると、日米の価格差は5倍から6倍にも及びます。
満足度と価格
実際、このハンバーガーセットから得られる満足度は、日本で食べる牛丼とさほど変わりませんでした。
特別な場所で特別な食べ物を食べる満足度は別として、地元の人たちも普通にこのハンバーガーショップを訪れていました。これは、日常の中で3000円という価格が支払える状態がアメリカには存在することを示しています。
日本の質と価格
一方で日本では、質が高くても商品の価格は低く抑えられています。消費者としては、安価で質の高い商品を購入できるのは良いことですが、経営者の視点から見ると、この価格差は大きな問題です。
私たちはなぜ、高品質な商品を提供しているのに、アメリカのそれよりも遥かに低い収益しか得られないのでしょうか。
まとめ
この体験から、日本のビジネスモデルにおいても、価格設定や価値提供について再考する必要があると感じました。
外部要因や社会の流れも影響を与えるでしょうが、経営者としては商品の価格を適切に設定し、より高い収益を目指す方向に舵を取ることが重要であると再認識しました。
今後の日本のビジネスシーンがどう変わるのか、とても興味を持っています。