※本文中の引用文は記載のあるもの以外は、
『シルバーバーチの霊訓(一)』潮文社刊
アン・ドゥーリー編
近藤千雄訳
よりの引用です。
良い道具になるためにはいくつかの方法があります。
ひとつは人格を磨く事。
心を常に清く保ち、正しく想念を扱えるように自らをコントロールできるように努める事です。
また、不安や心配にとらわれないというのも必須です。これもセルフコントロールする事によって身につけなくてはいけない事です。
一言で言えば簡単に聞こえますが、これは地道な鍛練と普段からの心がけが必要ですのでなかなか大変かと思いますが、できることをコツコツと積み上げていくと身についてくるものです。
また霊的に成長していくと波動が上がっていくため、不安や心配の念を受けにくくする事ができるようになります。
不安や心配などの念は私たちが住む地球を取り巻いて、層状に存在しています。これらの想念と感応する事によってネガティブな思いに囚われてしまうのです。
肉体的にも律する事が大切です。なんと言っても私たちは肉体の中に存在していますので、物質的なものから受けとる影響は大きいのです。
その事については以前記しましたので、こちらを参考になさってください。
理解というものは、一時的であってはなりません。目の前で奇跡的な治療を見て感激するのは良い事ですが、その事の意味を深く捉えずにまた元の生活に戻ってしまうようではいけません。
不思議なことを不思議なままにしておくのではなく、なぜそのような事が可能なのかを探求する心がなくてはいけません。
何度かご紹介している浅野和三郎氏は、ご自身のお子さんが病にかかり、それを霊能者に見てもらい、その言葉通りに病が治った事を不思議に思って心霊研究の道へ進まれました。
元々海軍機関学校の教員であり日本でも屈指の文学者でもあった氏は、その持ち前の探究心を持って当代随一の審神者になられました。
戦前の巨大宗教団体であった大本教を実質的に取り仕切っていたのは、浅野和三郎氏と、兄の正恭氏のふたりだと言われたほどです。
不思議なことをを不思議だと思う素直な心を大切にして下さい。それはあなたを真理へ導く最良の薬なのです。
今日はここまでとします。
皆さんにとって良い学びとなりますように。
Capella✝️