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能登でのボランティアで考えたこと(6月夜カフェ)

おはようございます。
茨木市市民活動センターきゃぱすのスタッフ、もっとーです。

きゃぱすでは、身近なテーマで語りあう夜カフェが毎月開催されています。6月の夜カフェ(6/18)では、大阪北部地震から、6年の日だということで、「あの時何してた?」「どんな備えをしてる?」など、災害や防災についてざっくばらんにお話しました。

話題提供として、きゃぱすスタッフのTさんと、私、もっとーが、能登半島地震のボランティアの活動報告しました。今回は、私が夜カフェでお話したことを紹介します。

能登半島地震でのボランティア報告

私は、ゴールデンウィークの中の(5/3~5/6)に能登半島地震のボランティアに参加しました。輪島市の門前町に行きました。

京都から、特急に乗り、新幹線に乗り換えて、金沢に行き、そこからバスを2つ乗り継ぎました。移動で半日かかり、活動は、4日間あるうちの、中2日でした。活動日は、落ちてきた瓦や壊れてしまった家財を、運び出し、集めているところまで運びました。

印象的だったのは、あるお宅でのことです。

そこは、老夫婦がいらっしゃいました。お二人は、仮設住宅に移られていて、家財の整理に自宅に戻られていました。「運び出したいものはありますか。」とたずねると、悩みながらも、汚れたものを指さしてくれました。
特に、2階のお部屋の中は、震災が起こった時のまんまでした。そのまんまでした。

聞くと、町を出た娘たちのものだから、自分たちではさわれない、ということでした。私は、震災から5か月になっていたのにも関わらず、そのまんまの場所があることに、愕然としました。

復興とは何か。いつまでなのか。
行って良かったのか。
これから、私にできることはあるのか。

実際に見聞きしたことで、たくさんのことを考えさせられました。
私は実際に行けてよかったな、と思いました。

発災からもう、8か月。
このことを考え続けること、伝え続けることが、私にできることだと思います。すこしでも被災地に、震災に、そして防災に目を向けてもらえたら、幸いです。

今後も

月に1回、きゃぱすでは、夜カフェを開催しています。
テーマの中に基づいて、ざっくばらんにお話する日です。
お気軽にお越しください。