ロパートキナ、ポリカルポヴァ、サヴコヴィッチが好き
たまにはバレエファンらしい投稿をしてみようと思います。好きなバレエは沢山あるのですが、今でもよく見るバレエの動画といえばこちらの3本です。
ウリヤーナ・ロパートキナの十八番だった「パブロワとチェケッティ」は、ジョン・ノイマイヤーが1991年に当時ワガノワの生徒だったロパートキナのために振り付けました。登場人物はロパートキナ扮するアンナ・パブロワとその師であるエンリコ・チェケッティ。
フェッテもなければ、6時のポーズも、ダイナミックなジャンプもないのに、不思議と目が離せません。優美な音楽、衣装、音楽に沿った振り付け、どれも本当に素敵で、ロパートキナの流れるような美しさが大好きです。あまりにも綺麗で、気が付くといつもこのビデオを再生しています。
私は知らなかったのですが、なんとノイマイヤーの「くるみ割り人形」ではこちらのバレエが組み込まれています。てっきりロパートキナのために振り付けられた単発の作品だと思っていたので、以前見たガラ公演で基礎知識無しで鑑賞し、驚いたのをよく覚えています。
アンナ・ポリカルポヴァとイヴァン・ウルバンが美しいこちらの動画は、もう15年くらい前のニューイヤーコンサートで流れていたものです。綺麗な女の人が踊ってるなぁくらいに思っていたのですが、当時入院中だった亡き父から「アンナ・ポリカルポヴァを見たか?」と連絡が来て、これがあのアンナ・ポリカルポヴァかと初めて意識しました。作品自体も素敵なのですが、亡き父との思い出も相まって、大好きな動画です。
最後に、ベルリン国立バレエでマラーホフと同時期に踊っていたロナルド・サヴコヴィッチというクロアチア人ダンサーがいます。そういえばシンデレラでマラーホフと一緒に女装していたいかついお兄さんがいたなぁとは思いますが、マラーホフと一緒にノリノリで女装していたのがこのサヴコヴィッチです。
何気なく動画を流していたら目に入ったのですが、見た目やスタイルだけでなく、安定性、力強さ、優美さ、全てを兼ね備えていて凄いダンサーだなと思いました。本当に上手で、何度でも見入ってしまいます。
しかし、こうやってみて見ると、私はロシアバレエが大好きだと思っていましたが、結構ドイツのバレエが好きなのかもしれません。3本ともロシア人が出ているのでロシアバレエで間違ってはいないかもしれませんが(ロパートキナ、ポリカルポヴァ、サイダーコワ)、いざ好きな動画を並べてみるとなんだか不思議な結果になりました。