![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63927220/rectangle_large_type_2_9b789c63e3615396c700e5113b0e50f7.png?width=1200)
note×Canva対談企画Vol.1「提携して10ヶ月。責任者のふたりが振り返ってみた。」
9月も後半に差し掛かった金曜日の午後、二人のアツい男たちが秘めた想いを明かし合う対談が国境を超えて行われていました...。
見切り発車で書き始めましたが、Canvaの涼夏です。今回の記事はとっても豪華!3回に渡ってお届けする今回の企画は、なんとnoteとCanvaの中の人の対談です。
2020年12月に、noteの中にCanvaボタンが導入され、多くのクリエイターたちがCanvaを使ってnote記事の見出し画像を作るようになり早10ヶ月。ここで発起人のお二人にこのパートナーシップについて振り返ってもらいました。
【登場人物】
■ noteデザイナーの川井田さん
■ Canva Japanカントリーマネージャーの植山さん
(以下、敬称略)
※ 今回筆者は黒子としてカメラもマイクもオフにし、二人だけの世界に浸っていただきました。結果、冒頭では読んでいて赤面するようなお二人の褒め合い、後半は戦略のことなど盛り沢山な展開に...貴重な中の人の声、どうぞ最後までお楽しみください!
1. まずは2社のなれそめから:Canvaがnoteを選んだ理由は?
植山:「Canvaでデザインする」というボタンを埋め込む形のパートナーシップ先を探すとき、私は2つの軸で選ぶんです。1つ目はユーザー数が多いこと。2つ目はCanvaボタンを導入することで提携先のサービスの価値が上がりユーザーさんが喜ぶということ。
Canvaのミッションである ”Empower the World to Design(デザインの力を世界へ)”は「全ての人にデザインの力を与える」という意味なのですが、ミッションが近くて、win-winなパートナーシップができそうだと思っていたこともあり、日本で一番初めに僕が声をかけさせてもらったのがnoteさんでした。
2. noteがCanvaを受け入れてくれた理由は?
川井田:自分たちとしても、noteのミッションが「誰もが創作をはじめ、続けられるようにする」なので、見出し画像を作るのが障壁になるともったいないなと思っていたところでした。そこでCanvaさんの機能を使うと、創作が続けやすくなるといった意味で、ミッションに合致するなと思いました。だからちょうどお声がけいただけて嬉しかったです。
植山:これは、noteさんと仕事を実際にし始めてから思ったことですが、僕が個人的に一緒に仕事がしたかったのは、仕事が早く、アウトプットがどんどん出て成長している人たちだったんだなと。noteさんと一緒に仕事をしているとすごく楽しいんです。Canvaはスピード感を持って仕事をするというのを大事にしているので。
同じスピードで仕事ができるっていいですよね。どっちかが遅いとストレス溜まるじゃないですか(笑)
川井田:それでいうと、自分も植山さんとのやりとりでは、すぐにフィードバックをもらえるのでとても仕事がしやすいです。noteのバリューの中にも「すばやく試そう」というのがあって、できるだけ早くアウトプットを出して回していくことを頑張っています。それが両社にとってうまくに働いているようで、嬉しいですね。
イェーイ!
(笑)イェーイですね。
3. Canva社内ではnoteってどんなサービスとして認識?
植山:わかりやすく説明するために、日本の「Medium(ミディアム)だよ」っていつも言ってますね。加えて、noteさんは日本だけで6300万の月間アクティブユーザー(*)がいるというと、みんな「おおおお〜〜」ってなります。((*)2020年5月時点)
Canvaはちょっと前に、グローバルで6000万人に到達したくらいなので、「なんじゃそりゃ〜!そこと組めるのかー!?」ってなるんです。
川井田:(爆笑)ありがたいです。でもまだまだ頑張らないとなと思うので、引き続きよろしくお願いします!
えええ!こちらこそですよ〜!
微笑ましい会話が一段落し、今度はCanvaが日本公式noteをはじめたことについて、話が移っていきます。
4. Canvaが公式noteをはじめて起きた変化とは?
植山:ウィークリーのミーティングでメンバーのひとりがぽろっと「Canvaも日本でnoteやるべきですよ」って言ったのをきっかけに、社内承認を取って立ち上げたのですが、もう日本チーム内では大盛り上がりで、みんな勝手に記事を書くんですよ(笑)
最初は僕に「こういう記事書いたらいいと思うんですけど、どうですかね」って聞いてくれてたんですけど、僕は基本的に事後報告で良くて「こういう記事を書いて公開したらバズっちゃいましたよ!」っていう報告が聞きたいんだって言ったんです。
最悪炎上したら、僕が謝ればいいだけなんでって言って。それでみんなで自由に楽しくnoteを更新しています。
そういったことでいうと、まず起きた変化一つ目は、チームがすごく楽しく更新していることですね。
最近は「メルカリで出品するときにCanvaを使って背景を消した方がいいの?それとも残した方がいいの?」という実験をしたら、見事に「Canvaを使って背景を消した方が売れない!」という結果になっちゃって。それって一見レポートしないほうがいいじゃないか、みたいな結果なんですが、敢えてnote記事で赤裸々にレポートしちゃおうよっていう。
それで公開してみたらユーザーさんに好評で(笑)。
川井田:面白かったですよね、あれね(笑)。
植山:メルカリの実験もそうなんですけど、あとは中の人の様子がわかる記事が人気ですね。だからnoteを通して人間味を感じてもらえたり、伝えたりするのが大事なんだろうなって思っていて。
色々データ化してその分析結果を元にっていう動きももちろんあるんだけど、結局人と人との繋がりで仕事って動いていったりするから、noteはそういうのを伝える素敵なプラットフォームなんだなって感じますね。
川井田:嬉しいですね。確かに、特に企業さんの中の声が聞けるといった内容の方が、noteのカルチャーとマッチしやすい感じがしますね。note自身も、できるだけユーザーさんとコミュニケーションを取ろうとしていますしね。だから中の人の声が喜ばれる傾向があるのかなと思います。
メルカリのも面白かったんですけど、Canvaさんの記事を読んでいると結構「あっこういう発信の仕方もあるんだな」って思うことも多いです。だから結構読んでいて刺激になっています。
植山:(笑)おーありがとうございます。イェーイ。川井田さんとのこの対談記事もどうなるか楽しみ。
今Canva Japanとしてnoteをはじめておきたチーム内での変化だったり情緒的なことを話したんですけど、もう一つ数字的なことを話すとですね...
noteで記事がバズると、明らかにCanvaの新規ユーザー数が増えるんですよ。
あとはCanva Proのトライアル利用者数が増えたり。だから本社にも、「noteをやるとさぁ、新規ユーザー数増えるんだよ〜!」と言えるのが嬉しいです。
あとは、関連性は証明できないんですが、大きなトレンドで言うと「Canva」で検索する人が増えてるんですよ。
川井田:なんか嬉しいですね。自分たちとしてもnoteがプラットフォームとして使いやすくなったという利があるんですけど、Canvaさんの方でも利があるのであれば、win-winな感じになっていていいですね。
やったー!イェーイ!
(笑)イェーイ!あ、だんだんなんか日が落ちてきましたね、植山さんの方。夕日が差してますね...笑
そうなの、もう逆光...(すくっと立ち上がる)
オーストラリアはシドニーからリモートでこの対談に参加していた植山さんは、時差の関係で一足早く日が暮れます。夕日による逆光を避けるために植山さんが移動する間に、質問をする人と回答をする人を交代。今度はCanvaからnoteへ聞きたいことです。
5. Canvaボタンを導入した時のnote社内の反応はどうだった?
川井田:もうシンプルに「なにこれ、楽しい!」となって、反響は大きかったです。
発表するときは丁寧にこうしよっかとかPR戦略も考えたりしましたけど、それよりも、自分たちで使ってみて簡単に画像が作れるのが楽しいです。
それまではデザイナー以外の人はあまり自分で見出し画像を作らなかったんですが、Canvaボタンがついてからはnoteの社員の人たちも自分たちで見出し画像を作るようになったので、かなり影響が出てるなぁと思います。
むしろデザイナーとしては、テンプレートを作ってもみんな楽しく自由にいじっちゃって「どうしよっかな」って思うくらいで(笑)。
植山:あっはっは。素晴らしい。
川井田:そうですね(笑)。基本的には自由でいいかなとは思いつつ、まぁ面白いなと思っています。
あと明らかに、デザインに興味を持つ社員が増えたと思います。自分は社内で定期的にデザイナー以外の人に向けて勉強会をやったりするんですが、そういう時も、みんなデザインにすごい興味を持って聞いてくれるので、Canvaボタンがきっかけとしてあるかもしれないなと。
完全に関連性があるかはわからないですが、「デザイナーじゃない人もデザインしてみたい」という雰囲気に社内がなってきたような気がします。
ものすごく好評で、みんな楽しんでいて、デザインに興味を持ってくれてるのが嬉しい、という感じですかね。
植山:うわぁ〜素敵にまとめていただいて。涼夏さんも記事にしやすいんじゃないの〜?
川井田:書けますかね〜?
ありがたいです〜!(調子に乗って今日で書けちゃうんじゃないかな〜とか言いましたが時間かかってごめんなさい!)
植山:いやぁ、この対談企画って面白いね〜!なんかさ、なかなかパートナーシップを組んだ2社が、そのことについて改めて聞いたり話したりするってできないじゃない。担当の二人が提携を振り返って話せる、いいですよね〜。
川井田:面白い発信形態だなと思います。あとこういった形じゃないと言えないことというか、普段話す機会がないこととかもあると思うので、その辺も出せたらいいかなって思ってきました。
6. noteの成長の秘密が聞きたいです。
植山:これが一番聞きたいやつ。noteさんって日本ですごい成長を遂げているじゃないですか。その秘密が聞きたいです。
日本だけで6300万以上の月間アクティブユーザー*って、えーって感じですよ!なんでそんなんなっちゃったの?(*2020年5月時点)
川井田:そうですね。成長のために大事にしていること言えば、グロースサイクルですかね。これはよく語っているんですが、ちょっと表があるので画面共有しますね。
何か一つをKPIとして設定するんじゃなくて、複数KPIを設定。これらをバランスよく伸ばして健全にグロースさせていこうとしています。歪まないように気をつけて伸ばしていっているのが秘密の一つかもしれないですかね。
例えば、本当にただ「読者が集まる」ようにするには、広告の打ち方だったり色々手段はあると思うのですが、単純に読者だけが集まっても消費していってしまって本質的じゃないので。
「読者が集まる」からといって「シェアされる」とか「コンテンツが売れる」というわけではないので、どの要素もちゃんと繋がっているかっていうのを意識してできているというのが秘訣なのかなって思います。
よく表現としては、健康に気をつけている時に血糖値だけを見ていて、「血糖値さえ低かったらもう健康」っていうのは違うよね、といったりするんですけど。このサイクルの全要素がうまくつながるように全社でも連携を気をつけてやっているのが大事なのかなって思っていたりします。
おぉ、なるほど〜。各四半期ごとに定量的なKPIとかは設定しているのかな〜と思うのですがどうです?
川井田:数値は定期的にチェックしていますが、あくまで健全にグロースできれいるかの指標として使っています。一つのKPIを追いすぎて「クリエイターのため」という本来の目的を忘れないように、気を付けています。
あとはできるだけバリューに沿って「すばやく試そう」を心掛けているので、速度と計測のバランスも気をつけているという感じですかね。
植山:うぉ〜なるほど。聞いた理由はですね、四半期ごとに定量的なKPIとか設定しちゃうと、逆に目標が目的になっちゃって、「なんでもいいからとにかくこの数字を達成させようや〜」というように、本質からずれていっちゃうってことがあるじゃないですか。
noteさんはどうなんだろうって思ったんだけど、そうじゃないということですね。逆に定量的な目標を設定しないで、PDCAをぐるぐる回すことで、本当にユーザーにとってのいいサービスを追求していくっていうことなんですかね。
川井田:そうですね。まぁ、もちろん定量的な部分もゼロではないんですが、数値の達成だけが目的にならないように気をつけていますね。
おぉ〜なんか素晴らしい経営ですね。
「この辺りに関しては、noteの経営についてCXOの深津さんが話している記事があるので、ここでもっとみていただくのもいいかもしれない」ということだったので該当記事をご紹介します。noteの成長の秘密、ぜひ覗いてみてください!
7. noteは自社発信のコンテンツの品質管理はどうしている?
植山:どんどん次の質問いっちゃおう。noteさんは自社発信のコンテンツの質を重視していて、素敵ですよね。これはどうやっているんだろう。
川井田:そこも確かにさっきの話に近いかもしれないですね。「一旦どんどん試していこう」という姿勢なので。
植山:多くの企業ではPlanしてDoはするんだけど、その二つばかりやって、Checkが疎かになって成長しないケースもあるじゃないですか。noteさんは、レビューのサイクルはどのようにされていますか?
川井田:そうですね。コンテンツと機能の両方に言えることではありますが、場所によるかなと。レビューのサイクルをちゃんとするところは、最初からレビューをする施策として実施しますが、一方で、やって後悔しない場所だったら出してそのままにしちゃうこともあるかもしれないです。
これは、うちのCXOがよく例えているんですけど、機能的に便利か便利じゃないかという指標とは別に、「基本的に人って挨拶はしたほうがいいよね」といった感覚につながる取り組みは、試してそのままにするということはあるかもしれないですね(笑)。
植山:あぁ〜確かに挨拶はあった方がいいよね(笑)。
川井田:ただ、フィードバックやSNSの反応などは注意深くチェックしています。試してみて成功か失敗かを判断して経験に変えているという感じですかね。
8. noteはどうやって社内にミッションやバリューを浸透させているの?
植山:noteさんはミッション・バリューがとても浸透していて、それを体現されている企業だと感じます!どんなことをしてバリューを浸透させているか聞きたいです。
川井田:そうですね〜、ここはやっぱり難しいし苦労していて、本当はまだまだ、もっと浸透させたいと思う場面もあるんですけど。
やっているのは、月並みなことだと入社時のオンボーディングや全体会議でバリューについて話すとか。社内のSlackでbotを作って「こういう時はこういう行動をしよう!」みたいなバリュー解釈の例を毎日流すようにしたりとか。そういうところからやっています。
あとは、対外的な発信でもバリューに触れることを多くするようにしています。
たとえば、最近はじめたのが、社内報をnoteで公開する「オープン社内報」でのバリューバトンという連載です。社員が同僚の「バリューを体現した行動」を語るという内容で、社員ながら面白い取り組みだと感じています。
ありとあらゆるところでバリューは判断基準として出てきます。迷ったらとりあえずバリューで考えよう、という姿勢の徹底ができてきているかもしれないです。
素晴らしいですね〜。
もっとやりたいですけどね。
9. noteには何人くらいエンジニアがいるの?
植山:次の質問行っちゃいますね!この辺りは僕の個人的な興味なのですが...
noteさんの強みはクリエイティブ、デザイン、テクノロジー の三位一体がすごいところだなとも感じているのですが、特に一緒に仕事をするようになって、エンジニアさんの仕事の早さにびっくりしたんです!Canvaボタンを導入いただいた時も1週間くらいでできちゃいましたよね!?
エンジニアは何人くらいいらっしゃるんですか?
川井田:今は、50名くらいいますかね。確かにCanvaボタンの時早かったですね(笑)。でも植山さんがすぐにフィードバックをくださったのでやりやすかったと思いますよ。
あとは、そうですね、社内のエンジニアもいくつかのチームに分かれていて、Canvaボタンを担当したのが、とにかく素早く改善するというチームの人だから特に早かったんだと思います。
植山:すごいなぁ。あと、これも個人的な興味なんだけど、この前noteさんのデータアナリストの方のインタビュー記事とかを読んで、力を入れてるんじゃないかなと思って。社内のデータ環境ってどうなっているんだろうと。データ環境への投資ってどうされています?
僕はDropbox、Canvaと働いてきて、シリコンバレーの会社のように従業員たちがいろんなデータへのアクセスができてあらゆる分析がし放題なんです。そこがいいなと思っていて。
川井田:そうですね〜。まだ整備していく部分も多いのですが、リダッシュというツールでサマリーが見られるようになってます。ただ、まだまだ可能な限りゴリゴリ改善していきたいフェイズなので、担当するエンジニアやデザイナーの経験やユーザーの声を元に動くことが多いです。
ここでまた選手交代。noteからCanvaへ聞きたいことです。
10. noteと連携したことでCanvaユーザーからの反応は?
植山:やはり2社で同時にリリースしたのが大反響で。noteのCXOの深津さんがツイートしてくださったのがすごいリツイートされましたよね。
僕はもう最高に嬉しかったです。Canvaボタンは僕が勝手に営業して、noteさんとの提携が初めての事例だったので、めちゃくちゃ嬉しかったですね。もう言葉にならない。
その後、noteの記事で「Canvaボタンで見出し画像を作ってみた」という記事がたくさん出てきたのも嬉しかったです。
川井田:よかったです、嬉しいですね。
11. note Proに欲しい機能はある?
川井田:最近note Proを使って発信していただいていると思うのですが、こうして欲しいなっていう機能などはありますか?
植山:そうですね、最近のおすすめ機能の追加がとっても嬉しいです!Canva Japanのnoteを立ち上げた当初は、noteのカスタマーサクセスの方に「フォロワー数はあまり気にしなくても大丈夫です〜」と言われていたけど、おすすめ機能のおかげでフォロワー数がより生きてくるようになりましたよね。
川井田:noteなりの拡散機能ですね。
元々は「サポートするとおすすめできる」という機能だったんです。「お金を払いたくなるくらいの記事ならおすすめできる」、というようにめちゃくちゃハードルを上げていたものを、今回note pro顧客様に開放してみたところなんです。
今、新しいエディターの改修を進めています。そこでより良くなったものが出るのかなと思っているので、楽しみにしていてください。
植山:うわ〜楽しみです!
そもそも、noteのエディターはタイプしていて気持ちいいです。それってすごく大事なことだと思っていて。最初にnoteを使った時に書き心地に感動して「これええわ〜」ってなりました(笑)。
川井田:(笑)ありがとうございます。やっぱりキモの機能で、創作に一番関わるところなので、エディターは今後もいろんな機能が追加されていくと思います。
植山:うわ〜楽しみです!僕もずっと下書きにしている中の人の記事を頑張って書きます!
対談も終盤に差し掛かったタイミングでnote川井田さんからCanvaへリクエストをいただきました。
川井田:社内でマガジンやサークルにもいつかCanvaボタンを入れたいんですけど実現は可能ですか?っていうのは聞いてみたかったんです。
植山:可能ですよ〜!実はちょっと前にCanvaのパートナーシップの戦略が変わって、前まではどこの会社でもCanvaボタンを申請して組めたんですけど、それが新規ではできなくなっちゃって。
でも御社はCanvaの本社の中でも存在感があって、Canvaボタン利用企業一覧の上の方にいるんです。だから全然できます!
あとは、見出し画像のテンプレートをリサイズして、マガジンやサークル用の画像に使うことも可能なので。そしたらすごいですね、フルで連携というか。
川井田:そうですね。優先順位的にどこにまずCanvaボタンが入ったらいいよねっていうのはあると思うのですが、今パッと思いつくのはマガジンやサークルかなと。クリエイターのみなさんにも聞いてみたいですね。
お互いに聞いてみたい質問を網羅できたところで、最後に黒子インタビューアーの涼夏から一つだけ質問させていただきました。
12. 実現可能性は一旦置いておいて、今後一緒にやりたいことや妄想を教えてください!
川井田:コロナが明けたら、一緒にデザインイベントとかでもなんかやりたいです!
やっぱり、お互いのミッションに沿った、クリエイターのための活動を引き続き一緒にやっていけたらなって思います。
植山:僕たちのミッションは、できるだけ多くの日本人にデザインで輝いてもらうなので、noteのミッションに向かっているものは、Canvaのミッションに向かっているんですよ。だから、色々なことを実験して、試してみたいですね。
川井田:機能に留まらない取り組みをしたいですね。クリエイター支援的なこととか。
植山:そうだね〜。誰でもデザインできるんだよっていう。記事でも本でも文章でもグラフィックでも、なんでもクリエイターのハードルを下げて、やる人を増やしたいですね。
価値のあるアウトプットが増えることで、喜ぶ人がもっと増えるだろうなって思いますね。そうしたら日本もっと元気になると思います。
川井田:日本がもっと元気になることやりたいですね。
植山:日本、元気になると思いますよ。
お二人とも、忙しい中ありがとうございました!!
日本の人の作りたい気持ちや書きたい心に寄り添いながら、創作の場として成長を続けるnoteと、グローバル企業としてさまざま市場でデザインへの障壁なくそうと拡大を続けるCanvaは、目指しているところはとても近いように感じます。
一方で、その実現へのアプローチの仕方には色々あり、どちらも人間味がある人たちがしっかり向き合って取り組んでいるからこそ、ここまで成長してきたのだろうと感じました。
次回はnote x Canva中の人の対談企画第二弾「noteデザイナーがCanvaデザイナーに聞いてみた!」です。お楽しみに!