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刺激
留学前オリエンテーションへ行ってきた。同じ団体で留学する仲間たちとの交流会だ。
交流会は3日間みっちり行われ、ディスカッションを中心に心作りと情報交換をする。
まず驚いたのは、当たり前だけどここに集まった100人以上の人達が時を同じくして留学するんだなあという事実。みんなそれぞれ胸の中に想いを秘めていて、みんなそれぞれ考えている。
ディスカッションは1人が発言しているときは皆は必ずあいずちをしてくれたり頷いてくれて意見を聞く姿勢が整った空間だったので、ビックリするくらい自分の意見が言いやすい。学校でディスカッションをやろうもんなら、誰も発言せずに結局1人ずつ発表していくみたいな流れになりがちだけど、今回のオリエンでは思いついた人が発言してそれに対してまた繋がって…っていう本当に心地よいディスカッションだった。
あとみんな留学するという同じ意思を持っているからなのか分からないけれど、なんだかお互いに似たもの同士だなって感じがした。少なくとも留学するという人生のビッグイベントが共通してるので、同じ悩みを持っている。
学校に反対されても留学へ行きたくて教頭に直談判しに行った子、毎晩死にたいと思っていたけど留学を決意した子、ほんとうに一人一人に思いがあって、人の数だけ留学の形があるんだと感じた。
留学を通して色々な国の人たちを知って、親しくなって欲しい。そうすると、あの国にはあの友達が、この国にはこの友達がいるから・・・ってなってミサイルなんて落とせなくなる。そうやって少しずつ、世界平和に繋がる。
留学団体の究極目標は「世界平和」。
正直、世界史を習ったわたしは、世界平和って一生実現できないんだろうな…と感じた。理屈や感情だけでは片付けられないような重くて複雑な歴史が絡みあっているから。
でも「一人一人が世界中と友達になれば、どこの国にもミサイルは落とせない」というのを聞いて、なんだか拍子抜けした。あれ?世界平和ってこんな簡単なものだっけ。でも、確かにそうかもしれない。何も難しくなかった。そして、留学することは、世界と世界が手を繋ぐことの手助けになるんだと思った。
オリエンを通して、やっぱり私は留学したいし留学して自分を変えたいし何にも変え難い経験を努力で勝ち取ってきたいと思った。少しでも世界平和への架け橋の1部になりたいと思った。フレンドリーになりたい。偏見のない人間になりたい。自分の意見を持てるようになりたい。自分の意見を言えるようになりたい。
これから苦しくなった時も、オリエンで出会った仲間たちも今きっと頑張ってるんだろうな…と思えば乗り越えられるような気がする。
イタリア語頑張るぞ❗️