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163 紅葉のグラデーションを肌で感じる・せせらぎ街道ドライブ

紅葉の季節になりました。
わたしが1年で1番好きな季節。この季節になると今日はどこへ紅葉を見に行こうか?とわくわくせずにいられません。

去年までは車を嫁の通勤用に取られていて電車移動しかできませんでしたが、今年はセカンドカーを購入。一気に行動範囲が広くなりました。

岐阜の中央を縦断する「せせらぎ街道」

そんな私が今回行き先に選んだのが「せせらぎ街道」。

大雑把な地図ですいません。。。

「せせらぎ街道」は郡上市の八幡地区(地図の「郡上市」とある部分)から明宝(めいほう)地区、そして高山市清見地区にかけての国道472号線・257号線などの愛称。郡上市は旧美濃国、高山市は旧飛騨国で「せせらぎ街道」は両国にまたがります。吉田川などの川に沿って走る道であるためこの名がつけられており、秋は紅葉の名所としてとても有名です。

郡上八幡は半月前にも行ったんですが、期せずしてまた来ることになりました。

明宝といえば!の品を道の駅でゲット

まずは郡上八幡ICを降りて「せせらぎ街道」に入り北上。明宝地区の道の駅「明宝(磨墨の里)」に立ち寄ります。次々車が駐車場に入っていって大変混雑しています。

とてもいい天気で山も緑も紅葉の赤も空の色に映えます。山の木々もところどころ黄色や赤に色づいています。

道の駅から川の方に下っていくと公園があります。モネの池ほどではないですが水の澄んだきれいな池に鯉が泳いでいます。実はモネの池に立ち寄ってからここに来ようと思ったのですが、岐阜市側からのアクセス道路が土砂崩れで通行止め。超大回りになるため断念しました。

三重県から3時間かけてここまできたのでお腹がすきました。
さて、明宝といえばまずは明宝ジェラート。本店が道の駅の向かいにあります。東海地方を中心にスーパーなどにも出店しています。東京スカイツリーにもありますよ。

20ほどあるテイストの中から、塩キャラメルと栗をチョイス。クリはやっぱり季節ですからね。粘り気の強い濃厚な手作りジェラートをいただきました。

そして、明宝といえば!これを買わないわけにはいきません。

東海地方に住んでいる人ならCMで必ず見たことがあるでしょう「明宝ハム」。豚肉100%、添加物を極力使用しないで造られるプレスハムです。なお、非常に紛らわしいですが「明方ハム」も存在します。こちらは「みょうがた」と読み、明宝ハムが全国流通しているのに対し、明方ハムはほぼ岐阜県内のみの流通です。

全国区の特産品の多い明宝地区。ケチャップも有名ですよ。

郡上地ビールに名産明宝ハム。至福(^^♪

地ビールとともに買ったのであとの楽しみにしましょう♪

さて、道の駅を出て車をさらに北上させていきます。徐々に標高が高くなり、山が道に迫ってきます。木々の色も先ほど道の駅明宝で見たのよりもさらに黄色や赤に色んで来ているのがわかります。

郡上八幡では標高200メートルだった標高は高山市清見地区では1100メートルまで上がります。これだけの標高差があるので紅葉の進度が異なり、北上していくほど紅葉の進みが早くなっているのです。

パスカル清見できのこ汁をいただく

沿道にあるもうひとつの道の駅「パスカル清見」にも立ち寄ります。こちらも広い駐車場がほぼ満車。空きを探すのに一苦労です。

さきほどの明宝に比べると山の色づき方が明らかに違うのがわかると思います。

道の駅の裏手には川のせせらぎ。芝生広場なども整備されていて、家族連れや夫婦でお弁当を食べている姿も見受けられました。風は麓に比べて冷たいですが寒いことはなく逆に快適です。

きのこ、沈んでて見えない。

ここでは山でとれたしいたけやなめこなどの入ったきのこ汁(400円)をいただきました。併設のレストランはいっぱいでしたが、外でもこういう地元ならではの料理が食べられるのはうれしいですね。

「日本の背骨」西ウレ峠に到着

車はさらに北上して「西ウレ峠」に到着しました。ここまで来ると下の方の葉がもう散ってしまっている木も目立ちます。ここの紅葉は10月中旬が最盛期だそうです。

「分水嶺」の石碑があります。今まで道に沿って流れていた川はすべて太平洋に流れていたのですが、ここを超えると流れは日本海に向かうようになります。降った雨粒がどっちに落ちるかで流れ出る海が大きく変わるポイントがここ。「日本の背骨」にあたる場所です。

西ウレ峠にも公園があって遊歩道が整備されています。色づいた木々が水鏡に映ってきれいです。

明宝には温泉もあります!

西ウレ峠からは今来た道を引き返します。
三重県からドライブして疲れた体を温泉で癒すことにします。

さきほど言い忘れましたが明宝地区には温泉もあるんです。
明宝温泉「湯星館」。写真は撮れませんが、露天風呂では紅葉の山を眺めながら温泉を楽しむこともできます。温度もそこまで高くないので長湯できるさっぱりとした快適な温泉でした。


麓から車で山を登るにつれ異なる姿を見せる秋の山を存分に楽しめるドライブになりました。冬になると雪で真っ白になって全く違う姿になります。東海・北陸地方に住まれている方はぜひ今しか見れない秋のせせらぎ街道の光景を見にお越しください。

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ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
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