170 京都・嵐電名所めぐり③(等持院・立命館大学衣笠キャンパス前)
2回で終える予定だった、京都嵐電名所めぐり。
はからずも第3回を書く運びとなりました。
京都に住むせがれの家を訪ね、少し時間ができたので等持院に寄ることにしたのです。
等持院は嵐電の、この駅が最寄りとなります。
「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」。日本で2番目に長い駅名。もとは等持院駅でしたが、2020年に改名して一時は日本一長い駅名となりました。ちなみに今一番長い駅名は、富山地方鉄道の「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場」。覚えきれないから駅名で遊ぶなと思いますが。
駅から5分も歩けば等持院に到着。臨済宗の寺院であり、1341年に室町幕府を開いた足利尊氏が天龍寺の夢窓国師を開山にお迎えして創建されたのが始まりと言われています。足利家の菩提寺であり、写真撮影は不可ですが、足利家の歴代将軍の像が、徳川家康像とともに霊光殿に祀られています。
寺院の中に入るとまず目に飛び込むのが関牧翁老師による祖師像。現代アートのような絵姿に見入ってしまいます。この絵の右手を進んでいくと方丈です。
方丈から石庭を眺めます。京都は今まさに紅葉シーズン。楓の赤と緑の美しいグラデーションが色なき世界の枯山水に彩りを与えてくれています。
方丈の廊下をぐるりと反対側に回ると夢窓国師作といわれる庭園があります。四季それぞれで楽しむことができるのですが、この季節の見どころはやはり紅葉の美しさ。
庭園は方丈から降りて歩くことができ、ゆっくりと紅葉の美しさを楽しむことができます。今日の京都はどこも観光客でいっぱいでしたが、ここ等持院はそこまでの混雑はなく、このような撮影もさほど人が映り込むことなく行うことができました。
右手の建物からは心字池を望むことができます。ここでは抹茶が振る舞われ、お茶を嗜みながら紅葉に彩られた池を鑑賞することができます。
北の奥に佇む清漣亭。義政が好んだ茶室とされていますが、現在の建物は江戸時代のものと言われています。背後の障子を開ければ衣笠山が望むことができたと想像できます。現代においては使用されておらず抹茶は方丈の方で振る舞われます。
せがれに会うためにでかけた京都でしたが、はからずも紅葉を楽しむことができ、心の落ち着くいい時間を過ごすことができました。
余談になりますが、実は今までのブログ写真はスマートフォンで撮ってました。今回ミラーレス一眼レフカメラを購入し、このブログがデビュー作となります。いかがでしたでしょうか。
え?そんなに変わらない?
紅葉の美しさと写真を撮る楽しさで時間を忘れてしまい、この後にあった用事の時間に危うく遅刻するところでした。
写真のことは何もわからない初心者で、カメラも使いこなせていません。これから精進したいとおもいます。
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