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157 和紙の灯りで古民家を照らす・美濃あかりアート展

昨年、美濃市の古い街並みを初めて訪ねました。


立派なうだつのある古民家が並ぶ街並みが残る江戸情緒あふれる街です。野口五郎さんの出身地でもあります。

そんな美濃市は美濃和紙の産地としても有名。
特に「美濃和紙あかりアート館」では地元の方やアーティストの方が美濃和紙で作った様々なランプシェードを展示。その美しさに魅了されました。

建物の中でさえ作品の美しさに見とれてしまうわけですが、ここ美濃市では毎年秋にうだつのあがる古い街並みをこのランプで照らす「あかりアート展」が催されます。

コロナの影響で中止を余儀なくされていましたが、今年は開催されると聞き車を飛ばして1年ぶりに美濃市までやってきました。

到着したのは夕方。すでに和紙のランプで町が彩られています。夕暮れに染まる古い街並みも見惚れてしまう美しさです。こういう町で暮らしたかったと思います。

このように、古民家の前にアクリルケースに入ったランプが展示されており、古い街並みを照らします。

美濃市には分散型ホテルの代表格「ニッポニアホテル」があり、その前にも宿泊客を誘うように和紙のランプが照らされています。

どうやったら和紙でこんな作品を作れるのか…? 和紙の可能性の広さを感じさせてくれます。

歩いていくうちに街は暗くなってきました。薄暮の町にあかりが映えだします。

ここから先は言葉はいらないでしょう。町を照らす和紙の名作をご覧いただきましょう。

地域の小中学生も授業で和紙のランプシェードづくりに参加。公園などで展示されています。これを子供たちが作ったの?!と驚くような作品も数多くありました。

夜になると少し寒さを感じるようになりましたが、和紙越しの灯りが温かさを感じさせてくれました。

「美濃和紙あかりアート展」は11月30日まで、午後5時から9時まで開催されています。長良川鉄道の梅山駅からも歩いて行ける距離です。幻想的な町並みを歩きに是非訪ねてみてください。



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ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
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