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生体販売の危険性と疑問点

皆さんこんにちは犬猫ガチ勢カノンです!

皆さん、ショッピングモールや、ペットショップで生体販売って見たことありますよね?
わんちゃん、ねこちゃんを始め、小動物なども販売されています。

たしかに可愛いですし、買いたい衝動に駆られたり、見るために足を運ぶって方もいますよね。今回はこの生体販売の危険性と疑問点を書いていきます

あんなに可愛いわんちゃん、ねこちゃんに危険性があるの?って思いますよね。でも、危険なことばかりで、既にヨーロッパ諸国やアメリカの一部の州などでペットショップの生体販売が禁止されている現実があるんです。

その前に

前提として、私はこの生体販売はとても嫌いです。
そのためこの記事では多少過剰な表現で生体販売の評価をしている場合があります。そちらだけご了承ください。

また、私は現役ペットショップスタッフですが、動物愛護の観点から僕の働く店では生体販売は行っていません。

日本から生体販売が無くなる事を切に願っていますのでよろしくお願い致します。また、YouTube、Twitterにて日本のペットへの意識を変える活動をしてます。よろしければ応援して下さい。

生体販売の問題点とは

さて、皆さん、ショッピングモールやペットショップで1度はガラス越しにわんちゃんねこちゃんを見たことがあると思いますが、想像してみてください。

生まれて2ヶ月前後の子犬、子猫が、ひとりぼっちで人間に見られながら販売されているんです。

人で置き換えてみれば簡単なことですが、何も出来ない赤ちゃんをショーケースに1人で過ごさせているんです。頭おかしいですよね。

子犬、子猫に限っていえば、この時期は社会化期と呼ばれる今後の性格などが形成される為に必要な発育時期に当たります。

この時期に、ひとりぼっちで、ショーケースに入れられていることは、今後、問題行動の発現に繋がりやすいと言えます。

問題行動とは、簡単に言うと、無駄吠えや、人嫌い、犬(猫)嫌い、噛みグセ、自己中的思考、協調性のない行動など、飼い主も、第三者も問題として捉える行動のことです。

本来は、母親や、兄弟と過ごすことで社会性を身につけて育つのですが、生体販売にそんなものはありません。
   子犬子猫は学ぶ環境がないため、飼い主に迎えられるとわけも分からず吠えたり、何でも噛んだり、他のわんちゃんねこちゃんと仲良くできない子になってしまいます。

また、ショーケース内で、おしっこやうんちなどをそこら中にしている子や、ベッドを噛んで遊んでいる子などをみことがあると思います。これは完全に社会化が不足していて、またストレスも溜まっている状態とも言えます。おしっこのしっぱなしなどは、管理が行き届いていないことを物語っています。うんちも放っておくと食糞をしたり、それが癖になったりします。(直すの大変)

こんな感じで生体販売のメリット自体、近くに買えるところがある、手続きが簡単、利益を得やすいくらしいしかないです。つまり、人間のエゴで生体販売は成り立っています。売られている子犬子猫にメリットなんてもの存在しません。むしろ可哀想ですし、迎えられてから飼い主が大変なだけです。

生体販売で感じる疑問点

少し話が変わって今度は疑問点です。僕もショッピングモールに行くと生体販売しているショップを見ることがありますが、疑問なことが多々あります。

まず疑問なのは出生地です。みなさん、何故出生地は明確に記載が無いんでしょうか?ほとんど全ての生体販売で子犬子猫の出生地は都道府県までの情報しかありません。異様です。どんな繁殖業者から仕入れているのか情報を開示しないのはおかしくはありませんか?  もので例えてしまえば、森永ミルクチョコレートと誰が作ったかも分からないミルクチョコレート。があって、皆さんは誰が作ったか分からないミルクチョコレートを食べてることになるんです。 不安じゃないですか?  

この話をして、皆さんはこう思うと思います。
別にこの子犬子猫の出生地なんて関係なくない?って。いや、待ってください。もしこの子の繁殖をしている繁殖業者が俗に言う悪徳業者なら。お金のためだけに産まされて、母犬は産めるだけ産まされて、汚いケージで一生を終えているのかもしれません。 そして、そうして生まれた子を迎えることはまたその繁殖業者に繁殖をさせる資金を与えてしまうわけです。

迎えるなとはいいません。その情報がないことがおかしいとおもうんです。 情報を開示することはその子のためにも、迎える皆さんのためにも意味があるはずなんです。

次に金額です。
皆さんはどうやって子犬子猫の金額が決まってるか知ってますか? 明確です。かわいいか可愛くないかです。

むちゃくちゃですね。生き物をなんだと思ってるんだ。1000歩譲って売ることがいいとして、販売金額を一律にすることをなぜしないのでしょうか。

安い安くないで生き物を買うこと自体になぜ疑問もないのでしょうか?安けりゃ簡単に飼えるんですか?高けりゃ偉いんですか? 金額にはただただ謎です。

まとめ

いかがでしたか?僕は生体販売を反対しています。なぜなら子犬子猫にメリットがないからです。むしろ業者にしか利点がありません。こんなもの続けて幸せになるのは誰ですか。業者です。

僕はペットの生体販売を無くしたいです。先日、フランスで2026年でペットショップでの生体販売を禁止にすることが決まりました。
   ペットが家族の一員と言われる中、ペットショップでショーケース越しに可愛い可愛いと指さして迎えた子が家族なんでしょうか。その販売形態は間違っています。今の日本では生体販売は一般的で疑問に持つ方は少ないです。しかし、よく考えてみればおかしいことばかりです。

是非、生体販売の危険性、疑問を皆さんも噛み砕いて考えてみてください。そして、生体販売を無くしましょう。

そのためには繁殖業者を疲弊させること。つまりは法律による厳正化他なりません。今売られている命は見捨てることができません。買いません。と言ってしまえばその子たちは幸せもなければ、私たちは命を犠牲にしているとしか言えません。

今後は生体販売をしている店舗を無くしていき、繁殖業者を無くしていき、ブリーダーや、里親を主軸とした体制を作っていく必要性があります。是非、皆さんも現実的にこの問題を考えてみてください!

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