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ジェネレーションギャップに轢かれて死んだ件

なんと2日連続の更新。
先日、ジェネレーションギャップに轢かれて死んだ時の話をしよう。


僕は1992年生の32歳だ。
職場での立ち位置として少し若手の中堅というポジションである。ある程度経験値を積んだ社員が異動してくる職場なので、32歳でも全然若手枠である。

職場の年齢構成で言えば
20代後半:2割 
30代:2割
40代:5割
50代以上:1割
といったところか。
おじさんのほうが多い職場だ。


普段の職場におけるコミュニケーションとしては、40〜50代社員が放つ昭和よりのギャグや芸能人の話題に対して

「ジェネギャっすねw」

「プロレスとか知らないっすw」

「なんすかその古い歌ww」

「老眼??w」

みたいな若手ムーブをかましていている側である。おじさんというのは意外にいじられ好きなので、こういうおイジりを喜んでくれる。

そんなこともあり自分はまだまだ若手側だと思っていたのだが、とうとう自分にもジェネギャの波がやって来るという事件が起きた。


今年度、弊社のグループ傘下の会社に18歳のギャル社員が入社してきた。どれくらいのギャルかというと、いわゆるJTCの傘下会社に銀髪ギャルメイクで初出社してくるくらいのギャルである。
その子はグループ会社の社員ではあるが、僕ら親会社と同じフロアにテーブルを構えており、親会社の業務を一部委託されているポジションである。

僕の案件とは絡みがないため普段その子と話すことはないのだが、たまたま現場見学会があり現地までの1時間同じ車で移動するということがあった。

話していくと、
①普段はアニメや映画を家で見ることが多い。ダダンダンというのをみている。

②田舎から出てきたので近くに友達がいない。基本的にはインドア派で家でずっとゲームをしている。(※と言いつつ、バーやクラブにも出入りしている)

③会社はマジでねみぃ。眠くて仕方がねぇ。

④グループ会社の社員は、その子以外は50代〜70代の社員ばかりのため、何いってんのかわかんねぇ。マジでキチい。

⑤上司がマジでケチいし、ダリい。

ということがわかってきた。7割は傘下会社の愚痴であった。


まぁ、そらそうよね。
そんな愚痴もあるよね、うんうん。


それはそれでいいとして、話をしていくうちに気になったことがあった。

①社内で大塚愛の曲がかかり...
 ⇛(ギャル)大塚愛?誰ですか?あー、さくらんぼの人ッスか。
 
②(ギャル)「しなこ」ってしってます?
 ⇛(ワシ)「えなこ」しかしらんぞ?

③(ギャル)「ミサモ」ってしってます?
 ⇛(ワシ)みさも?(minamoしかしらんぞ?)

④(ワシ)地球グミってあるじゃん?
 ⇛(ギャル)地球グミはもう古いっすw

全く会話が繋がらない。
アビスパ福岡のパスワークくらい繋がらない。


ここで僕は気づいた。


これが

ジェネギャ

だと。

ただ単に趣味趣向の違いではなく、圧倒的に世代間の乖離があるという事実に震えた

この日、博多では僕を震源として震度2の地震が起きたらしい。

自分はもう若い側ではないのだ。


大ショック。


怖すぎて

B'zって知ってる?

GLAYって知ってる?


なんてことは聞けなかった。


が、しかし。

そのジェネギャは少し心地良かった。


ジェネギャ。それはまるで颯爽と駆け抜けていく秋風のようであった。

ワシ(日本) 1992〜


とりあえずその子とは仲良くなったのだけが収穫である。
次は今の流行りを教えていただくことにしよう。


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