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認知症初期症状5つとケア方法について

イオン品川シーサイド店で12月まで毎日様々な有料セミナーが無料で開催されています

歩行、オーラルケア、NISA、介護メンタルなど

詳細はこちらでご覧くださいね(イオンMySCUEサイト)

認知症で困っておられる方、やはり多いということを実感しました

12月まで毎月一般社団法人日本ナースオーブのWellnessナースでセミナーをさせていただいております

前回は介護コミュニケーションのセミナーでした。今回は引き続きコミュニケーションですが、認知症の方に向けての内容をお話ししました。

認知症は今や5人に1人、とても多いですね。
しかし高齢による人の自然な変化・流れでもある認知症。だからこそ初期からどういう症状があり、どんな関わり方をすればいいのか。という内容をお話しいたしました。
病院受診も大事だし、運動も大事だし、脳トレも大事だし、でもそのどれもが関わり方に関わってきます。認知症介護にはいろんな問題がでてきます。
・物忘れが多くなってきたけど直接言ったら傷つくかな
・最近怒りっぽいな、私もイライラしてキツく言ってしまう
・離れて暮らしているから心配だけど仕事もあるしそこまで通えない
そのご家庭によって悩みはさまざま。まずは基本的な関わり方をお伝えして、その後そのご家庭に沿った相談会となりました。参加くださった方も、他のご家庭の内容を聞いて、お互い励ましあったり、うちはこうしてますよと伝えたり、他の方が話されている内容を「うんうん」とうなずて聞かれていたり、いい時間になったと感じます。

あれ?認知症?認知症初期症状5つと具体的ケア方法

当日は3回セミナーの時間をいただきました。30分セミナーでその後相談会という流れでした。16名の方にご参加いただきました。

私は認知症の方とは病院や訪問看護で関わった経験があります。高齢の方が多いので多かったですね。家族では、今叔父(母の兄)が認知症です。母が亡くなってから急に認知症が進んだな〜と感じます。

実際の看護で経験したこと、コミュニケーションを専門に学んでいること、これらの経験と知識で今とても多い認知症の方のセミナーをさせてもらました。

セミナー終了後アンケートにご協力いただきました。ありがとうございます。

年齢は50歳代の方が一番多く7名
40代、50代はやはりご両親の介護の悩みでした
それ以上の方は配偶者の介護の悩みやご自身の予防の観点でセミナーへ参加されたようでした。

性別は圧倒的に女性が多いですね。男性は奥様と一緒にご参加されるという方が多かったです。しかし他人事という感じではなくメインで介護をされていたり、ご自身の両親の心配だったりという方がほとんどでした。
イオンさんだから男性が一人で行くというより、ご家族で行く場所だからかもしれませんね。

<参加しようとしたきっかけ>

約7割の方がご家族の中に認知症の方がおられ介護をされているか、認知症の心配をされている方でした

<介護状況>

その他というのは無回答の方です

ほとんどの方は、認知症介護に何らかの形で関わっておられました。関心も高いですよね

<セミナーの内容について>
わかりやすかったですか?役に立ちそうですか?
12名の方が「とても役にあった」「とても役に立ちそう」とが回答いただきました。

<頂いた感想です>
・対処法のアドバイスが聞けて参考になりました
・とても参考になりました。ありがとうございました
・いろいろ聞けてよかったです
・明日認知症になるかもしれないでの、楽しく勉強できました
・いろいろ聞かせていただき役に立ちそうです
・身体的な対応を伺えてとても役に立ちました。母にもわかるスピードでお話しくださっ てお気遣いにも感謝です。
・家の近くでこういう場所があると良いと思いました
・ワンクッション置くことを再度習って参考になった
・とても勉強になりました。ありがとうございました

セミナー後のご相談

介護の悩みはご家庭によってそれぞれ違いますね。お一人お一人参加していただいた方の状況を教えていただき、どうしていけばいいのかお答えいたしました。いろいろ試してみて試行錯誤するのが一番だと思います。むしろそれしかないと思います。だからこそいろんなやり方を聞いて一番しっくりくる方法を探し出してもらいたいなと思います。
何か参考になるかと思い、一部抜粋でご相談内容と回答を書いてみます。

お金の管理が難しくなってきた。入れておく場所を決めておくが忘れて違うところに入れてしまう。その入れた場所も忘れてしまうので毎回毎回家中を探してやっと探しだす、ということを何回も繰り返している。ご本人はしっかりしているという認識なので、お金を預かるということもしにくい。

提案としては
①ご高齢の方にも見えやすい黄色などのメモ用紙の活用
②ご自身にお金・財布など書いてもらいどこにしまうのかご自身に決めてもらう
です。ご自身に決めてもらうのがいいのではないでしょうか。そうすれば次わからなくなった時も、「ここにしようって前決めたね」と言いいやすいと思います。ただここは自尊心を傷つけないようやんわり伝えるのがポイントだと思います。

物忘れが最近ひどくなってきたけど病院につれていったほうがいいでしょうか?もし行かないって言われたらどうしましょう?

このような問題もよく聞かれますね。病院受診は早めのほうがいいと思います。まず最初ご家族でできることは対応方法、お声かけの仕方などが大切だと思います。しかし高齢による気質的変化なのでどう対応するか、プラスアルファで病院受診や介護保険をつかってデイサービスを利用するなど方法が必要だと思います。
病院受診は早期に行ければそれにこしたことはないと思います。
ただいきなり知らない病院、知らない医師に会うのはストレスになる方もおられます。ご高齢の方は何かしらのご病気でかかりつけのクリニックや病院に通われている方が多いと思います。まずはそちらの定期受診時に医師に相談してみるとがいいのではとお伝えしました。

また本人の前で最近物忘れがひどくなってきた、と言うと気まずい時もあると思います。事前に医師や受付の方などに、事情を説明してから診察を受けられてもいいでしょう。医師も何十人と患者さんを診ているので忘れているかもしれません。受診当日も受付の方に以前電話でこのようにお伝えしました、と伝えておいたほうがいいでしょう。

離れて暮らしているので仕事もしながらだから、月数回しか親のところに行けません。同じものが何個も買ってあったり、食べ物も痛みかけがあったりします。間違って食べてしまうのも心配だし、でもやたらと捨てるのも本人を傷つけるかもしれないし、このような場合どうしたらいいでしょう。

お仕事をされながら、他にも介護をされたり子育てしながら通いで介護をされているだけでも大変な思いをされていると思います。傷んだものをもし食べてしまったら、、、思い悩むのも無理はありません。
しかし、介護に完璧ってありません。通いで行かれているだけでも相当大変でしょう。それに離れていても仕事をしていても、「どうしてるかな?」ってきっと心配されているでしょう。介護って介護をしている人がとても大変なんですよね、でも介護している人のケアがついおろそかになっているようにも思います。
傷んだものを食べてお腹痛くなったらどうするの?もしそんな風に責める人がいたら、それは介護をしたことがない人だと思います。
行かれた時にご本人と相談して破棄したり、片付けたりされているので今はそれで十分だとお伝えしました。

時間に限りがあるのでもっとお伝えしたいこともあるのですが、全ての方のお話を聞いてお答えできるかぎり話をさせていただきました。

オンラインでは『介護のお困りごと電話相談』を行なっております

クリックしていただくと詳細ページへ移ります

近くにこういう場所があってよかったです

このようなお声をいただけてとても嬉しいです。イオンさんならではですよね。全国にお店があって気軽に行ける。そして夫婦や家族で参加しやすいですね。今回もご夫婦やお子様連れで来られている方おられました。もちろんお一人での参加の方もおられました。
イオンMySCUEさんの活動内容がサイトで書かれているのでご覧くださいね。

今後の予定

11月17日(日)更年期のより良い過ごし方セミナーと相談会
(福井三賀子さん)
12月15日(日)自宅看取りの心の準備セミナーと相談会
(せのようこさん)

11月2,3,4はイオン熱田(名古屋)で介護お困りごと相談室として出させていただきます

また当法人では介護保険利用までの流れについて3ステップで説明した動画を作成いたしました。
『動画で解説 3ステップでできる介護保険利用までの流れ』
〜50個チェックリスト付き〜

ダイジェスト版

面白いグッズも盛りだくさんのMySCUE品川店(イオン品川店1階)

MySCUE実店舗は介護福祉系のグッズが実際手にとって見れます。
家族ダイヤリー、筋力を助けるサポーター、口腔ケア用品、VR、AIペット、象印さんの見守りポッド、美容系グッズ、栄養サポート商品などなど

お近くの方はぜひお越しくださいね。

個人的に面白かったグッズは認知症の方がどう見えているか体験できるVRです。
記事が長くなってしまったので、VRについては次に書こうかな

セミナーを通して、本当に困っている方・悩まれている方の生の声を聞かせていただきました。少しでも啓蒙活動できるようにしたいと思います。どこかでお会いできますように

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安心できる介護へのロードマップ/山川 さちえ
サポートはすべてがん介護のサポート活動にあてさせていただきます。 背中を押していただけると、嬉しいです