認知症看護についてのYouTube
ドクターハッシー/内科医 橋本将吉さんという方の認知症看護についてのYouTubeを拝見しました。タイトルがなんとも過激な感じだったのでどうしようかと思ったのですが、実際の内容はとても心強いメッセージでした。
https://www.youtube.com/watch?v=sVYjN7rd8xs
橋本将吉さんによると認知症の進行には5段階あるようで、夫は診断されて薬を飲み始めるまでは2段階目(動画では第4位)くらいだったんだと思います。薬を飲み始めてからは記憶障害以外はずいぶん良くなっているように思います。でも今のところ治らないといわれている病気ですから、少しずつでもだんだん次の段階に進んでいくのでしょう。
橋本先生もおっしゃっているように、知識は本当に大事だと思います。数十年前までは認知症の研究も進んでいなくて、認知症になった人は何もかもわからなくなってしまうように思われていたようです。でもいろいろ本を読んでみると認知症の患者さんにも最後まで感情は残っていて、冷たくされれば傷つくし、優しくされれば患者さんも優しい気持ちになるようです。それから、これは進行度合いにもよるのだと思うのですが、子供のように扱われると感じると夫は腹が立つようです。アルツハイマーだと診断された前後、私は心配が先に立って、道を歩いているときに歩きやすい方に腕をひっぱったり、家に変えると手洗いを勧めたり、その他にもいろいろ過干渉な状態になっていたようです。ひとつひとつは些細なことだし、言わないとやってくれなかったり、忘れてしまったりするので親切のつもりだったのですが夫にとっては我慢ならなかったようで、イライラしていたようです。このときのこともまたあらためて書きたいと思います。
橋本先生のYouTube、テンションが高いのでご家族の看病をされている方どなたにも向いているわけではないかもしれません。気持ちが落ち込みすぎているときにもちょっときついかもしれませんが、今の私には出会えて良かったなって思えるものでした。
タイトルにsora2020さんの画像をお借りしました。大きな空が「ああそうだ、深呼吸しなくっちゃ」って思い出させてくれました。ありがとうございます。