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36歳で子宮体がんになった話⑥入院に向けて
36歳で子宮体癌と診断された、普通の会社員ママの記録を書いています。
一つ前の話はこちら。
https://note.com/cana19fr/n/n4fcef149ef47
入院の準備
準備を始めたのはギリギリから
仕事がばたついていたり、週末は子どもたちとの予定を詰め込んでいたりして、入院準備を本格的に始めたのは昨日から。いや、もっと早くやれよって話なんだけど、なんだかんだで後回しになっちゃってた。でも、スリッパとかストロー付きのペットボトルキャップは先に買っておいたから、完全にゼロからのスタートではない…と自分に言い聞かせてる。
パジャマはレンタルも考えたけど、ちょうどよれてきて「そろそろ捨てようかな」と思っていたものがあったので、それを使うことにした。スリッパとパジャマは退院したら即捨てる予定。病院で使ったものだから、どうしてもウイルスや細菌が付いてくるだろうし、潔く処分するのが一番かなと。
ちなみに、荷物を少しでも減らせるところは減らしておきたいし、洗濯物が増えるのも避けたいということで、タオルだけはレンタルを利用した。
あと、noteで先輩たちのアドバイスを見て、延長コードを持っていくことにした。確かに病室でスマホを充電するには必須アイテムっぽい。こういう情報、本当にありがたい。
個室を選んだ理由
4人で1部屋を共有する大部屋と個室があったけど、今回は個室を選んだ。
大部屋の場合は別病棟になるらしく、シャワーも共有、同じフロアに異性の患者さんがいる…などなど、不便そうなこともあったし、保険にもある程度入っていたから、今回は個室でゆっくり過ごすことにした。
手術を目前に控えて
手術に対する気持ち
術前、手術については、帝王切開のときのダメージよりはたぶんマシだろうから、その点は少し安心していた。とはいえ、手術は手術だし、内臓を取る手術だから不安がないわけではなかった。特に、グレードやステージが確定していない以上、リンパ節郭清(※リンパ節を切除してがんの広がりを確認する手術)や抗がん剤治療の可能性もゼロではない。そう考えると、やっぱり気がかりな部分は多かった。
でも、もはや「取る」と決めたら早く取ってしまいたいという気持ちの方が強かった。進行してほしくないという思いが一番。3人目の子どもが…という気持ちも少しはあったけれど、こうなった以上、まずは治療を最優先に考えるしかないと思った。
術後の健康への不安と希望
卵巣を取ることでホルモンバランスが崩れることや、健康状況への影響も心配していた。先生は「この年代での全摘の場合、女性ホルモンの追加は必ず行うべき」とおっしゃっていたし、私もそうしたいと思っている。ただ、薬だけでは天然のホルモンにはかなわない気がするので、日常生活で何か取り入れられる方法を考えたいと思っている。
…などなどいろいろ思うことはあったけど、とにもかくにも、まずは無事に手術を終えたい。その気持ちが一番だった。実の父が腹腔鏡下手術の後、合併症を起こして亡くなっていることもあり、「万が一」があることは重々承知している。だからこそ、まずは無事に生還すること、そして早く健康を取り戻すことを目標にする!と心に決めていた。
術後の目標:健康と向き合う
肥満の解消についても、術後の大きな目標の一つだと考えている。長女の産前から20kgも太ってしまい、脂肪肝とも言われていたのに、「なんとかしなきゃな~」と思いながら対策を先延ばしにしてきた結果、子宮体がんという形で影響が出てしまったのだと思う。
脂肪はエストロゲンに似た作用があるらしい。
実は手術を終えた後、化学療法も行うことになってしまったのでひとまずその治療に専念することになったのだけど、抗がん剤治療が終わり次第、ダイエットにも本気で取り組むつもり。
なお、手術の直後は全然食欲がわかず、4キロくらい痩せた。が、術後1か月がたった今、普通に食欲も回復している。本格的なダイエットは治療後、とは言いつつも、食欲コントロールはさすがに今からやらないとな…と思っている。。
次回は手術や入院のことについてお話できたらと思います。
(次の話に続く)