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倒れても挑戦する。そして成長 0歳児育児
育児をしていると間近で子どもが成長する瞬間に出会うことがある。それは、本当に感動的な瞬間で、人間としての生命力を強く感じる瞬間だ。今まで人類はこうして一つ一つできることが増えていったんだな、と現実的に感じる瞬間。実体験で印象に残った場面があるので、いくつかのノートに分けて紹介していく。1つ目は、おすわりができるようになった場面だ。
おすわりができるようになるまで 生後6ヶ月ほど
安定してうつぶせができるようになった頃、体をあげようと体幹トレーニングのようなポーズを取るようになった。こうして体があがっていくんだなぁ、やっぱり育児書とか本に書いてあることはほんの一例なんだなぁ、なんて妻と話していた。すると突然あぐらをかくようにおすわりをするようになった。
おすわりと言っても名前ばかりで、左右に揺れてしまい安定しているとは到底言えない状態だった。案の定、重い頭は前には倒れず後ろに倒れていってしまった。安全のためマットを敷いているので、怪我にはならなかったが、大きな音がしてあおくんも大泣きだったので、夫婦ともどもひやっとした。
「まだおすわりができる時期じゃないもんね。無理せず、だね」
なんて夫婦で話していたが、頭をぶつけた直後にまたおすわりに挑戦していた。さっき痛い思いをしたばかりなのに。
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挑戦→失敗→修正→挑戦→失敗→、、、
「あれ?またやってる!」なんて夫婦で見守る。危なっかしすぎて思わず頭を支えてあげようかと思ってしまう。しかし、何かを頑張ろう、挑戦しようとしているので、支えてあげるのではなく、全力で見守り、危険だったら受け止めるという姿勢で対応した。
その結果、また後ろに倒れそうになったとき、なんと腕を広げて自分でバランスを取って前に戻ろうとしたのだ。これには夫婦で驚いた。まだ言葉も理解していない赤ちゃんが、痛い思いをしないように体の動かし方を変えて安定しておすわりをしようとしたのだ。
その後、3日ほどでバランスの取り方を覚え安定しておすわりをしてじっくりとおもちゃと向き合って遊ぶようになった。子どもの成長の早さに驚くだけでなく、「挑戦→失敗→修正→挑戦→失敗→、、、→成功!!」という成功までの流れを赤ちゃんが体現していることに感動を覚えた。
勇気を持って「見守る」という姿勢
我が子がふらふらしていたり危なっかしくしていたりしていると、手を差し伸べ助けたくなる。しかし、すべてやってあげる、という親の行動はプラスになることもあれば、マイナスになってしまうこともある。また、子どもがやろうとしていることを何でも「だめだよ」としすぎるのも良くないことが多いと感じる。
目を離してどうぞご自由に、は親の目がなくなるので寂しいような気がする。親が近くにいて声をかけて、適度に自由にさせる、きっと手をかけながら「見守る」という姿勢が育児には大事なんだな、と妻の対応を見ていて感心したエピソードだった。
次は初めて立って歩いたときのことを文章にしたいと思う。