
サラダ記念日の好きな歌
読んでみようと思った
次男19歳が帰省時に家において帰った本、俵万智の「サラダ記念日」を読んでみようと思った
一世風靡した時に読んだ記憶はあるが、よく覚えていない
あの一句だけは…でも、記念日は何日だったかな
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
あとがきがよかった
なんてことない二十四歳。なんてことない俵万智。なんてことない毎日のなかから、一首でもいい歌をつくっていきたい。それはすなわち、一所懸命生きていきたいをいうことだ。生きることがうたうことだから。うたうことが生きることだから。
なんてことない毎日
なんてことないことだから、その時きづいた気落ちを書き留めておかないと
日常の雑踏の中に流されていってしまう
星野源を聴きながらこの記事を書いていた
同じようなことを星野源も言ってたような
「くだらないの中に」はぴったりサラダ記念日に合う
好きな歌を付箋しておこう
本を読みながら好きな歌を付箋したけれど、次男の本だから取らないと…
でも、2024年春のわたしが気になった歌をすぐわかるようにしておきたい
今、ブラインドタッチの練習もしているから、それも兼ねて好きな歌を書き上げておこうと思う
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
まちちゃんと我を呼ぶとき青年のその一瞬のためらいが好き
潮風に君のにおいがふいに舞う 抱き寄せられて貝殻になる
今日風呂が休みだったというようなことを話していたい毎日
待つことの始まり示す色をして今日も直立不動のポスト
あなたにはあなたの土曜があるものね 見て見ぬふりの我の土曜日
二時間でシンデレラとなる吾を前に核戦争の話などする
廊下にて生徒と交わすあいさつがちょっと照れてる今日新学期
明日まで一緒にいたい心だけホームに置いて乗る終電車
なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き
さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園
金曜の六時に会うために始まっている月曜の朝
駅員の「お疲れサマ」という言葉微妙に届く心の疲れ
次男の本棚に返しておこう
2024年5月のわたしの記録。。。