■ぶらり小豆島探索#1

 おっす(Z戦士)。本日から、たまぁに小豆島内をぶらぶらした記事を書いていこうと思います。今回は、8連勤あけの二日酔いの翌日に行った、軽登山編をお送りします。

1.「大深山」アタック

 私はまず、小豆島西部の土庄町にある「大深山」を目指しました。

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 計画では、バリエーションルートを行くつもりでしたが、あっけなく失敗。あまりルートを調べなかったのと、虫やイノシシが怖かったため、一人で入山する一歩を踏み出すことができませんでした!(完)

 なんて情けない元探検部員でしょう。とはいえ、いつもは仲間がいたので、そりゃそうですよね(言い訳)。西表島の、アダンの藪が生い茂る、うっそうとしたジャングルに突っ込めたのも、仲間がいたわけで、、、(汗)

 第一に毛虫が嫌でした。そして蜂。クマンバチみたいなのが、見張りのようにずっと上空を飛んでいました。

 ということで、最初の謎のバリエーションはあきらめ、次に、地理院地図に載っている正規ルートでこの大深山を目指します。

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 が、やはりまたクマンバチみたいなのがいて、怖かったためやめました(完)おかしい、関東の山を登る時、こんなにビクビクしていなかったぞ、、。

 それもそのはず、まず関東の山は、植林+整備された道と案内板の設置が普通に対し、小豆島の場合は看板すらないし(探せばあるかも)、そもそも道が荒れており、なんなら地形図に書いてないしで、それなりの読図やルートファンディングといった技術を必要とします。それ、この一年西表島のために練習したでしょ!とも思いますが、まぁ、一人だと心細いし、怖いんすよ(笑)

 ちなみに、山中は猪や鹿の罠について書かれた注意書きがたくさんあります。

 こうなることは明白だったので、もうちょっと事前に調べておくべきでした。山行記録も一応あり、しかし、それも地形図にないルートだったので、この島の山はなめてかかれんなと改めて思いました。

2.謎の洞窟調査(嘘)

 仕方なく登山はあきらめ、代わりに、黒崎という場所でこの前見つけた、謎の洞窟を偵察することに。結果、ただのぽっかり穴ということがわかりましが、それにしてもどうしてこんな空洞ができたのでしょうか。ってか、肝心な、内部の写真を完全に撮り忘れました。

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 以上です(完)

3.失敗した懸垂下降 

 最後に、以前、海沿いで見つけた井戸がある場所へ向かいます。井戸があるということは、かつては集落だったのかも。その足跡を探るべく、再び現地へ赴くことにしました。

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 小豆島の海沿いには、ザラザラとした、大雨降ったら崩れ落ちそうな崖がたくさんそびえ立っています。滑らないのはいいんですが、丸みを帯びてないので擦ると結構痛そうです。

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 どうでもいいですが、枝豆みたいな植物を発見。画質がクソですが、気になったので撮りました。というか、私の撮影技術が悪いのか、iPhoneSE第二世代が悪いのか。まぁ、後者だろうな。本当どうでもいいですが。

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 序盤、軽快に岩場を乗り越えますが、途中、少し登れそうな場所を発見したため、気になって進んでみることに。

 すると、思った通り、この島の石・岩はかなり柔らかく、一歩足を踏み込むだけで、ボロボロと崩れてしまいました。調べてみると、噴火してできた岩(溶岩)で、侵食しやすく、土砂崩れを起こしやすいそう。岩の種類は花崗岩と言うらしいです。寒霞渓のような荒々しい絶景は、こういった側面で誕生したようです。他にも、小豆島はクライミングや大阪城の石垣が表すように、岩の知名度が高いのであります。

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 こうした、偶然、いや必然的に自然条件が重なって、この小豆島は誕生したのでしょう。

 話を戻しますが、急斜面が多く、途中、降りるのが危険だなと感じたので、念のため、OBからもらった10mロープ(短い)、で懸垂下降を試みました。しかし、西表島に向けた訓練合宿(11月)ぶりだったので、スリングで支点確保してからロープで支点確保するやり方をすっかり忘れていました。加えて、もたもたしていると、大きなムカデさんが目に入ったので、普通にロープを使って下りました。折角久々に練習できると思ったんですが(汗)

 やり方はもちろん、まず、ロープが短すぎる!新しい40mロープを買わなければ、と思いますが、意外に高いんですよねあれ。それ以前に、もう一回一から勉強しろって話ですね。

 誰か小豆島で登攀で使うロープワーク教えてくれる方おりませんか??いましたら、是非お願いしたいです!

 降りた後、もう帰ろうかなと思いましたが、せっかくなのでもう少し探索してみることに。すると、何やら大きな谷が見えたので、ちょっと進んでみみました。

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 それ程険しく、危険な場所ではありませんが、この、うっそうとした緑が、まるで西表島のジャングルを彷彿させました。いや、房総の森もこんな感じだったような。自分が見た限りでは、小豆島のほとんどが原生林のため、西表島のようなそのままの自然を楽しむことができます。

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 地形図を確認したところ、この谷を登った先に道路があったので、そのまま進んでみることにしました。大深山の時はあんなにも虫や藪にビビっていたのに、この時はなぜか大丈夫でした。これは、行きて帰らなけばならないという、生への執着がそうさせたのでしょう。西表島に味わった、何としてでも成功し、そして無事に帰る、というあの感覚に似ていました。今なら、さっきビビッて逃げた、「大深山バリエーションルート」も余裕だ!なんて行かないくせに思いながら、とにかく北へ、約150m(短!)の道のりを歩きました。

 まぁ、正直いうと終わりが見えていたから行けただけですがね。

 久々にやったルートファンディング。西表島に行ったメンバーにルートファンディングを得意とする奴(読図担当)がいて、彼のありがたみを改めて感じました。あと、あの無邪気に何でも突っ込むあいつ(記録担当)。そして、いれば100%安心のOB。彼らがいれば、より楽しい活動になったんだろうな、と今度の小豆島探検が楽しみになりました。

4.島の伝統

 道路に出ると、近くに神社がありました。奥に行くと階段もあり、そこを下れば小学校まで戻ることができます。すると、おもしろそうな看板を見つけました。

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 気になったのであたりを見渡すと、両国国技館でいう升席みたいな桟敷(さじき)が無数に広がっておりました。この場所を家族や友人、親戚と座って、毎年秋に開催される例大祭行事を見物するらしいです。

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 こだわりも強く、コンクリートは、道路の舗装以外利用していないそう。今年はコロナで祭典なんてできるのか知りませんが、私もここから、その祭典とやらを眺めてみたいなと思いました。絶対きもちいいだろうな。

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 やはり、小豆島は石を利用した技術が発達しているのだろうか。昔は、採石した岩を船で運べる利便性から栄えていたとも、先輩から伺いました。また、こんなに標高の高い山が連なるのも、元々は陸続きだったとも聞きました。

 私は野外(フィールド)で活動することが探検とばかり思っていましたが、身近にも意外な発見や知識が学べる場所があるんだなと思いました。なんならそういう地元の伝統や文化を学ぶ方が、変な嫌な虫にも出会わないし、ええやん。

 私はしょせん部外者なので、あんま立ち入っては行けなそうな場所(がそもそもわからないが)には近づかないのと、地域の方々に貢献できるような発見をし、発信できたらなと考えております。まぁ、本音は探検部員としての誇りを忘れたくないのと、シンプルに野外でマルチに活動ができるような人(ターザン)になりたいだけなのですがw

 って、結局井戸がある場所へは行けてないじゃない!!と突っ込みたくなりますが、また次回、行って見ようと思います。

▼参考文献

小豆島
https://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~hasegawa/geositePDF/1.pdf


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