見出し画像

pairs塾 成長

はじめに

 pairsを始めてかれこれ半年が経つ。始めて1ヶ月半で彼女ができ、お別れした後に複数人の人とお会いし、現場は察しの通りである。

 アプリの使用を終えることができていないことに不満を感じつつ、複数の女性と出会うことを通して確実に自分に磨きがかかっており、出会うことを通して学ぶことはたくさんある。

 今回はpairsを始めてから、自分にいい変化が現れたところをまとめていく。

外見磨き

 自分がいいねするお相手は、決まってそこそこ顔立ちの整っており、シンプルで綺麗な身なりの人である。

 人間は見た目がすべてではない。とはいえ、いいねをするか判断する要素としてその人の見た目を重要視している自分がいる。

 相手から私を判断する基準にも同じことが言える。お相手もまた、私の顔や服装、身につけているものや雰囲気等を、会う(合う)か否かの基準としている。

 残念ながら私はイケメンではない。だからこそ、自分ができるだけの身なりを整えることを心がけている。

 例えば髪型。自分で髪型をセットすることは難しい。その分、自分でセットしやすいようにしている。散髪は月一回程度行き、その都度短めにしてもらうことでドライヤーでのセット時間を短く簡単にすることができている。また、散髪に行くたびにヘアセットの方法を伝授してもらう。相変わらず完璧とはいえないが、それでも着実に上達している。

 また、肌荒れ防止のためのスキンケアや、伸びすぎた眉毛や鼻毛の伸びた部分を切ったりもしている。

 服装も小綺麗なものにしている。ただしいろいろ考えてもキリがないし自分のファッションセンスとやらを信用することはできない。そのため、ユニクロの無地のシンプルなTシャツを中心に誰がどうみても60点(合格点)である服装を心がけている。

鈍感になる

 性格上人見知りが激しく話すことも大の苦手の私がpairsで出会いを求めているのである。(こんな奴がなぜマッチングアプリをしているのかよくわからなが…)

 初めて出会った人とのときは、私もお相手も両方ガチガチで、気まずくなる時間が多々あった。頑張って話題を提供するも、ぎこちなさはぬぐえずに終了。そのうえ財布を出さずにランチ代をせがまれるのだから胸糞悪いことこの上ない。

 別の人との時は、年上だったこともあり、私だけが変に緊張していた。そのことに気付かれた以上連絡を取ることはない。

 出会いを求める上で精神的ダメージを受けることは多々ある。話が弾まずそっけない態度をされる、ただただランチ代をせがまれる、いい感じと思っていた人からの送信が途絶えるなどなど。

 こうして何度もつらい経験を重ねていくうちに、いつしかそのダメージ量を減らす力が身についていた。

「俺の良さがわからなかったんだなー」
「あの人もよくないところあったし」
「所詮ラインで途切れる程度の人だったんだなー」
「この人以外にも女性は他にもたくさんいる」
など。

 こうして、私はダメージに対して鈍感になった。むしろ、メンタルは強くなったのかもしれない。

コミュ力の向上


 アプリ上で会う約束をして、1回目はもう面接に近い。お互いが採用者であり、志願者である。

 髪型、肌、服装、持ち物等に気を付けることは言うまでもない。

 加えて、我々には最初の数時間を持たせるというミッションがある。

 そのため、様々な加減を知っておかないといけない。例えば、話すときと聞くときのバランス、相手のトークをより深彫りするための反応、興味深い話をするための話し方…たくさんのことを身に着けた。

 今まではこれらのこと等気にすることもなかった。しかし、社会人の1人として、また、彼氏候補の1人として成長した瞬間でもあった。

おわりに

 複数人お会いしたうちのほとんどの方とは一回キリだ。最初はこのことに傷ついたが、今はあまり深く考えていない。

 少し失礼だが、今の私は、縁がなかった女性とのメッセージの内容や特徴、なんなら顔立ちまでまったく覚えていない。

 しかし、過去にあったそんな方々は、私も知らないうちに私のことを磨いてくれたのであった。

 こうして自分のできることを積み重ねていきながら「出会う」ことができてることを祈っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?