Wow!ミルク風呂
ある日の新聞記事より。
高円寺にあるという昭和8年創業の老舗銭湯『小杉湯』。
平日でも600人ほどが利用するという伝統あるこの銭湯。
実は行ったことはないのだが、興味を引いたのがコチラの名物『ミルク風呂』。
古代エジプトや古代ローマの時代からあったというから、ミルク風呂の歴史はかなり長い。
また、ミルクに浸したパンを美顔パックとして使用したりもしていたそうなので、古代からミルクは最高のスキンケアだったようだ。
ミルク風呂(牛乳風呂)には一度だけ入ったことがある。
中学の修学旅行で訪れた東北の宿でのことだった。
ミルク風呂を初めて知ったのは、ドラえもんの大長編の中だった。
作中に、しずかちゃんが鍋で沸かした牛乳に浸かるシーンがある。
『ミルク風呂なんてあるの?!』と小学生だった私はただただビックリ!
それ以来、ミルク風呂に興味を持ち、いつか入ってみたいと思っていたら、修学旅行で願いが叶ったという訳だ。
ただ、修学旅行というものは時間に追われて慌ただしく、集団行動のせいもあり、せっかくのミルク風呂にゆっくり浸かった記憶はない。
次のクラスが順番待ちしていて『早くあがらなければ…』と、まるで『カラスの行水』だった。
入浴後、誰かが「タオルが牛乳の匂いになった!」と騒いでいたっけ。
とりあえず願いは叶ったので、それ以来すっかり忘れていたが、偶然出会ったこの記事を見て思い出したミルク風呂の記憶。
何年も前のあの修学旅行も、ちょうど今くらいの秋が深まる時期だった。