パパのワンオペ育児奮闘記#1〜息子との大冒険〜
はじめに
30代夫婦と2020年生まれのわんぱくボーイ(2歳)の家族構成。
第二子妊娠がわかり、健診で告げられた「切迫早産」の可能性。
出産直後あたりまでのパパの苦悩や喜びの記録を綴るシリーズ。
パパと息子の関係性
息子はやはりママに甘える。
眠いとき、しんどいとき、パパに怒られたとき。
それは普遍なものかもしれない。
一方で0歳から2歳近くまで、パパの仕事が忙しかった。
ひどい時には寝てる間に仕事に出て、寝た後に仕事から帰ってくる
そんな時期を過ごしていたことからか、根っからのママっ子である息子。
元々のママのアドバンテージ?に加え、そういう状況だったため、
出かけたとしてもママがいないことを思い出して泣き出すという事態が多かった。
動けないママ、動きたいパパ
春先の健診で切迫早産気味であること、動かずに安静にしておくことを告げられ
日々の保育園の送り迎えの心配もあったが、真っ先に思い浮かんだのは
ゴールデンウィーク、どうしよ。
という問題だった。
キャンプや遠出の旅行の可能性が消滅した我がファミリーはついに路頭に迷う
せっかくコロナが5類になるという数年ぶりの切り替わりの時期に関わらずだ。
でもママを置いていくわけにはいかない・・・・
いや、むしろママを置いていこう。
発想の転換なのか、諦めがついた部分が大きかったからか、そう思いいたるまでさほど時間を要さなかった。
こうして息子との大冒険計画が密かに幕を開けた。
昼寝のため、とにかく外に連れ出す。
パパができることは、息子が楽しいと思ってくれる分野で楽しませること。
いつもの公園だけでなく、ちょっと遠出するような場所も含めて思い切って行ってみることにした。
よく車を使うが、息子は電車が好きなので、近場でもあえて電車に乗って出かける(しかも子どもは無料!)こともしてみた。
次に息子と二人で行った中で、印象に残った出来事(場所)を4つ記したい。
カーディーラー(法定点検)
ちょうど車を購入して1年経つ。
そのため、12ヶ月の案内が来ていた。
これはちょうどいいやと思い、「車の整備工場行こうよ」と誘ってみた。
これが大当たりし、ディーラーには何回か来たことはあるものの、点検の様子をみるのは初めてで
それに大興奮していた。ついでに展示車にも一通り乗って遊ぶことができた。
ジュースもあり、子どもの遊びコーナーもあり、実はかなり充実した時間を過ごすことができた。
室内の遊び広場
雨が降った日、酷暑の日、外で思いっきり遊べる環境がなくなり、動画漬けになってしまう。
それを解消したのが自治体の施策の流行りで、室内の遊び広場がある。
明石が先駆け的なフリをしているが、神戸でもハーバーランド(※和田岬に移転)の「こべっこランド」はもはや30年以上前からある。加えて、最近ではミニ・こべっこランドもできている。
他にも、ボーネルンドも金は高いがダイナミックで面白い遊び場を提供している。
時間は限られるが、結構遊んで体力が削られるので、ぜひお勧めしたい。
須磨浦公園(山上遊園)
急に固有名詞が出てきたなという感じだが、改めてすごい良かったという場所。
山陽電鉄が最寄り駅だが、あまり乗らないザ・ローカル感のある山電もテンション爆あがりポイントだったようだ。
電車から降りてすぐに山上へのロープウェイが走る。車がなくても十分だ。
GWだったからか、朝イチでももはや整理券の配布になっており、混んでいた。
カーレーターという世にも珍しい乗り物や、スキー場にあるリフトにも乗った。
とにかく乗り物大好きな息子にとっては、何か夢のような世界に映ったのだろう。
お昼も、これまた360度ゆっくり回転する世にも奇妙なレストランで食べた。
京都鉄道博物館(鉄博)
京都方面に用事があったので、えいや、行ってしまえ!!と遠出を決断した5月。
電車なんてものはちびっ子たちの心を鷲掴みにして離さない。
案の定、名前を出しただけでもテンション爆あがりだった。
こちらは車で片道1時間半くらいの遠出をしたわけだが、長い移動距離にも関わらず、目をキラキラと輝かせたままだった。
初めて降り立った博物館は、それはもう、夢の中の夢の世界で、新幹線から大阪環状線まで、プラレールや動画でもみた事がない昔の電車たちがいた。
車内は保存のためあまり入れないが、一部入れる車両や、操縦・操作できるようなところは子どもたちが集まり、息子もその中に負けじと入っていっていた。
残念ながら丸1日というわけにいかなかったので全てを体験できなかったが、お昼ご飯はママがお弁当を持たせてくれたので、広場にあるスペースで食べ、それも彼にとっていい思い出になったようだ。
さいごに
第1話としては、「パパと息子の二人で出かけてみる」ことの記録だった。
もちろん、大変なことも多々あったのは間違いないが、上手く行ったことも多く、パパの自信にも繋がった面もある。
それでも、例えば最後の京都鉄博では、夜ご飯からお風呂も外で済ませ、ほぼ丸一日息子と二人っきりだったが、ママがいなくても、なんとかなった事がいい経験になった。
「ワンオペ」というほどの大層なものではないかもしれないが、大きな前進だった。
次回はいよいよ第二子出産の前後を綴っていきたい。
それでは、また。