SICF21無事に終わりました!
9/19-22の4連休に南青山スパイラルで開催したアートフェスティバル「SICF21」無事に終わりました。
camouCollageはA日程の19.20日の二日間出展をしたのですが、おかげさまでたくさんの方から高評価をいただくことができました!
今回、一番力を入れたのは、なんといっても「肖像コラージュ」。
コロナの自粛の際に生まれたこのシリーズは、当時先の見えなかった生活の中で、私に一筋の光を照らし続け、導いてくれたものでした。
自粛生活においての、今までにない位に密接した家族時間。
逆に会うことができなかった友人や親戚。
その両極端を経験して、人との繋がりの大切さを改めて感じました。
最初に作ったこの自分の家族コラージュ。
当時は、毎日ひたすら子供たちと散歩をしていました。
近所の歩き慣れた道を当てもなく歩き続け、ふと東京の街並みにも緑がたくましく育っているのを、まじまじと見るようになったのです。
コンクリートからひょこっと伸びて、小さいけれど美しい花をつけている雑草を見ると、なんとも言えない気持ちになりました。
それをそっと積んで、毎日雑草の花束を作っては家に飾っていました。
だからでしょうか。
この家族コラージュを制作したときに、無意識の内にこの草木を選んでいました。
バラでもなく、百合でもなく。地味だけど奇跡のような、生命力溢れるこの雑草植物に、ものすごく惹かれたのです。
まさしく当時の我が家らしいと思いました。
それが5月始めのこと。
そこからとにかく肖像コラージュメインで制作を始めました。
その集大成の展示会でした。
とにかく、たくさんの方に見ていただきたくて。
そして、一つ一つのストーリーを聞いていただきたくて。
一日目は緊張して立ち尽くすことが多かったのですが 汗
二日目はだんだんと慣れてきて、とにかく制作の思いを聞いてもらおうと、うざいくらいにたくさんの人にお声がけをして、思いを聞いていただきました(半分無理やり??) 笑
皆様とても熱心に聞いてくださいました。SICFにいらっしゃる方は、さすがアートへの関心がものすごく高い!
おかげさまで、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
おやすみの中、わざわざお越しくださった方々、そしてカモコラージュのブースにお立ち寄りくださった方々、この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました!!!
今回作品の他に力を入れたのは内装です。
SICFとは毛色が違うのを百も承知で、洗練した内装を心がけました。
こちらの天板は額をお願いしているフランジプライウッドさんに特注で作っていただきました。
床はレッドカーペットを意識した、真っ赤なカーペットを大胆に入れました。
上に付けたロゴは、ステンレスを塗装して立体感を出したものです。影が壁に映って良い雰囲気に。
私はアート思考というよりも、デザイン思考の方が強いクリエイターだと思います。
元々デザイン業務をずっと携わってきたので、当たり前といえば当たり前ですが。
そこを個性として、カモコラージュのブランドとしての展開を、これからも続けていきたいと思っています。
アーティストは、いえ、人は千差万別。
皆が皆、違っていて当たり前。
自分のやりたい事が分かったら、周りを気にせずに突き進むのみ。
そういう時代です。